7.本当に友達と呼べる人がいるのかどうか、自分にとってはちょっとつらい映画でした。 その人のために自分の大切な何かを犠牲にしてもいいんだって思えたら、いいですよね。 それでもあまりベタベタしない二人の友情が心地よいラストでした。 |
6.パトリス・ルコントっていうと女性をメインにした官能的な映画のイメージが強いですが、「タンデム」やこれは男のアミの話。 ダニエル・オートゥイユと「ミック・マック」のダニー・ブーンでパリの友情を描きます。 オートゥイユは誇張された友人のいない美術商フランソワをオーバーアクト気味に演じ、微笑ませる。(「私を「感じよく」してくれ」って…) ブーン(いつも髪短いのは欧米人にしては顔大きめだから?)は人当たりのいい、でも苦い過去のあるタクシー運転手ブリュノ。 対照的に見えながら「親友」というものにコンプレックスを持っている点は同じ。 「スラムドッグ$ミリオネア」のようにクイズ番組を使ってハラハラさせ、美術品も一役買う展開は好みが分かれそうですが、一度結ばれた糸は完全には切れず、一から出直しのラストシーンがさわやか。 これも好きですが、オートゥイユの友情シネマとしては、彼が偏屈な画家に扮したベッケルの「画家と庭師とカンパーニュ」がより好みかも。 素朴でひねりなどはない田舎の物語の中に個性の強いオートゥイユを置くことで、いい味が出ていました。 こちらは都会的で空気の色まで違いますが、どちらも美術に関係ある映画なのが面白い。 ルコントにも心の友はいるのでしょうか。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-05 06:45:15) |
5.ありがちなストーリーだとはわかりつつも、個人的におじさんの友情が大好物なので、どストライクでした。特にミリオネアでの二人の会話、心動かされました。友情は愛情よりも難しいものかもしれません。それにしても、ブリュノの純粋な目は反則です! 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-18 22:20:08) (良:1票) |
4.フレンチ・コメディとでも言うんでしょうかね。 ただ笑えるだけじゃなくて、その裏にある哲学的な深みを感じさせる素晴らしい作品でした。 僕もいろいろと考えさせられました。 主演2人それぞれのキャラクターに味があって良かったのもあるけど、脇を固める登場人物たちも控え目ながら粒揃いでした。 ストーリーもよく練られていて、いろいろな伏線が繋がっていく感じも良かったです。 クイズの知識が単なる特技というだけでなくて、人助けに繋がってたのもいいですね。 クライマックスのクイズ番組が馴染みのあるあの番組だったことも好印象に繋がってそうです。 でも、これを日本でリメイクしてしまうと終盤の盛り上がりが台無しになってしまいそうですけどね。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-07 10:41:12) |
3.非常に単純なストーリーで分かりやすい所は良いが、反面淡白な印象は否めない。もっと屈折した部分やどんでん返しが有った方が楽しめたかも。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-28 22:41:28) |
2.う~ん、、コメディなんだかコメディ風味のドラマなんだかよくわからん。マジメ顔のダニエル・オートゥイユの困惑した演技と自己心的なところがなんとなく似合ってて可笑しいんだけどもこんなんホンマにあるんかぃな??と思っちゃうマンガ的な感じのストーリーはちょっと残念な感じ。今の時代、人間友達10人いようが100人いようが1人でも誇れる友達がいたらそれでいいんでないかね。ブリュノがクイズ番組に出たい出たいというそのクイズ番組がまさかみのもんたのファイナルアンサーだったのは爆笑してもた(笑) |
1.やろうとしている事がとても興味深くて、そそられて足を運びましたが、やはりお国柄というのでしょうか?フランスの人々は綺麗で格好いいんですが、上手く理解できないことが多々ありました。あの人たちの性格に対し、「へぇ、そうんだ」というふうに知識的には刺激がありましたが、あの登場人物達の言動含めた動機や感情全てをすんなり「はい、そうですか」と受け入れることができませんでした。やっている事自体は面白いと思ったんですが、根本的な部分は同じでもやはり国によって違ってくる感覚、思想的な部分でつまづいてしまいました。 【ボビー】さん [試写会(字幕)] 6点(2008-06-27 00:42:38) |