4.《ネタバレ》 空の青。森の緑。野いちごの赤。いろんな花のいろんな色。この映画に必要な色がキチンと余す事なく撮られていて、そしてそれは今の日本映画にあってはとても贅沢で見事。更にいちばん褒めたいのは衣装担当の人。ここまで映画の色をきちんと把握して、それに合った色をハメ込んでるって、なかなかないです。ゴージャスな衣装ならともかく、日常の生活の中にある服に、こんなにも注目できる映画は大変珍しく。あえて緑と土の色を着せて背景に溶け込ませ、上着のオレンジだけが鮮烈な彩りを放つとか、魔女をブルーや淡いパープルで彩るとか。さて、映画は予想されるままの映画で、そこから針がプラスにもマイナスにも振れないままに最初から最後まで流れてゆくので、そういう意味では少々物足りない感じもするのですが、リアリティぎりぎりなこの世界で語られるメッセージは、嫌味なく素直に受け止められるものでした。ベタベタと甘いだけで語るテもあったのでしょうけれど、あえて苦さを残した物語にした事で、主人公が踏み出した人生を真面目に見つめる映画になっているのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-13 22:05:30) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 慈愛に満ちて且つ凛とした祖母に癒されました。生き生きとしたスローライフをを見るにつけ、学校へ行けない等、子どもが皆と同じでなくとも恥じる必要はなく、荒んで腐ってしまうのを恥じるのだと思いました。ほろ苦い別れを経た永遠の別れ、無限の後悔にさいなまれた心を救うメッセージに祖母の有り難味を痛感しました。 |
2.《ネタバレ》 俗世を完全に超越したスーパーおばぁちゃんが孫を諭す。。なんて映画ではなく、孫に感情をコントロールしてといいつつも、大好きな孫が遠くに行くことを自分で決めたとき、言って欲しくない言葉を言われたとき、動揺するわな~タバコだって吸いたい時もあります。そんな人間らしい部分も随所に入れた監督の構成の上手さは、最高ですよホント。甘いだけでなく、酸っぱい部分も世の中にはあるよ。。つまりはワイルドストロベリージャムって事でいいんですかおばぁちゃん 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-12 11:41:47) (良:1票) |
《改行表示》 1.まるでトトロがでてきそうな森で、気持ち悪いくらい優しいおばあちゃんとジャムを作ったり、畑仕事したり、手洗い洗濯したり。贅沢この上ない田舎生活は見てるだけでも楽しい。 文部省選定なのでテーマは道徳の授業みたいだけど、たまにはこういう映画もいいか。 【テツコ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-27 13:27:34) (良:1票) |