4.コーラスってもっとステキなものなのに、単なるナリキン趣味や生きがい探しの域を出てないような描かれ方なので、ガッカリ。一番気に入らなかったのは、コーラスリーダーが指揮をする手つきに、まったくリアリティーがなかったとこです。リズムのキレというものが、まったくない! もっともね、カラヤンの指揮だって、団員たちはカラヤンの手元はあまり見てなかったという逸話もあるそうだから、それでもいいか。いや、よくない。話がそれてしまった。これは映画なんですから、それじゃ困るんですよ。そこですよ、問題は。大好きな李さんプロデュースでも、面白くないものは面白くないと言わざるを得ません。大甘で6点としますが、5,5点くらいです。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-03-09 08:58:38) |
3.新作落語を映画化ということで落語風の演技やネタを高評価する向きもあるみたいだが、映画はあくまで映画的でないと。やはり小林薫の落語風演技、ランチュウと着物リフォームの噺はいただけない。コーラスシーンはよかったけどね。 【Q兵衛】さん [試写会(邦画)] 5点(2008-03-07 18:00:32) |
2.もとが落語というだけあって、小林薫のいかにも落語の登場人物といった演技も含め、まさに落語の映像化と言っていい作品です。このいかにも落語という雰囲気を残したのが大正解。ちょっと考えれば、ストーリー展開的には、あまりにご都合主義的なところや、いくら何でもそれはないだろといったツッコミどころが多いのですが、落語的雰囲気のおかげで、それが全然気になりません。見終わった後は気の利いた人情噺を聞き終わったような気持ち良さが残ります。常にストーリーの緻密さを求める人には向かないと思いますが、多くの人に勧められる良作です。 【はやぶさ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-03-04 22:37:38) |
1.《ネタバレ》 大きな感動がある作品じゃないですが、観終わったあと幸せになれる人が多いような気がします。小林薫、小役人の情けなさ見事に演じきってて素晴らしい。ネタが志の輔師匠の新作ですから肉付けしていく過程で決めなきゃならないことたくさんあったと思うんですけど、巧いこと作られてました。なにをさておいても心をグッとわしづかみにされたのは平澤由美さんの「ダニーボーイ」のオクターブ移行ですね。歌唱力というか歌のすばらしさを思う存分発揮されてて素晴らしかった。このシーンだけで高評価です。ミス・サイゴンに出られてたらしいですが存じ上げませんでした。由紀さおり様、渡辺美佐子様という私にとっての憧れの女性たちが据えられてますので評価はあくまで個人的なものです。そうそうバカ殿での「19でございます」が大好きだった私としては、コメディエンヌのしての由紀様をもっと観たいんですけど、どなたか慧眼のあるかた何とかしていただけませんでしょうか? そういえば浅田美代子、あごのラインがおばさんになったよなぁ、久世さんならそれを隠すライティングとカメラアングルだったと思うんだけど。 【shintax】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-03-04 21:03:37) |