6.なんだかなぁ~ R15でしょ?中学生くらいしか喜ばないんじゃないのこの映画。曲がって的を射止める弾丸や、弾丸同士がぶつかって相殺するシーンを「すげっ!」とか思うのは15歳以下くらいじゃないのかなって思うんですけど。モーガンにアンジェリーナ出てれば単なるCG凄いでしょだけじゃなくもう1~2歩奥のある映画の仕上がりを期待してたんですけどねぇ。 残念。 【Pea Shan】さん [映画館(字幕)] 3点(2008-09-29 00:39:21) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 現実離れした馬鹿げたマンガ的な世界観であるが、個人的には好みのストーリーと世界観だった。 独特の自虐的なユーモアを交えつつ、勢いのあるストーリー展開によって、強引にこの世界観に引き込まれてしまった。 多少の無理や無茶も、許容できてしまうほどだ。 製作陣がきちんと独特の世界観を作り上げた成果だろう。 スタイリッシュな映像もまたこの世界観を構築する一役を買っている。 アンジェリーナ・ジョリーはさすがの存在感を放っていた。 彼女の妖しい魅力がなければ、本作のイメージも大きく失われていただろう。 彼女がいたから、なんでもありの世界が許容されたのかもしれない。 現実離れした彼女の存在が、現実離れした本作の“扉”を開ける“鍵”のような存在になっており、この“鍵”がなければ、あの世界観に上手くハマり込むことはできない。 マカヴォイの代わりはいても、ジョリーの代わりはいなかっただろう(ジョリーのファンではなく、ファンになるつもりもない)。 彼女の最後の選択も納得できるものに仕上がっている。 自分の過去を話し、彼女に刻まれた刻印を示すことで、本当の自分は、幼いころにとっくに死んでいるという気構えであり、彼女はこのシステムと心中する覚悟があるのがよく分かる。 彼女を主役にしたスピンオフを作ってもヒットするのではないか。 父親に関しては上手いミスリードを観客にさせることができたので、組織に関してももうちょっと上手いミスリードをして欲しかったところだ。 あの描き方では、見ていて組織が破綻しているのが分かり、組織の秘密が分かっても驚きを感じることはできなかった。 伏線の張り方が下手というわけではないが、もうちょっと観客の頭を信用してもいいのではないか。あれでは分かりやすすぎる。 もうちょっと使命感のある組織ということを強くアピールして、さらに観客をミスリードさせてもよかった。 ラストの仕掛けに関しては物足りないと思ったが、オチ自体はあれ以外考えられず、多少の無理を承知で、あのオチを選んだものと思われる。 フリーマンが誤解するようなストーリーを変に小細工して作るよりも、オチを優先させた思い切りの良さも評価したいところだ。 ストーリーがおかしな部分はあるが、細かいところを描くべき映画でもなく、ストーリーよりも映像を優先させることが大事と考えたのだろう。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-23 12:35:20) (良:1票) |
4.この映画は、 「弾丸と弾丸がぶつかって弾けるまでの弾道を追った映像が見たい」だとか、 「弾道を自在に操って芸術的な曲線を描かせたい」とか、 そういうビジュアルに対する妄想を「実現」させようというコンセプトのみで作られた映画で、それ以上のものもなければ、それ以下のものもない。
詰まりは、コレはコレできっぱり「完成」していると言える映画だ。と、思う。
「映画」が、音と光で構築されている以上、確実な目論見をもってして作り込まれた映像世界前にしたならば、少々ストーリーがチープであろうが、整合性に欠けていようが、それはそれとして評価しなければならないと思うのだ。
すなわち、存在そのものがマンガ的に妖艶なアンジェリーナ・ジョリーが、訳も分からない主人公を強引に引き連れて、大暴走を繰り広げる冒頭の時点で、この映画の価値は確定している。
どうも回りくどくなってしまったけど、要するに「こういう映画は、嫌いじゃないよ」ということ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-23 01:01:02) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 個人的には結構、楽しめたドンパチ・バカ映画でした。主演のジェームス・マカヴォイのナヨッとしたヘタレ青年が思った以上に良い!アクション大好きジョリ姐さんの存在感はもう言う事なしに輝いてますなぁ・・でも主演扱いですが実は脇に回ってる印象。何気にアクション映画出演多いモーガンさんは言うまでもなく安定した感じでこれまた言う事なし。 でも散々、強調されている弾丸を曲げる設定は実は無くても物語が成立してるような気がします。弾丸曲げられる事がキャラクターと物語の核心に繋がってないと単なる見せかけで終わっているような・・。中盤のドンデン返しのこじ付けっぷりに何度も首を傾げたり、ラストの決着も唐突というか何か収まりが悪かったです。各キャラクターの薄っぺら感も否めずマイナス要素ですね。と書きながら、サービス精神旺盛の展開は好感持てるし、ジョリ姐さんの華麗なアクション姿が堪能して満足度がアップしたので点数をプラスしたい所ですがやっぱり6点止まりかなぁ・・あと蛇足ですが、ジョリ姐のキスシーンとお尻が拝見出来るシーンで私の脳内にブラピの顔が浮かんでウザかったです。 【まりん】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-09-21 14:09:45) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ティムール・ベクマンベトフ監督の作品は前から観たいなあと思っていながら、この作品が初見。ストーリーはありがち。ヘタレ会社員の主人公が実は暗殺者の息子。暗殺者組織に入りイケメンに生まれ変わり、でもなんだかうまく行き過ぎだよねーと思ったら、やっぱりその組織もまがい物。で、どうする?主人公?という感じ。だけど映像と音楽がかっこいいし、アンジー姐さんが素敵。それに確かに、ルーティンワークに追いかけられる日々の中で、自分のアイデンティティへの問いかけは、時に必要だ。物語の初めと終わりのシンクロぶりも、腑に落ちる感じで結構好き。エンターテイメントとしては十分満足。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-16 02:10:52) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 グラフィック・ノベルが基のこの作品を「ナイト・ウォッチ」で独特の映像センスをみせつけたティムール・ベクマンベトフ監督が撮るのは納得。細かい視覚的演出のなされた舞台や暗殺者のヴィジョンに銃弾どうしの殴り合いなど彼独特の、想像力を掻き立てられるような画の構図は冒頭から際立っていてやはり面白いと感じた。しかし面白い映像で攻めて行きたいがために脚本は犠牲になってしまったようだ。画を見せるための無茶な展開が目立つ。どんでん返しもそこまで驚きは感じられず結局妙な方向に収束していってしまい明らかに練りこみ不足な荒い印象を受けた。娯楽作としては映像の奇抜さもあり、冴えないヤツの痛快アクションとして序盤は楽しめた。しかし終盤に向けての失速加減を見るともっともっと面白くできるとも思える作品なので、ティムール監督にはストーリーテラーとしても頑張ってもらいたい。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-09-14 01:08:26) (良:1票) |