5.こりゃあ恐ろしい。 とてもじゃないが、耐えられず、途中2回ほどDVDを停止した。(←邪道) 何が恐ろしいといって、ベティ・デイビスの鬼気迫る怪演、それを引き立てるジョーン・クロフォードの抑えた演技。 暴力的なシーンより、猫なで声で姉を労わるシーンや恍惚としてダンスをするシーンの方がよほど恐ろしい。忘れられぬ過去の栄光にしがみつき、過剰な化粧で可愛い表情を作る老婆のおぞましさはこの世のものとは思えない。 ラストのオチは、前半の母とブランチの会話で、予測可能だが、ここでも繰り広げられるジェーンの完全に逝ってしまった姿を、開放感溢れる健全そのものの海と共に映し出す俯瞰のカメラが、なんとも言えない醒めた哀切を醸しだしている。 アカデミー女優ベティ・デイビスの役者魂、恐るべし。 【poppo】さん 8点(2004-05-18 13:24:54) (良:1票) |
4.一瞬耳を疑うような…こんなラストもたまには良し。人間年老いていくと、自分が輝いていた頃に戻りたいっていう本能が剥き出しになっちゃうんだね。特に女はそうなのかな。海辺で踊る、すっかりベイビー・ジェーンに戻ってしまった彼女の笑顔は印象的。なんと深く、残酷な話なんだろう。 【SAEKO】さん 8点(2004-03-20 16:05:10) (良:1票) |
3.昔のままで止まっているジェーンが怖いというより哀れで悲しかった。古い映画だけど夢中になって観てしまう。この時代にこの映画は衝撃的かも。 【クラリス】さん 8点(2003-07-04 23:53:52) (良:1票) |
2.ベティデイヴィスすごすぎます。あの顔の表情ったら、、、。ハラハラして見たけれど、最後見終わったときは後味は悪くなっかたです。 【fujico】さん 8点(2003-06-07 17:58:42) (良:1票) |
1.ベティ・デイヴィスの演技は本当にアカデミー賞を超えたようなものがあると思う。古い映画ですが、今見ても全然古さを感じさせない心理劇。下手なホラーよりよっぽど恐い。 【JEWEL】さん 8点(2003-05-25 22:11:48) (良:1票) |