4.ごめんなさい、これの良さが理解できません。「よくわかんないけど楽しい」という意図の映画なんでしょうか。「宮崎駿」「スタジオ・ジブリ」がブランド化して久しい感がありますが、なんでも手放しにメディアが持ち上げる様子は、宮崎作品なんだから面白いと言わなければいけないのがお約束という風に見えてきます。コレに至っては、果たして宮崎監督のやりたい事であるのか、もしかすると「鈴木敏夫監督作品」ではないのかとすら思えます。宮崎監督にとってジブリってなんなんでしょう。創作に没頭できるホームグランドであり続けているのか、いまや足かせ以外の何物でもないのか、もしジブリを飛び出したらどんな作品を作るのか等、色んな事を考えてしまいます。私は「未来少年コナン」以来の宮崎ファンでしたが、今は寂しく悲しい思いをしています。今後のジブリ作品が鈴木敏夫監督作品の如き映画でしかないなら、申し訳ありませんが用はありません。 【由多】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-03-25 01:21:33) (良:3票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 宮崎&ジブリの凋落ぶりを改めて感じた映画。 それなりに礼儀正しくできる子供が両親の名前を呼び捨てにすること、「人面魚は津波を呼ぶ」と正しいことを言ったおばあさんに対するフォローがないこと、水没して避難しているはずの赤子づれの夫婦があまりにのんびりしていること、などなど、ちょっと思い出すだけでもあまりに行動が不自然な登場人物が多すぎる。 細かい違和感がそこここに残り、冗長に感じるシーンがあるのに説明不足な感が否めない。 そもそも、宮崎監督は子供が嫌いなんじゃないかと思わせるようなようなシーンさえあるのも相まって、「子供をだしに映画一本でっち上げた」感すらある。 こんな映画がいつまでも興行収入上位にいてはいけないと思う。 【修某】さん [映画館(邦画)] 3点(2008-09-22 23:19:33) (良:3票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 美しい絵も、話の尊さも、音楽のすばらしさも一応わかる。それでも全編に漂う偽善の匂いにむせ返りそうだった。監督がごっちゃにしているものが2組ある。まずは、大人と子供。魔法を見ても子供の心を忘れていないといわんばかりに、全く動じない大人たち。子供が望めば、ものわかりがよく全て受け入れ、いつもにこにこ笑っている。ちょっと意地の悪い老婦人以外は全員神の国の住人みたいだ。それは、大人と子供の世界をきっちり分けて描いたトトロ、またはハイジと決定的に違う。このお話は、過剰なまでに子供の世界に大人が入り込んできているため、登場する大人たちはみな幼稚に見えるのだ。さらに、宗助が母親以上にしっかりしている点も、大人と子供の境界線があやふやに。友達のような親子関係は問題が大きいから、あまり今の親や子供たちに推奨してほしくない。 2つ目は、現実と幻想の区別。そもそも、オーソドックスの人魚姫の方がよほど心に食い込む力を持っていると思う。なぜなら世界中の誰もが、この童話のテーマは無償の愛だと一言で説明できるからだ。でも、このぽにょは? 会いたくてたまらないから津波を起こしてでも宗助に会いに来た、という我儘ながらも愛くるしい一途な気持ちをテーマにするなら、津波はラストにもって来るべきだ。宗助の家に上がりこんで、現実とファンタジーをごっちゃにした辺りから、恐ろしく退屈になった。会えるか会えないかで、さんざん気を持たせてくれた方がきっと集中できたし、話の流れが分かるから退屈せず、ラストの感動も大きいというものだ。最近の宮崎さんは、話を必要以上に複雑化しすぎる。子供を対象にして作ったというなら、手塚作品のユニコのようになぜ極力シンプルにしないのだろう。この作り方は、やはり大人の視聴もほしかったのだと思う。 【tony】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-07-20 10:05:16) (良:2票) |
1.個人的に平均点数高すぎだと思います。このアニメが宮崎ブランドでなければ相当な酷評になると思います。ストーリー、海の中の絵、声優陣(これは毎回ですが)のどれもレベルが低いと思います。次作に期待したいですね。 【 バース】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-02-08 12:39:15) (良:1票) |