《改行表示》 5.《ネタバレ》 家族を求めていた主人公が、家族を得るまでを描いた物語。 その点、あまりラブコメらしくないというか…… 「恋人を求め、恋人を得るまでを描いた」という普通のラブコメ映画とは、一線を画すものがありますね。 何せ彼氏役のジャックが登場するのが、本編開始後30分くらいになってからというんだから、徹底しています。 最後のプロポーズ場面でも、ジャック単独ではなく家族同伴で行ってるくらいだし、本作のハッピーエンドとは「素敵な恋人が出来た事」ではなく「素敵な家族が出来た事」なのだと伝わってきました。 そんな本作の特長としては、やはり主演のサンドラ・ブロックの魅力が挙げられると思います。 冷静に考えたら、こんな美女が「恋人のいない孤独な女性」を演じるって、かなり無理があるはずなのに、映画を観てる間はそう感じさせないんだから凄い。 シカゴの地下鉄で改札嬢として働き、毎朝見かける客に恋してるって設定なのですが、その姿が本当に健気で、応援したくなっちゃうんですよね。 憧れの彼に「メリークリスマス」と言ってもらえたのに、上手い返事が出来ずに落ち込んじゃう様なんてもう、実にキュート。 主人公のルーシーが嘘を吐き、ジャックの家族を騙してる形なのに、全然「嫌な女」とは思えなかったし、無理のある設定を主演女優の魅力で補ってみせているんだから、本当に見事でした。 脚本も中々凝っており、特に大家の息子のジョーは良いキャラしてたというか、物語の中での使い方が上手かった気がしますね。 彼が得意気に「ルーシーと付き合ってる」と言い出した時、観客としては(なんて図々しい)と感じるんだけど、良く考えたらルーシーも同じような嘘を吐いてるんだと気が付かせる形になってるんです。 だからこそ、終盤で罪悪感ゆえにルーシーが結婚式を破綻させちゃう流れにも、自然と納得出来ちゃう。 ある意味、ルーシーには一番お似合いというか、似た者同士な二人であり、終盤で二人がハグを交わし「良い友達」という関係性に収まるオチには、ほのぼのさせられました。 難点としては……駅でピーターを突き落とした二人がどうなったのか、謎のままなのでスッキリしない事。 そして「寝てる間に婚約者が出来て、それを弟に奪われた」って形になるピーターが哀れで、ハッピーエンドに影を落としている事が挙げられそうですね。 優しい作風の品なのだから、最後も「主人公は幸せになりました」というだけでなく「皆が幸せになりました」という形の方が似合ったんじゃないかなって、そんな風に思えました。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-12-26 02:32:31) (良:2票) |
4.ラブコメの王道、ハッピーエンディングも予想通り。ファッションが古い! 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-08 15:10:51) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 水準以上の出来だとは思いますが、構成にやや難があります。致命的な欠点は、ラストでルーシーと結ばれることになるジャックの登場が遅すぎることです。観ている側は、ルーシーの本命はピーターだと思い込んだまま作品に入っていきますから、途中からの展開に確実に面食らうことになります。ドタバタを楽しめばそれでいい、という方にはどうでもよく映る部分かもしれませんが、私には非常に気になりました。 【K】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-01-18 21:42:56) (良:1票) |
2.むちゃくちゃ無理のあるストーリーですね。主役がサンドラ・ブロックだからロマンチックに見えるのでしょうが、考えてみてください。もし彼女が、性格はいいけど、ブスでちょっと暗い印象の人だとしたらどうなるでしょう?「天涯孤独のブスな改札係の女性が、駅で毎日見かける名も知らぬリッチなビジネスマンに勝手に恋をし、婚約していると思い込み、彼が昏睡状態にある間に、彼の婚約者のふりをして彼の家族に入り込み、彼の鍵を使って彼のマンションに入り...」どうですか、とたんにホラーに思えてきませんか。主役が美女ならばどんな無茶なストーリーでも許されると思ったら大間違い。私はごまかされませんよ。だいたいルーシーがあんなにいい子だったら、あの一家に出会う前にすてきな恋人が見つかってますって。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-02 21:22:18) (笑:1票) |
1.病室で眠っている姿があんなにこゆい人もめずらしいと思う・・・。 【ちっちゃいこ】さん 6点(2001-01-24 23:54:05) (笑:1票) |