4.《ネタバレ》 『女性の心の声が聞こえるようになる』という使い古されていそうで、意外と使われていない設定を起用しているのが面白いです。 ワーキングドラマにホームドラマにラブストーリーが絶妙なバランスで融合しているうえに、アイデアの面白さも手伝って、なかなか面白い作品に仕上がっていますね。 ただ、ロマコメで2時間超えは、ちょっと長すぎな気がします。どうしても途中で集中力が切れちゃうんですよね。今作は設定からいろいろなアイデアが生まれて、それを欲張って全部詰めこんじゃった感じがします。個人的にはコーヒーショップの店員とのエピソードはまるまるカットしても差し支えないんじゃないかと思います。娘のドレス選びが長時間にわたり、ニック(メル・ギブソン)があくびしていましたが、同じ気持ちでした(笑)。 こーゆーアイデアが面白い作品こそ、ストーリーは必要最低限にすっきりまとめちゃって、『もう終わりかー。もう少し続きが見たかったなー。』っていう余韻が残るくらいのほうが良かったんじゃないかな。 それにしても、ただのコメディかと思いきや、終盤にかけてなかなかシリアスでハートウォーミングなドラマへと収束していきます。どちらかと言えば、女性賛歌のドラマ。男性目線でありながら、女性賛歌のドラマっていうのは、男女共に見ていて幸せな気分になれて良いですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-20 13:24:36) (良:1票) |
3.ありがちでべたなストーリーだが、説得力ある演技で最後まで楽しんだ。 難を言うなら、主人公をめぐる女性関係が広すぎて、最終的な着地点への説得力に欠ける。もう少ししぼったほうがよかったのでは? ヘレン・ハントの役作りはちょっとワンパターンなきらいがなきにしもあらず。大好きな女優だが、もっとさまざまな役にチャレンジして欲しい。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-08-08 20:56:48) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 本筋のラブストーリーや父娘ストーリーよりも、奥手で自信のない資料運びの女の子・エリンとのエピソードが心に残る。スパイダーマンシリーズで、主人公の住むアパートの家主の娘役もそうだが、目立たず静かな存在、本筋には余り関係がないながら妙に気になってしまう。新しい仕事を誘われた時の彼女の笑顔の方が、クライマックスよりうれしくなってしまった。 【やしき】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-21 15:26:57) (良:1票) |
1.ヘレン・ハントがかな~り苦手な私でさえちゃんと楽しめたんだからけっこういい作品なんだと思う。コミカルなメルがなかなかミスマッチでいい味出してました。娘は必要なアイテムだったのかも知れないけど、彼女とその友人たちが絡んで中盤がダレたのが惜しい。後半はやけに派手に盛り上げようとしてたのがちょっとクドい。でも妙に総合点が高かったような気がするのは、やっぱりメルのお腹いっぱいの男臭さと、主人公の間抜けぶりがうまくマッチした結果でしょう。マリサ・トメイは何でわざわざあんな役のために出て来たんだか、ちょっぴり理解に苦しむところ。 【anemone】さん 7点(2003-12-18 01:15:13) (良:1票) |