8.この映画、何でこんなに評価高いんだ?! 全く以って相変わらずの押井作品。分かる奴だけ観ろ、好きな奴だけ観りゃイイんだ、と言わんばかり。押井守は明らかにエンターテインメントという物をはき違えている。画が緻密とか描写が細かいとか、そんなことは二の次なんだよ。分かる奴、好きな奴にしか分からない映画など、それは好事家の馴れ合い、制作者の自己満足にしか過ぎない。 この映画に関して言えば、終盤にようやく状況や設定の説明が出てくるが、それまでは何が何だか分からんままに、何の盛り上がりも無く淡々と話が進む。前知識無しで観た者には苦痛でしかない退屈な時間が長すぎる。“再生”とかってのもよく分からんしなぁ。おまけにパイロットたちが「僕は子供だ」と言うが、タバコ吸って酒呑んで、車やバイクで走り回って、娼館で女抱いて……。まっっっったく子供にゃ見えんっつーの! 声も谷原とか加瀬とか有名俳優使うなよ…、顔が浮かんで登場人物のキャラなど消し飛んじまう。もーね、マニアの馴れ合いも大概にしなさい。 【TERRA】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-05-19 18:15:11) (良:6票) |
7. (原作は未読です)★驚いた。あいかわらず説明はまったくないが、それでも今までの押井作品と比べると圧倒的にわかりやすい。物語の背景とか簡単に想像付くし。 ★特に、「イノセンス」みたいにごちょごちょ引用を使ってしゃべりまくるキャラがひとりもいなくてよかった。(だいたい活字ならどんだけ小難しい御託を並べてもかまわない。それこそディックの「ヴァリス」みたくわけわからん小説だって、好きなだけ時間使って反芻し、想像しながら読めるから。けど映画はそうはいかない。追いつけないのだ。ぼくは頭も耳も悪いんで・・・) ★しかしながら、精神的に閉じた世界、いつまでも終わることなく、ほんのちょっとだけ形を変えて繰り返される日常(戦争だけど)、それを打開しようとあがく主人公・・・昔のうる星(ビューティフルドリーマー)とやってることはいっしょっぽいな。 ★あと、精緻なCGと平板なキャラデザインは違和感最後まで消えなかった。こういうところは多少アナログでも、ジブリのバランス感覚のほうが好み。音楽は二重丸。 ★それとぼくは日常を虚無のうちに過ごす現代の若者達、なんてのにはあまり心を動かされないが、中盤の草薙の長台詞にちょっとどきっとするものがあった。もし今もチベットや中東や、グルジアなんかで不幸な目にあってる人たちが、みんなカメラに向かって、「おまえらがのうのうと平和に贅沢をむさぼってられるのは、俺達が犠牲になって死んでるからだ」って叫びだしたら、どうなるんだろうか。すいません、ポイント違いますよね。 ★でも、SFってよく現実のメタファーって言われるけど、そろそろ現実ってこんな映画を追い越してる部分があるんじゃないかなあ、と考えてみたりして。こういう白昼夢な世界、決してきらいじゃないんだけど・・・ PS, すごい瑣末なことなんだけど、どうして英語でちゃんと「すかいくろーらーず」って書いてあるのに、タイトルはスカイ・「クロラ」なの?なんか気になる。ネイティブに発音すると「くろら」なのかなあ。あとcrawlersって直訳すると「這い回るもの達」。キャタピラ運搬車、イモムシ、赤ちゃんの這い這い、水泳のクロール、WEBの検索ロボット・・・「大空を自由に飛びまわる者」じゃないんだ。いいねこのネーミング。 【wagasi】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-15 23:32:19) (良:2票) |
6.プラモかと思うような安っぽいCG(特撮かよ)、毎度おなじみ彩度の低い絵柄(太陽光が当たってても、ね)、コケシみたいなキャラデザ、草薙ナントカって、攻殻ひきずってる信者のためのサービスか?言い出せばキリがない。 タルコフスキーとかトリュフォーとかに言及するなら、見終わった後に心に刺さるような映像を1ショットでも入れてみせてほしい。スタイルの引用にしかすぎない。 あれだけ金かけて宣伝してコケた「イノセント」で懲りなかったんでしょうか……。 【せい】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2012-05-15 02:18:05) (笑:1票) |
5.話が単調で退屈なのは当たり前で、単調で退屈な毎日を送っている子供たちを描いているからだ。しかもそれが戦争という非日常を怠惰なものにしてしまうほどの単調さであるからなおさらだ。その単調さからどう抜け出すか、が問題になるわけだが、これはまるでビューティフルドリーマーのテーマそのもので、押井がずっと持ち続けていた問題意識でもある。ビューティフルドリーマーでは、閉じた循環をぶち壊すわけだが、本作は循環を意識的に少し変えてみる、という手法が採られている。普段通っている道でも景色は同じではない、というセリフが象徴的だが、タバコを吸おうとしてやめるスイトも何かを変えようとしているのは間違いない。それによって着任の挨拶に対するスイトの返事が「早かったのね」から「あなたを待っていた」に変わることこそ、この映画の本質である。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-11 13:07:22) (良:1票) |
4.初っ端から、声優の声が聞き取りづらいと思ってたら案の定、芸能人声優だった。声優にも不満だったが、キャラやストーリーもイマイチ。後、空に上がると英語で会話しだす意味が分かんない。 【真尋】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-11-23 03:58:51) (良:1票) |
3.いやー、つまらない。 絵は綺麗なんだけど、ストーリーが駄目で、キャラクターに魅力がなく、鑑賞中に眠気が襲ってきました。 避けるが吉。 【ぬーとん】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-10-12 23:35:46) (良:1票) |
2.芸能人声優は本当にいい加減にして欲しい。 話自体はそこそこ面白いのに…。 声優はプロにさせて下さい。 素人レベルです…榊原良子さんは流石ベテランと思いました。 個人的にはもう少し戦闘シーンがもうちょっと欲しかったな。 【ふくちゃん】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-27 22:39:21) (良:1票) |
1.山之辺マサトは孤独な神となり、リューズには永遠の苦しみをもたらした「不老不死」も考えて見れば「忘れる」ことさえ出来ればどうってことのない「日常」なのかもしれない、私自身40年以上生きているが、実感があるのは「今」だけで、昨日も去年も10年前も「記憶」という「知識」でしかない(私だけかも知れませんが・・・)そして「忘れることが出来なかった」のが草薙であり、そこにはやはり手塚治虫やら松本零士がかつて描いたのと同様の「悲劇」が存在した、って解釈で正しいのかな?(ちょっと自信が無いw)まぁそのあたりはいいとしてこの作品の欠点を上げるとしたらそれはズバリ「絵」だと思う、「宮さんを凌ぐ」と豪語した空中戦も超リアルなプラモデルにしか見えず、浮遊感やらスピード感を全く感じさせない、ナウシカや豚やらの足元にも及ばない、それどころか押井本人の演出であるマッハ軒のハリアーにも及んでいないと思うのだが・・・ 【るね】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-31 00:15:31) (笑:1票) |