6. これだけ高評価にも関わらず未だDVD化されない、これこそ「掘り出し物」の映画である。完成度はかなり高い。 この作品、女性はやはり現実主義、男性は真のロマンティストであることを証明しているようだ。 仮にテレビに出てくる「汚れ」のリアクション芸人が現実はロマンティストだったとして女性は見方を変えたりするだろうか。所詮女性という生き物は一番可愛いのは自分であり、次に恋愛対象の男性は間違いなく外見、もしくは経済状況で判断する。美しい詩を書くなんてのは、それが原因で有名にでもならない限り、ただの紙くずである。 都合の悪い男がいれば、自分の人生が上手くいかないのは全て男尊女卑が原因だと社会のせいにする。それでも歳を取れば条件も緩やかになり、最後は『男は健康ならそれでいい』というのだから始末に置けない。 手紙の主がシラノだと知って、ロクサーヌに同情できる女性は何人いるだろうか? 「シラノ・ド・ベルジュラック」は、まさに男性のために書かれた恋愛小説であり、無償の愛を与える喜びを描いた理想の物語である。 「シラノ」は「スーパーマン」「スパイダーマン」と形を変えて普遍的なテーマは変えずにこれから先も同じパターンで作られていくだろう。 主演のジェラール・ド・パルデューは安心して見ていられる。 彼が主演の「レ・ミゼラブル(8時間バージョン)」と共に是非本作もDVD化してもらいたいものだ。 【クロエ】さん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-03-01 03:00:45) (良:1票) |
5.もし僕がフランス語を理解できていたら、もっと点は高くなったのだろうけど、理解できないので、この映画の本当のよさ(詩の部分など)は半分もわからなかった。それでも、シラノのかっこよさ(顔ではなくて)には感動した。 【HK】さん 8点(2004-11-01 03:58:37) |
4.ジェラール・”デカ鼻”・ド・パルデューがシラノを好演しています。こういう敵の多い男というのは彼にぴったりです。ラストのロクサーヌ(アンヌ・ブロシェ)とのシーンはジーンときますね。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-02 01:36:55) |
3.「街の灯」の最後の場面と重なりました。チャップリンは一人二役だけど。 【ひらなお】さん 8点(2002-10-20 01:27:29) |
2.この遠まわしの恋愛、好きです 【浦安鉄筋家族】さん 8点(2001-09-03 03:27:50) |
1.素材が良いので・・・。 【林檎☆】さん 8点(2001-08-30 03:43:16) |