4.《ネタバレ》 うーん、これはどうなんだ。まず異常犯罪分析医のジャック・グラムがステキすぎて鼻につく。そんな彼が88分の命を宣告されるもんだから、そこで一気に血圧が上がりました。が、しかし。その後のドタバタがこれでどうして犯人に行き着くの、という迷走ぶり。一枚上手の犯人のシナリオのお陰で、最後の地点にたどり着き、ああいう風な大団円を迎えるワケですが、カタルシスなし。ケッ。これなら、88分のすったもんだの末、命乞いをし、偽証の件もクチを割ってしまい、社会的生命を終えるってのでどうだ。黒幕は、部下であるシェリー・バーンズ。内部告発。二枚目は酷い目に遭ってしまえ、と思っているオレは今、あんまり良くないかも知れない。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-09-22 00:05:09) |
《改行表示》 3.以前にロバート・デ・ニーロ主演の「15ミニッツ」という微妙なサスペンス映画がありましたが、本作もそれに負けず劣らずの微妙な仕上がりでした。とにかく脚本がボロボロ。気の利いたトリックを準備するのではなく、膨大な情報量で観客を翻弄して推理する暇を与えないという最低の方法をとっています。劇中には多くの容疑者が登場するものの、ラストに明かされる犯人は多くの観客が最初に疑った人物というのはあんまりです。真犯人の目的はあまりにバカバカしすぎるし、高名な犯罪心理学者という主人公の設定はまるで活かされていません。専門性を活かした高い交渉力や推理力を披露することは一切なく、抜け道だらけの犯罪計画にどっぷりハマってあたふたするだけ(素人考えの捜査などやめて、早く警察に駆け込めよと思ったのは私だけではないはず)。一般の中年より頭悪いです。。。 さらに問題なのは、アル・パチーノが役にまったくハマっていないこと。高級マンションに住んでスポーツカーを乗り回す独身貴族という役回りはリチャード・ギア辺りが演じるべきであり、アル・パチーノではシリアスすぎました。遊び人に見えて、実は心に深い傷を負っているというキャラ付けにしても、どう見ても過去に何かあったようにしか見えないアル・パチーノが演じたのではサプライズになっていません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-05-29 01:04:41) (良:1票) |
2.前髪の植毛を疑いたくなるアルパチーノが、走る走る。何だか「俺はまだやれるんだっ!」と、ハリウッド中の監督やエージェントにアピールしているかのような作品。内容がしょぼくて二番煎じな上に、オチが突っ込みどころ満載だから余計にそう感じさせる。それと無駄に声を張り上げすぎ。何回か気でも狂ったかとびっくりした。ここまでを読み返してみると、アルパチーノが嫌いかのようだが、「スカーフェイス」「ゴッドファーザー」「セントオブウーマン」「カリートの道」なんかは僕にとって宝物のような映画。大好きだからこそ、しょぼい作品には出演してほしくないし、もっとドーンとしてるべきだよ。そんな役がよく似合うんだからさ。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-01-06 06:44:20) |
1.88分間という時間設定が物語の中でリアルタイムで進んでいくが、そのためすごくテンポが早く登場人物も複雑なためついていくだけで結構大変。そのせいか今ひとつ緊張が感じられないまま終わってしまった。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-15 23:37:20) |