《改行表示》 4.「ハムナプトラ」シリーズは、好きなアクション娯楽映画で、7年ぶりの続編は本来なら映画館で観ようと思っていたのだけれど、理由があり躊躇してしまった。 躊躇した理由は、二つある。 一つは、監督がスティーブン・ソマーズからロブ・コーエンに変わってしまったこと。 製作資金さえ豊富ならアクション映画の監督なんて誰がやっても大差ないなんて思われがちだが、娯楽センスというものは確実にあって、作り手の性質によって作品の出来不出来は大きく左右される。 今作のロブ・コーエン監督がそれほど悪いとは思わない。そこそこバランスのとれた娯楽性を展開してくれたと思うが、やはりこのシリーズではスティーブン・ソマーズ監督の大胆さと小気味良さが見たかったと思う。 二つ目は、過去二作でヒロインを演じたレイチェル・ワイズが出演しなかったこと。 もはや彼女も大女優の一人なので、出演交渉は簡単ではなかっただろう。 が、個人的にはこのシリーズの出演からレイチェル・ワイズという女優を知り、その後の出演映画を見てファンになった経緯があるので、是非今作にも出てほしかったものだ。 彼女が出演していれば、映画としての質が格段に上がっていたことは間違いないと思う。 という二つの大きなマイナス要素はあるものの、それなりに楽しめた映画ではあった。 これはこのシリーズ自体が持つ独特の娯楽性の高さと、ブレンダン・フレイザーの良い意味で「大味」な存在感がマッチしているからだろう。 「インディ・ジョーンズ」シリーズと比べたりすると怒られるかもしれないが、どこまでお金をかけても“B級映画”的なノリが抜けないこの「ハムナプトラ」シリーズの方が、個人的には好きだったりする。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-23 09:39:05) (良:2票) |
3.いかにウソ臭く見えようとも、やり過ぎるくらいにやってこそ、まさにCG雨あられ、がハムナプトラシリーズの持ち味であることをよくわきまえて作られた第3作ですね。1作目をハンパに引きずっちゃった第2作は、わたしゃどうも苦手なもんで、今回、中国を舞台に大幅リニューアルした点、悪くないと思います、が・・・。だからといって良くもないですね。今回は息子が大人に成長したオハナシにしよう、ってなワケですが、父親との反目の描き方もテキトーなら互いに認め合う過程もテキトー。こういう中途半端さはむしろ鬱陶しいだけだったりします。あと、「何がどうなると、こんな大変なコトになる」みたいな、いかにもゲーム的設定、無関係にも関わらず身を挺して戦ってくれているハズの雪男たちの悲壮感のかけらもないノー天気さ(映画における「消耗品」)。いくらなんでもなあ、と思いつつ、ただここまでアホな内容はこのシリーズ以外ではなかなか味わえない、という希少価値もあったりして。正直、小難しい作品になどならず相変わらずおバカなシリーズであることに、ホッとしてたりもするのよ。 【鱗歌】さん [地上波(吹替)] 6点(2015-09-23 21:32:46) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ハムナプトラシリーズは大好きで今回も楽しみにしていました。しかも今回は個人的に好きな俳優ジェットリーが敵役と言うではありませんか、これは期待するしかないでしょう? そして感想はというと……う~ん微妙……と言うかつまらないといったほうがいいのか? 期待していただけあってとても残念です。全体的な部分をいいますと、ハムナプトラ2を好きな人が真似して作って失敗したような感じです。流が2とほぼ同じですし……、派手に騒いだりドンパチしたり爆発したり相変わらず派手な演出はいいのですが、中身がとても薄い。 そして何よりジェットリーです。自分の中では「彼」に並ぶくらいの最強な男と言うイメージがあるのですが、とにかく弱くて薄い。存在感は前作までのミイラ男やサソリ男の半分以下ではないでしょうか? 最後の大群同士の戦いも、その場に現れた軍隊同士で戦っているので、妙な感じです。 それと声優に俳優を使うのはやめて欲しい……ホントひどいです息子の声。 まだハムナプトラシリーズを見ていない人は3→1→2と言う順で見ることをオススメします。 【セガール】さん [レーザーディスク(吹替)] 4点(2008-12-29 19:58:42) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 第二次大戦後の時代。<シャングリラの目>と呼ばれるブルーダイヤ返還のため上海へ向かうオコンネル夫妻。そして息子らが発掘した遺跡からは土にされていた始皇帝が蘇り・・という話。 言わずと知れたシリーズ3弾。1作目から9年も経ってますが、1作目も「ミイラ再生(1932)」のリメイクなので、"The Mummy"シリーズとすればもっと遡って4作目ですw 監督は、スティーヴン・ソマーズから代わって、「ワイルド・スピード」「トリプルX」のロブ・コーエン。なのでアドベンチャーよりアクション要素が強まってます。加えてなんだかインディシリーズに被って類似しているところも多々ありますねw 配役は、ストーリー舞台設定から、ジェット・リーとミシェル・ヨー。そして、シリーズ主役のブレンダン・フレイザーは当然なのですが、アカデミーも取った演技派女優が今更・・という思いなのか、レイチェル・ワイズが何と降板。代役がなかなか決まらず、最終的にマリア・ベロ・40歳。ブレンダンは39歳で息子役・ルーク・フォードは26歳なので、まー年齢的には微妙というかちょっと無理目な設定な感じですがw ジェット・リーもアクション卒業宣言した割にはハリウッドから求められる役はジャッキー同様にアクションになっちゃうのでしょうね・・。 恐らくはシリーズ続編を考えると、エジプトミイラは一応終わっちゃったので、新たに注目著しい中国を、そして兵馬俑や始皇帝に着目したのかも。モブシーンは最近のCGじゃ御手のもので、ミイラVSミイラの大合戦も卒なく出来ています。何故か何気にイエティとかも出てきますがw それにしても火や氷を自在に使えて、キングギドラとかにもなっちゃうってゆーのに、人間モードでタイマン求められたからって言って、短剣程度でやられちゃうってゆー設定は、もうちょっとヒネリの欲しいところではあるんですけどね^^; まー、シリーズ劣化することなく楽しめましたし、続編も期待でw 【尻軽娘♪】さん [試写会(字幕)] 7点(2008-08-02 00:10:29) (良:1票) |