11.《ネタバレ》 もちろん、アメコミヒーロー物を観にいったのだが、観終わったらその、数奇な運命に流されてきたハンコックとメアリーの大悲恋物語とわかりました。映画としてもよくねられた脚本とスピーディーな展開は観てるものをあきさせません。予備知識無しでいったのでメアリーの突然の変貌はかなり驚きました!!まさか、メアリーとハンコックが同じ特殊能力を持つ人間とは…ネ。それに元夫婦とは!お互いを信じあい愛していけばいくほどその力は消え、二人とも危ない目に会う事になるなんて…だから離れて暮らすことを選んだメアリーの気持ちを考えると…泣けました!それがわからず、望失感からハンコックはぐうたらで人の迷惑かえりみずやりたい放題やっていたというわけです。前半に埋め込まれている数多くの伏線が、後でそうだったのかと納得させられるうまい演出だと思います。私の大好きな(美背中世界一!)シャリーズセロンがなかなかの好演です。妻と母の顔から、ばれてハンコックに会いに行く一人の女としての顔とそのメーキャップの凄まじい変わり方も見ものです。また、ウイルスミスも悪ふざけが過ぎるほど各シーンに口出ししているのがよくわかりますね。久々に笑って、泣いて、驚かされた作品がアメコミヒーロー物とは…… 【としべい】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-01 08:03:10) (良:2票) |
10.なかなかの快作にして怪作。嫌われ者のスーパーヒーロー、と言っても、ピカレスクなヒーローでも何でもなくて、ただ単純に人から「嫌がられている」というのが何ともオカシイですね。バカバカしいくせに妙な説得力もあり、笑える中にも主人公の孤独が自然に浮かび上がってくるという、全く押しつけがましいところがないのが、この映画の魅力。ただしそれは映画前半。ふむふむこの映画はそういうタイプの映画かと思って観ていると、後半はそれをリセットせんばかりの勢いで妙な展開に突っ走り、何だか映画がグダグダになっちゃった感じ、しかも恣意的に映画をグダグダにしているらしいのが、観てて戸惑うところ。言ってみれば、映画前半は、奇抜なヒーロー像という点での、観ている我々に対する良い意味の裏切りがあったのに、後半は、さらに輪をかけて裏切りを仕掛けてきたせいで、ちょっと「悪い意味の裏切り」と感じられてしまう。結局のところ、“映画を観る側が映画を作る側に何を求めるか”ということと、その一方で“映画を作る側は映画を観る側に何を求めるか”“「観る側の期待」として何を想定するか”、ということとの間の、絶対に埋まることのないズレを、改めて意識させられる映画でもありました。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-10-23 01:03:06) (良:1票) |
9.見る前に思っていた印象と全然違っていて、結局、頭の中でリセットする前に映画が終わってしまった。なんで、あんなCMの作り方をするんだろう? 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-06-17 03:40:49) (笑:1票) |
《改行表示》 8.《ネタバレ》 酔っぱらいで傍若無人な嫌われヒーロー、ハンコックが暴れまわるコメディタッチの前半はなかなかに面白くて楽しめました。改心するまでの心情の変化の描き方や、ステレオタイプな一般市民の描き方が不満に感じたものの娯楽作としては目をつぶれる範囲内。気がつけばソコにいたヒーローなのかと思いきや、生い立ちをセンターに持ってくる構成もなかなか良し。中盤からの思いもよらない展開も良し。 しかし、みなさん仰ってますようにそっから急速に失速して、蛇足設定に引きずられグチャグチャになってつまらなくなってしまったのが残念。 やっぱヒーローもので盛り上がるのは強大な敵との対決だと思うので、そういう面でもラスト付近がまったく盛り上がりに欠けたのが残念。一緒にいると弱くなるって、ずいぶん無理のある設定は不可解以外の何者でもない。もっとヒーローコメディとして割り切って気持ちよく最後までいって欲しかったのに残念。 同じ血を引くあの少年が最後にスーパーパワーでハンコックを助けに来て、ヒーローファミリーが巨悪に立ち向かう展開を期待してしまった。(まぁ、血は引いてないんだけど)。これならMr.インクレディブルの圧勝。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-18 11:50:53) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 途中まではちょっと変わったヒーローものという感じでとても良かった。