4.モンスターパニックもので、コメディで、閉ざされた空間で戦う物語、という事で『トレマーズ』の再来を期待した訳ですが、あれほどには面白くなかったというのが正直なところ。ノリとしてはむしろ『フロム・ダスク ティル・ドーン』や『プラネット・テラー』的な感じの、ヘンな人達が巻き込まれてぐちょぐちょ~、って世界。汚~い汁っ気はやたらに多いんですけど、楽しさ怖さは少な目。このテの映画の定石を崩して意外性で展開してゆくというのが売りになってるんですが、それとて想定の範囲内なんですよね。映画として徹底的に破壊と再構成をしているって訳ではなくて、単なる変化球に収まってる感じ。一方でモンスターホラーとして真面目に見ようとしても怪物としてのディティール描写に乏しく(モンスターのシーンになると途端にカメラが動き過ぎて何が起こってるのか肝心なところがちゃんと見えません。ワザとなんでしょうけれど)、登場人物は記号化されていて、あんまり面白くない、と。字幕でいちいち解説してくれる人物のイメージに頼る事で、映画としてキャラを面白くする努力を放棄しちゃってる気がして、それって本末転倒だなぁ、って。何が起こるか、誰が生き残るか判らない意外性ではマジメに作ってるハズの『ディープ・ブルー』や『ポセイドン』の方がよっぽど上だったりして。結果的には普通にB級でした。ベン&マットは「ボク達ってばタランティーノ&ロドリゲス的な面もあるのよ」みたいなのを誇示したかったのかしら? 劇場で周囲に誇示するかのように妙に大声で笑ってたマニアな人達が、その実、お寒い感じにしか思えなかったのが印象的な映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-04-01 22:00:31) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 予告編を観て面白そうだったので鑑賞。まず、主要キャラが騒いだり口ばっかりのやつらばっかりでイライラする。冒頭の人物紹介は最初は斬新に感じたが、文字にして表現されるとかえってそのイメージに捕らわれてしまい、キャラクターの底が浅くなってしまうと思った。同じようなシチュエーションの「トレマーズ」のほうが、主要人物の魅せかたがうまく、展開が単純明快で物語にものめり込め、面白い。肝心な(期待した)モンスターも、その造詣や情報が曖昧で今ひとつ。ゲロかけられた人間が変異してモンスターに成っていくのかと予想したがハズレ。結局は在り来たりなB級モンスターホラーといった感じに収まってしまった。期待していただけに残念。おまけの情報によると続編が作成されるらしく、ラストで一人だけで逃げちゃったハニーパイが主役らしい。ずっとモンスターに追いかけられるのだね。因果応報か。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-05-16 21:35:40) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 B級スプラッター系怪物ホラー映画。この手の最近の映画が、7、80年代の映画と違うのは、モンスターの動きが早くて、全体像が分かりにくく、戦闘時の画面が暗くて揺れが激しくて見にくい、BGMがうるさい等の特徴がある。すべて真逆の現象である。昔はモンスターを、時間をかけて作りましたよ~、よく見てね~、キャラクターグッズに採用して~、と言わんばかり、じっくりと見せていたものだが。 |
1.悪くはなかったよ。モンスター映画として、一応、飽きることなく最後までは観れました。ただ、早いカット割りとブレブレ映像でアクションシーンがまったくなにやってるかわかんないのと怪物の造詣もわかりにくいので、やはりそこはストレスがたまるかな。怖い事がおこってる~って雰囲気で楽しめれば、いけるかもしれんけど。ちなみに怪物がチョコチョコ動き回るシーンは、5.1だと、結構、音がいろいろ動き回って、オオッて思えた。モンスター映画の定石をやぶるっていってるけど、そんな変わった映画でもないので、期待しすぎは禁物。普通のモンスター映画。冒頭のキャラ紹介はおもしろい。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-12-04 23:39:32) (良:1票) |