幻影師アイゼンハイムの投票された口コミです。

幻影師アイゼンハイム

[ゲンエイシアイゼンハイム]
The Illusionist
2006年チェコ上映時間:109分
平均点:6.33 / 10(Review 40人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-05-24)
ドラマサスペンスラブストーリーファンタジーミステリーロマンス小説の映画化
新規登録(2008-02-22)【かわまり】さん
タイトル情報更新(2017-05-04)【イニシャルK】さん
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監督ニール・バーガー
キャストエドワード・ノートン(男優)アイゼンハイム
ポール・ジアマッティ(男優)警部 ウール
ジェシカ・ビール(女優)公爵令嬢 ソフィー・テッシェン
ルーファス・シーウェル(男優)オーストリア皇太子 レオポルド
エディ・マーサン(男優)興行師 ヨセフ・フィッシャー
トム・フィッシャー(男優)ウィリグート
アーロン・テイラー=ジョンソン(男優)アイゼンハイム(少年時代)
エレノア・トムリンソン(女優)若きソフィ
阪口周平アイゼンハイム(日本語吹き替え版)
根本泰彦皇太子 レオポルド(日本語吹き替え版)
多田野曜平興行師 ヨセフ・フィッシャー(日本語吹き替え版)
脚本ニール・バーガー
音楽フィリップ・グラス
撮影ディック・ポープ
製作ブライアン・コッペルマン
デヴィッド・レヴィーン
マイケル・ロンドン
デヴィッド・ミンコフスキー(共同製作)
マシュー・スティルマン
衣装ナイラ・ディクソン
字幕翻訳松浦美奈
日本語翻訳瀬尾友子(吹替翻訳)
あらすじ
19世紀末のオーストリア。手品に魅せられた公爵家出入りの指物師の息子は憧れの少女、公爵令嬢ソフィーに自作の手品を披露し、手作りのロケット・ペンダントを贈る。しかし周囲は二人を引き離し、落胆した少年は手品の修行に旅立つ。15年後、成人した少年はウィーンで奇術師アイゼンハイムとしてデビューし、舞台の上でソフィーと劇的に再会するが、オーストリア皇太子の熱愛を受けるソフィーの胸には昔贈ったペンダントがあった。皇太子は奇術の仕掛を見破れないことと、アイゼンハイムに好意を見せるソフィーに苛立つ。
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【口コミ・感想】