超人的な力を持っているが、ぶっきらぼうなため人に好かれず、クズと言われるヒーロー。それを見かねて助けようとする人の良いおっさん、レイ。その後、レイの厚意に答えようと不器用な自分を変えようと努力するハンコック。ここまではよかったのだが、メアリーにも実はスーパーパワーがあることがわかってから話がややこしくなった。実はハンコック&メアリーが夫婦だったとか、2人近づくと普通の人になるとか、存在しなくてもいい設定がどんどん増えていき、そんな設定があると、裏づけを取りたくなっていってしまう。しかし結局、それは明かされないため、消化不良な印象しか残らない。なにも考えないでみる映画なのに、無駄な設定の雨あられで終盤はとても残念。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-02-04 23:26:34) (良:1票) |
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6.《ネタバレ》 CGを駆使した馬鹿馬鹿しさが効果的に表現されていて、私もケラケラ笑いながら楽しくみてたんですけど、嫁さんと戦いだす終盤からそういうユーモアは影を潜め、無理に感動させようとやたら重たい描写になってしまいます。最後まで馬鹿馬鹿しさを突っ走って、もっと気持ちよく終わってくれた方がよかったんじゃないかしらね。「お互いに近づくと力がなくなって人間と同じになる」という設定も、説得力が乏しくご都合主義が先走ってませんか?序盤のツカミは素晴らしく、「これは新しいヒーローの誕生だ!」と私も素直に感心したので、全体として「笑いと感動」がうまく同居出来ていない作品構成は少々残念に思いました。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-29 19:42:27) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 あーあ。何でこうなってしまうのか。せっかくの面白い設定を支離滅裂なストーリーで台無しにしてしまった。メアリーはひた隠しにしていたはずのパワーを後半は隠す素振りも見せないし、あれだけ街を壊さないことに注意していたのに、後半は人助けですらない痴話喧嘩で街の中ぐっちゃぐちゃ。前半と後半で一貫性がなく映画の中身もぐっちゃぐちゃ。新たなキャラクターを生み出した事への敬意とウィルスミスびいきでもこの点数。最高の食材をへたくそな調理で最低の料理ができあがった、そんなやるせなさを感じる映画です。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-10-11 18:01:56) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 ★大人から子供まで汚い台詞のオンパレード。ダークならぬダーティヒーローの無茶振りと一転のしおらしさに大笑い。 ★途中大どんでん返しにびっくり。それでも汚い台詞のオンパレード。 ★さらにはなんだか妙にシリアスに。それでも汚い台詞のオンパレード。 ★最初から最後までこればっかり(笑)。「もう一度言ってみろ!」さあ、みんなでゆっくり言い返そう。「×ss ×ole!」・・・・ 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-09-16 23:17:31) (笑:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 おもしろい!もっと評価されるべき作品。予告はコメディシーンばかりだが、本編はそうじゃない。 結構、テーマは深いのだ。幸せってなに?ヒーローとは?神の死とは?究極の三角関係とは? ただぼーっと見てたらわからないのかもしれない。 前半と後半ががらっと変わったという批評もあるが、その感想は違和感。 確かに前半はコメディシーンが多いが、ノーテンキというわけでもない。かえって悲哀を感じたりします。 スピード感がすごく、爽快。私は、ダークナイトより断然こっちをとります。 続編希望!! やはり次の敵はセロンが「死んだ」といっていた仲間が悪となって出現!というのがいいと思います。 今回ちらりと見せてくれた、神同士のものすごい戦いを存分に見てみたい。