4.《ネタバレ》 TV未視聴で恐縮ですが、映画館まで足を運んで高い金払ってつまらない映画を見せられた場合、メタクソに批判する事にしているのであしからず。 TVで当った作品をでかく(映画化)したが、スタッフに能力が無くて失敗した良い例。 日本政府が昔しでかした過ちを世間に発表したいがための犯行だったのだが、最初に殺された三人の殺害動機は『TVでムカツク発言をしたから』と最低の理由。水谷さんとも謎解き合戦をするが、理由が不明。自責の念があるわけでもなく、そのせいで警備を強化させて結局犯行失敗に、馬鹿としか言えない(この愚行を西田敏行にやらせた事が余計腹が立つ)。犯人の潜伏場所も、犯人の友人の妹の『昔兄と一緒にアルバイトをしていた倉庫があるので・・・』と、伏線もクソもあったものではないし、ソコに行く女の子の行動理由も、実際ソコに潜伏する犯人の迂闊さも理解不能。犯人は自決して自爆しようとするが、なんでそんな事をするのか、自分達の犯行目的から日本政府の陰謀を暴露しようと思うのなら証拠が多いほうがマスコミも注目するのでは?しかも、爆発で警察の注意を引けた(そうしようとしたのか不明)ワケでもなく、理解不能。水谷さんは古畑任三郎みたいなキャラかと思っていましたが、会話の半分近く無駄に絶叫しており、むしろ担当の相方より騒がしく(やはり映画ということでアガッているのだろうか?)、『え~こんなキャラだったの?』とゲンメツ。肝心の相方も、女の子を爆発して崩れる可能性もあるビルに置き去りに、オイ!外まで連れてけ!!まだありますが容量の関係で割愛、そんな感じでテンションを地下うん百メートルまで沈められた状態から長々と続くお涙頂戴話。セリフに人間味も皆無で、歯の浮く薄っぺらいセリフを並べられもはや喜劇。しかも、こんな大事(?)を起こしても結局日本政府の陰謀を暴いたのは、金の力で情報を手に入れた女性議員。なんじゃそりゃ、だったらこの議員の話映画にしろよ。 マスコミも、ゲリラに拉致された日本人の迂闊さを責めていたが、いざ殺されたらパッタリと報道を中止してるが、何故日本政府を問い詰めない?西田さんもアホな(色んな意味で)犯行する前に、マスコミに日本政府の陰謀を話せば食いついてくれたんじゃないの? とまぁ、とにかくお粗末極まりない駄作映画。TV未視聴と言う負い目もあるので1点のところ2点にしました。 【ムラン】さん [映画館(邦画)] 2点(2008-05-03 23:56:00) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 巷で騒がれていたのでTVドラマを見たら既に相棒がおらず、結局再放送を見たら普通に面白かったので100円の時借りて観た。”TVドラマの映画化で面白かったためしが無い”という経験から最初から期待はしていなかったが、それにしても酷い。此処のサイトの点数が良かったから見たのに・・・。大体テレビ局が絡むと「見せてしまえばそれで勝ち」という金儲けの姿勢しか見えてこない。実際本筋と関わり無いマラソンで興味を仰ぐなど詐欺に等しいだろう。安い爆破シーンなど返って白けるだけだし。それになんだ?あの嘗めたバレバレの伏線は!(コーヒーの時の折紙)此処まで馬鹿げた推理ドラマは土曜サスペンスでも無いぞ。こういう推理モノの場合、「古畑」のように何か一つ納得出来るものがあればとりあえず満足するのである。チェスでルート図とか馬鹿にしているのか? 最後のグダグダの終わり方もなんなんだ。一番引っかかったのはNGOで働いていた者を批判する程、日本人は心貧しくないだろ。【追記】再放送に嵌ってテレビドラマをすべて鑑賞、なるほど有名になるだけの事はある平均してもレベルの高い刑事ドラマだった。そして改めてこの映画の脚本は最低レベルであった、ゲスト渡哲也「ノアの方舟」も同じぐらいの酷さであったが金を掛けたのに限ってつまらないというのが如何にも欲に目がいったテレビ局らしい。映画向きならホテルを占拠した「バベルの塔」の方が数段面白い。警察や役人の不祥事や旬の社会問題を露骨にちりばめている所が実にテレ朝らしい。しかしアレだけ警官に逮捕者が出て、良く刑事部長は責任を取らないで済んでいるな。右京が捜査指揮を取ればいいだけのような気が常にするし。ドラマでいうと亀山がいなくなって完全につまらなくなっているが「シーズン8」は大丈夫か? 【まさサイトー】さん [DVD(邦画)] 1点(2009-03-20 15:49:37) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 このサイトは比較的辛口で客観的なことから、登録前から参考にさせていただいていたが、本作については平均5~6点と、意外に高い評価(?)で驚きである。 以前から、ドラマ版のファンであるが、過去観てきたエピソードの中でも本作はワースト3に入る。 宣伝でアピールしていたマラソン大会、盛り上がっているのはスタートする時だけ。事件はおよそ開始90分で解決しているのに、それから30分近くもダラダラと会話劇が続く。 テレビドラマを知らない人のために、気を配った説明台詞が随所に散りばめてある。脚本家の腕は買うが、既にドラマを観ている者にとっては、やはり倦怠を感じさせずにいられない。 テレビに出てたというだけで握手を求めにいくような薄っぺらい人間たちがいる……そんなミーハーな連中が観客動員数に貢献しただけのはなしである。 「ヒット作」=「面白い作品」ではないことを、ここでハッキリと言っておきたい。 テレビドラマの方は面白い。 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-12-10 06:45:52) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 テレビシリーズは未見で、テレビで人気だから劇場版で作っちゃいました的なノリの映画だと思っていたのですが、いやいや甘かったです。某局のような粗末な作りにはなっていなくて、映画としてある程度は完成している印象を受けました。派手なアクションやドンパチもなく、かといってカーチェイス、どでかい爆発シーンが用意されているわけでもありません。アメリカ映画の刑事物によくある拳銃乱射なんてもってのほか。推理と体を張った2人の熱意みたいなもので事件を解決していく様は、決してスマートではないし、むしろ野暮ったい所さえ感じてしまうのですが、何故か見入ってしまいます。特に、水谷豊さんがいいですね。古くは青春の殺人者という映画で好きになってテレビの熱中時代もよく観ていました。いい年の取り方というのか、イイ顔の役者さんになってきましたね。決意あふれるセリフの数々にグッと来ました。犯行のスケール感、その背景にある国際的な問題、東京マラソンとの絡み等、大画面の観賞を考えての材料ですが、これらはさしてうまく料理されているとは言えません。2人を無理矢理行動に走らせるための舞台セットにすぎない気がします。でも、上映中は飽きることなく、真犯人が分かってからも集中して観ていました。映画だからとやたら風呂敷を広げる事無く、最後犯人と対峙しあう場面だけでも自分はいいと思いました。まじめに作っているスタッフやキャストの姿勢みたいなものが、この対峙しあうシーンにあふれていると思います。あと、パンフレットはとても遊び心にあふれたもので、いいですね。たまにはこんな楽しい印刷物があっても。観賞後も色々話しするのに、格好の小道具になりますよ。こんなところにも製作者の熱意みたいなものを感じます。 【映画小僧】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-05-07 11:44:14) (良:1票) |