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1
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10.繊細な指先がいかにも中世のマジシャンのよう、エドワードノートンさんがはまり役に思えました。謎解きは「プレステージ」よりはよかったかなと思ってます、何より雰囲気が好きですね。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-20 17:12:46)(良:1票)
9.《ネタバレ》 身分違いの初恋が成就する、というおとぎ話のようなストーリーが、世紀末ウィーンという大人の時代(たとえば『アイズワイドシャット』の原作シュニッツラーの世界)を背景に、セピアがかったトーンで描かれるのが、味わい。公爵令嬢だった娘は逢引きを発見され、兵に引き離されて、「私を消して」と手品師志願の少年に訴えた。それをかなえてやった大人の時代。もっと世紀末のすえた匂いを嗅ぎたかった気もするが、あくまでおとぎ話が本作の基本。警部がもうけ役で、宮仕えにウンザリしながら忠実に王室の番人をやっていたのが、最後に駅頭で快活な高笑いをする。やられた、という悔しさではなく、見事なマジックを見て、ブラボーと叫んでいるような高笑い。上流階級が舞台の本作で、おそらく低い身分出身者は警部とアイゼンハイムだけだったわけで(マジックを降霊術と信じたがる大衆の存在も社会背景としては重要だが)、そういう階級的共感も下地にあった高笑いかもしれない。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-23 09:05:34)(良:1票)
8.《ネタバレ》 『真実の行方』から『ファイトクラブ』までの間には「デ・ニーロに匹敵する天才アクター」と絶賛されたものの、21世紀に入ると共に手抜きの仕事が目立つようになり、今では演技派と呼ばれることも少なくなってしまった俳優・エドワード・ノートン。しかし、本作においては久しぶりにその実力を発揮しており、「この人はうまい人なのだ」ということを再認識させられました。空白の15年間、アイゼンハイムはどこで何をしていたのかは明確に説明されないのですが、ノートンのミステリアスな雰囲気や立ち居振る舞いによって、その空白は見事に埋まっています。実に説得力のある演技なのです。映画の内容は良くも悪くもノートンの演技に頼りっきりなのですが、余計な要素を加えなかったおかげでなかなか楽しめる仕上がりとなっています。。。
ただし、ラストですべてがぶち壊しになりました。確かにサプライズとしては機能しているのですが、論理的な整合性は完全に無視された、一発芸とも言えるオチには愕然としました。彼らは駆け落ちするために一連の騒動を巻き起こし、その騒ぎの中で無実の皇太子を自殺にまで追い込んだというわけです。刑事も刑事で、この騒動のために出世街道を手放したにも関わらずヘラヘラと笑ってる場合ですか。もし私がこの刑事の立場なら、怒り狂ってるところですよ。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 4点(2013-03-27 22:53:53)(良:1票)
7.《ネタバレ》 リミットレスがまあま面白かったので、同じ監督のこの作品を観てみようと思いました。結果的には、自分の想像の先をゆく出来ではなかったです。二人で駆け落ちしてハッピーエンドというのは嫌でも分かってしまうので、そこに到達するまでどんな仕掛けを見せてくれるのか、その一点だけに注目をしました。が、先も述べた通り、さほど心躍るような仕掛けや演出はなく、予定調和の中、物語はラストを迎えてしまいました。あと恋に落ちて、もう愛おしくて愛おしくてたまらない!という気持ちがあまり感じられなかったのも残念でした。それとこれが一番大きな問題点なんですが、皇太子は確かに嫌な奴かもしれませんが、無実の罪を背負わせて、自殺にまで追いやるっていうのはあまりスッキリしなくて、後味の悪さが残りました。ただ全編を通しての映像美はなかなかのもので、警部補役の、ポール・ジアマッテーの演技が素晴らしかったです!彼がこの映画の真の主人公だと確信しました。
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-05 20:21:49)(良:1票)
6.《ネタバレ》 なかなか面白かったですねぇ。似た様な作品に「プレステージ」がありますけど、あちらよりもストーリーがわかりやすくて楽しめます。奇術を披露するシーンはどれもCGで、その点に賛否両論あるみたいですが、あくまでもファンタジー映画ですからね。この主人公が15年間行方知れずで、その間にどういう経緯があったのかは謎になっているので、彼の存在として奇術師かそれとも超能力者なのか、そのどちらとも言えないような感覚がなかなか良いんですよ。オチに関しては、正直に言うとソフィが刺され、馬に横たわって出てくるシーンで、「あ、これは殺されたことを演じて脱出する計画なんだな」って察しがついたんですけど、その後に「犯人が捕まった。だがアイゼンハイムは納得しなかった」みたいに、警部のナレーションが入ってくるわけですよ。だから、そういうどんでん返しではなかったのかぁと思いながら最後まで観るとやっぱりそのどんでん返しなわけです。警部のナレーションは、逮捕直後の語り口だったということなんですね。個人的には落ちそのものよりも、アイゼンハイムを捕まえようとした手がするっと体を通り抜ける、あの鮮やかさが良かったですね。さすがにそれは予想出来なかった。ソフィが死んだように見せかけられたところは少しできすぎの気もするけど、まぁ、、娯楽作品として本当に楽しめるし、よく出来ているので人にはお勧めしやすいです。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 18:32:22)(良:1票)
5.《ネタバレ》  どうしても、語りたいから完全なネタバレで。ご注意を。
とにかく、全く予備知識なしに見れたのが本当に幸せだった。こういう意味での面白さを感じさせてくれたのは、数十年前のスティング初見以来かもしれない。
 なんだろう、この複雑な気持ちは。全編を通してずっと哀れな犠牲者だと思われた二人が、実はしたたかな計画実行者であり(どなたかのように、あるいは悪と断罪すべきかもしれないが、あまりにも感情移入してみていたので、乗り越えられない。特にヒロインがかなり好みで、彼女の「死」には本当に悲しみと怒りと憎しみを感じたから)、そして憎むべき圧政者、暴君、性格破綻者と思われた人物が、実は哀れな犠牲者だったとは。
 実は、映画の先読みをするのが好きな人間で、しかも当ててしまうことが多い今日この頃、こんなに意外性にビックリしたのは久々。本当に面白かったといえるラストでした。
 今日は、とりあえず10点だけれども、時間を置いて見直したら道徳的な面が気になってかなり下がるかもしれません。
平成25年4月2日再見 うーん 気をつけて見てればあの医者を胡散臭く思わないわけはない。ちょっと以前は注意力が足りなかったかも。ただ、ネタがわかって見ていても、
それぞれの時点でのそれぞれの行動が十分納得できて面白かった。たださすがに初見の衝撃は得られないので残念で-2、ただ少年少女期の二人が非常にさわやかなキャスティングだったので+1。
rhforeverさん [地上波(字幕)] 9点(2011-01-12 13:51:06)(良:1票)
4.《ネタバレ》 映像はきれいだし、雰囲気もいい。しかし、それらもまずまずといった程度に留まっている。脚本は複雑な割に荒っぽく、とくに後半は話の筋を追うのに必死で、とりえであるはずの映像もなおざりになる。この題材なら世界観を魅せるのを優先して脚本は単純化しても許されただろうに、やっていることがまるでちぐはぐだ。肝心のどんでん返しも新味はない。なにもかもがひどく中途半端だ。