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-05 22:33:42) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 深みは全くないが、十分楽しめる内容になっている。気合を入れて観るというよりも、夏の暑いときにボケッとしなかがら眺めるには最適ではないか。そういう製作趣旨の映画と感じられた。 シャーリーズ・セロンにも鑑賞前は全く分からなかったサプライズがあったのも大きな裏切りとなっており、前半と後半で雰囲気がやや異なる点も面白い作り。 前半は「嫌われヒーロー・ハンコックの更生とヒーローとして認められるまで」を描き、後半は「スミスとセロンの関係」を中心に彼らの正体や秘密が描かれており、前半と後半で二度美味しい映画となっている。 ただ、面白いのも事実だが、物足りないのも事実。 意外と簡単に更生してしまうハンコックなど、軽さと重さのバランスの取り方がこれで適していたかどうか判断するのは難しい。 あまり重くすると一般性を欠き、これ以上軽くすると非難を浴びる。 一般的に好まれる作品を目指せば、この程度で妥当だったかもしれない。 個人的には、もうちょっとスミスとセロンの関係を重めに描いて欲しかったところだ。 彼らの関係というのは、軽くはないと思われる。 互いに引き合いながら、近くにいればいるほど自分達の能力が無力化していき、かつ敵を引き寄せるという設定はメチャクチャでもあるが、面白い設定でもある。 スミスのカラダに刻まれた傷の深さだけでも、彼らの長年に亘る関係は奥深いと分かる。 彼らが愛し合えば愛し合うほど、スミスたちの体が傷ついていくので、彼らが別れと出会いを繰り返しているということが分かる。 それだけ二人の愛情も深いはずだ。 セロンは今の旦那とも上手くいっており、ようやく幸せをみつけたと言っていたが、今の旦那とスミスとの間で葛藤があってもいい。 セロンに葛藤なかったので、こういう葛藤が生まれようもないが、スミスにもセロンとともに暮らして、人間として生きるか、ヒーローとして生きるかという葛藤が生まれるとさらに深みが増したかもしれない。 このような葛藤の結果、セロンは今の旦那を選び、スミスはあれほど嫌われていたにも関わらずヒーローとして生きる道を選べば、もっとココロに残るストーリーになったかもしれない。 もっとも、能力がないのにスミスを庇うセロンや、セロンを救うためにフラつきながら飛び出していくスミスの姿を見れば、お互いがお互いのことを真剣に考えているのはよく分かる作りにはなっていると思う。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-08-23 23:24:11) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 不死身のスーパーヒーロー“ハンコック”。しかしヒーローはヒーローでも昼日中から酒びたりでベンチに寝てるようなダーティヒーロー・・の話。 監督は、「コラテラル」「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ。ジェイミー・フォックスをよく使いますが、この作品ではウィル・スミスが主役。 逃げる強盗を捕まえたりはするが、途中でさまざまな違反を起こしたり、街を壊してしまうのでより以上に被害額も大きく、不遜な態度もあって街の子供からも「クズ(ass hole)」呼ばわりされているというキャラ。あるとき、列車に轢かれそうだった広告マンを助けたところ、「真のヒーローになるべきだ」と諭され、嫌々ながらも刑務所に入って罪を償い出直しをする。 最初は痛快ハチャメチャのヤンチャぶりに、まじめキャラへの転身過程もなかなか笑えちゃうんですが、街のみんなから称賛されようになり、広告マンのレイとの信頼・友情モードが出てきたところでちょっぴりヒューマンものに。この時点では、広告(マークで企業PRを呼び掛ける)PRマンを演じるジェイソン・ベイトマンがちょっと素敵に見えてきちゃいますw だけどすぐに一転、脇キャラ(のように見せていた)のシャーリーズ・セロンが、真のバディに切り替わる! 何だか、かつて二人は○○だったとか、天使だか何だかという設定で、トーンが別方向へ。そしてクリプトナイトの前のスーパーマンの如く無敵じゃなくなっちゃう・・。 んーなんでしょう、このバディもの、弱っちくなる設定は個人的には無用で、もっと面白い脚本あったんじゃない?と思うのですけど^^; (*゚◇゚*)ハッもしかして、スーパーマンみたいに新たな敵を迎えた続編を考えてるのかな?かな? 【尻軽娘♪】さん [試写会(字幕)] 7点(2008-08-13 00:31:38) (良:1票) |