5.《ネタバレ》 あの無情なラストでなければ8点。でも、悪い作品ではない。 主人公に限らず、最後まで正しく生きようとして死んでいった者がいることを考えれば、主人公を含む5人だけ助かるというのも虫の良い話しではある。 少なくとも「この世に神など存在しないのだ」というメッセージ(制作者がそこまで考えているかどうかは知らないが)は強く伝わってきた。 もしくは簡単に死を選んでしまった者への戒めとも取れる。もっとも、あのような状況で失望せずに生き続けろというのは無茶な話で、個人的には主人公の気持ちはとても理解できるのだ。 それでもやはり少しは希望の持てるラストが良かったなあ。 【へろへろ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 14:36:37) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 スティーブンキングワールド全開でしたね(笑)初めて観る映画やのにその辺はとても親しみを感じた映画です。ちなみに原作は未読ですが、あの衝撃のラストはどうやら原作とは異なるそうですbyオフィシャルwebサイト。
内容ですが、やっぱりキングの小説から来てるだけあって一人ひとりのキャストがとても作りこまれてます。B級映画とかひどいパニック映画なら、キャラの描写なんてほとんどせず最初から最後までドタバタ劇が続いて終わってく、ってパターンですが、この映画はそれぞれのキャストがすっごくキャラがたってる。「こいつはこんなやつ」って印象が観てる人間に強く刻み込まれて、感情移入がしやすいっていうかせざるをえない。その証拠に、多分あの狂信おばちゃんが撃たれた時、間違いなく観てる人の胸はスッとしたはず。いや不謹慎ですがね(笑)そこが違うだけでこうも映画に対する印象も変わるんだなと実感させてくれた作品でした。
『ランゴリアーズ』とか『ドリームキャッチャー』もそうですが、キング映画に「こんな化け物ありえねーだろ」的な突っ込みは厳禁ですよね(笑) そしてそういう突っ込み放題の映画にもかかわらず、人物描写がとてもリアルなのがキング映画の好きなところです☆ 【TANTO】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 00:58:18) |
3.《ネタバレ》 結論から言うと悪くはない映画。じゃあ良いのかと問われればそれも違う気がする。 終始ハラハラドキドキしてスーパー内の人間関係の微妙な心理の動きを描き、単純な 化け物映画ではないところは評価したい。 しかし、ラストがしっくりこない。 ガソリンがなくなることは最初からわかっているはずなのに違う車に乗り換えようともしない。最後はもっと努力して欲しかった。 同じ子供を持つ親として最後の選択はたとえ絶望を感じたとしてもやってはいけない。 ラスト次第でこんなに評価が崩れる映画も珍しい。それだけ中盤は良作だったのだ。 後味が悪い映画はどんなに良くても嫌なのだ。6点が精一杯の点数。 【キャメル】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-13 13:47:13) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 最初、テンポが悪く、タコの足が出てきたときはどうなることかと思ったが 中盤から加速。恐怖。隣の男性は震えていました。 傑作です。ラストが秀逸。 ポセイドンアドベンチャーの逆か。 ぼ~っと見てたら、ただのモンスターパニック映画ですが、 考えれば考えるほど全ての行動と結果がものすごく深い意味を持ちます。 神とは?信仰とは?どっちが正義なのか?正当な殺人は存在するのか? 特にラストのトラックにあの主婦がいたのにはびっくり。なんという皮肉! 因果応報もくわわって、様々な問題を私たちに問いかけてきます。 これぞ映画。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-05-12 12:58:00) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ハリウッドによくある「中心人物のみ生き残る」ご都合主義ものとは違い、うまく運ばないこともあることをよく表現してくれた映画。予告で出てた「衝撃のラスト」はこれか?とは思ったが、究極のラストではある。主人公は今後どのように生きていくのだろうか?と考えると切ないです。 せめてのすっきりは、あの宗教女が黙らされたことか。 無法地帯の群衆心理も恐ろしい。突っ込みどころは目をつぶっても高評価を付けたい。 【しむいち】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-05-11 13:05:54) |