また奇術の描写に堂々とCGを使っているが、それをやったら映画だからなんでもありというのが前面に出てしまうわけで、マジック本来の魅力である不思議さ、幻想性が損なわれてしまう。トリックとも魔法ともつかないぎりぎりの境界線上を描くべきだったんじゃないだろうか。E・ノートンを十九世紀の奇術師に据えるというわくわくするような配役だが、充分に魅力を引き出せているとはいい難い。

恋愛描写に重みがないのも痛い。少年時代に引き裂かれた初恋の相手が現れたからといってそうそう夢中にならない――っていうか幻滅するパターンの方が多いだろう。

そもそもどうしてスティーヴン・ミルハウザーの小説を、どんでん返しがメインの娯楽映画にしようと思ったのだろうか? 別に原作に忠実である必要はないが、これは村上春樹を原作にミステリを撮るぐらいむちゃな挑戦だ。その結果がこの微妙な出来なのだから、なんとも残念としかいいようがない。
no oneさん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-08 00:50:06)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ■ラストが近付くにつれて予感はされたが、最後の落ちは思ったよりもうまくかかってしまった。
落ちを知ってから考えると、「こんなにうまくいくか!?」だが、ある意味「これもあり」な気もする。マジシャンってそういう綱渡りを成功させるものでもあるし。

■映像と音楽の雰囲気は良かったので、わりと見ていて気分はよかった。

■マジックのシーンがもろCGなのはどうかと思うけど。もう少し古典的なマジックに出来なかったのかなぁ。

■この展開だとさすがに皇太子がかわいそう。まあもとからソフィーは嫌がってたようだというのがせめてもの救いか。

■警部の心理がよくわからない。ここはもっと描くべきだと思う。相当キーパーソンなんだし。

■別にこの映画はアイゼンハイムの行動を善として描いているのかはきわどい気がする。一歩引いて見ると結構この映画は面白いような。
θさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-30 00:03:04)(良:1票)
2.《ネタバレ》 何とも不快な後味の映画でした。婚約者と別れて愛人と一緒になりたいばかりに、その婚約者を人殺しに仕立て上げるとはね。王族たちの間では、謀反なんてありふれていそうだし、目上の者を蔭で誹るのはありがちなこと。それを盗み聞いて告げ口するなんて、この警部、まさにゲシュタポですな。 □ □ □ 世の中、思い通りにいかないことは多々ありますが、人を陥れ、破滅させてまで、欲しいものを得ようとするのは、人として許されない事でしょう。それを、まるで、良い事をしているかのように描くなんて、唾棄すべき映画ですね。
駆けてゆく雲さん [DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2008-09-15 16:22:05)(良:1票)
1.天性の俳優エドワード・ノートンが演じるプロ仕込みの奇術の鮮やかさに現実と幻想の境もわからなくなるほどです。女性なら「これほど愛されたら幸せ(でも二人の男性に同時には・・・)。」と感じることでしょう。敵役皇太子と狂言回しの刑事の演技、カメラワークも最高です。さて、作品の中で悪者になっているオーストリア皇太子ですが、時代背景からみて、セルビア人に暗殺されて第一次世界大戦の直接の引き金となったオーストリア皇太子をそのままもってきたようです。同時に殺された妃の名前がソフィーでしたが、こちらは映画とは異なって平民出身の妃で、皇太子の人気と相まって暗殺者と彼が属する民族(スラブ人)全体に対するドイツ・オーストリア連合の憎悪を一層高めました。一番手のレビューでしかも登録要請しておきながら渋い点数をつけて恐縮ですが、世界史のターニングポイントを作った実際のオーストリア皇太子と比較したりする歴史性やメッセージ性は本作品にはなく、ただひたすら堪能できる映画ということで、個人的に娯楽系作品につけることにしている最高点しかあげられないのです。でもお勧めの作品です。
かわまりさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-25 08:41:16)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 40人
平均点数 6.33点
012.50%
100.00%
212.50%
300.00%
412.50%
5512.50%
61127.50%
71537.50%
837.50%
937.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.20点 Review5人
2 ストーリー評価 4.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 5.16点 Review6人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 3.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2006年 79回
撮影賞ディック・ポープ候補(ノミネート) 

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