8.評判通り堤真一が良かった。存在感がありすぎるので、ドラマの延長って感じがしない。それが特に良かった。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-28 19:16:55) |
7.ドラマの映画化=安いの常識を根本から覆してくれた久々のヒット作。原作に比べたらそのトリック性やサスペンス性は大幅に薄れてしまったようだが、これ一本だけ見てもなかなか見応えがある。特にラストに至る展開のつじつま合わせや、大胆な伏線からラストの謎解きまでしっかりと筋が通っていてなかなか唸らせるストーリーであった。更に堤真一の役作りは完璧。あのハンサムな容姿であそこまでオタクな数学者を演じるのには驚いた。私はドラマも大変好きで、全話+スペシャルを見てから鑑賞に望んだのだが、ドラマを見ていなくてもストーリーが理解できるように、キャラクターだけで魅せる脚本はさすがだなと感じた。その分、ドラマで主役だった内海刑事の影が薄かったり、レギュラーだった品川や渡辺いっけいが顔見せ程度の登場だった印象だが、内海刑事が我々鑑賞する側の立場であるキャラクターだと解釈すれば、すんなりと納得がいく。そういえば、ドラマのメインテーマであった「知覚と快楽の螺旋」がエンドタイトルにしか使われなかったのは意外だったね。とにかく次回作も楽しみ。 【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-01-05 01:08:42) |
6.テレビドラマの映画化で初めてまともな良い映画を見ました。しっかりと作りこまれていて設定はドラマと同じですがドラマっぽい演出もありません。福山雅治ではなく堤 真一が主役の直木賞ミステリーの映画といった感じです。 【じょーー】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-13 12:02:17) |
5.ドラマ見てなくて、わかるか不安でしたが、この作品は、石神さんと靖子さんが主役ようなものだったので、すっと入れました。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-04 21:06:36) |
4.《ネタバレ》 テレビドラマの時とは違うトーンと色で、劇場版として見事に独立した作品である。映画化になると何を勘違いするのか変に力を入れて破綻してしまう作品が多い中、しっかりした骨格の基、人の悲哀を丁寧に描いている。KOH+の歌もはまってる。欲を言えば、2人の天才の頭脳戦をもっと見たかった。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-23 22:27:44) |
3.人生、意味がある方が良いですね。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-15 21:10:59) |
2.《ネタバレ》 自分はガリレオシリーズ含めて原作既読でTVシリーズ未見。原作との違和感をあげるなら、湯川が石神を「ライバルではなく友達」と呼んだことが残念でした。自分の記憶が正しければ、原作では「好敵手」と言ってました。天才という設定の二人の関係には、友達の友情とは違った次元のコミュニケーションが存在し、それを湯川は好敵手と表現していたはず。孤高の二人がよくある友達じゃあ、締りが無い。ラストの石神の叫びは描いた解が完璧に「美しいもの」にならなかったことに対して発せられたものです。それは悔しさや無念ではなく、論理にそぐわない不条理に対する慟哭。でも、真相を知った靖子が取る行動として、あれは当たり前だろう。この、他者の感情を計算に組み込めなかったことが石神の方程式の限界であり、結果としてこの後の石神を救うことになると思いたい。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-28 13:24:02) (良:4票) |
1.《ネタバレ》 「容疑者Xの献身」
映画化されたと聞き先に原作を読んだ。
感動!
流石に直木賞。
さて映画はどうなるのかと配役を見ると、 何!? 容疑者は堤真一に松雪泰子?
これは違うぞ。
堤真一は格好良すぎ、 松雪泰子はエレガント過ぎる。
でもそれは俺の間違いだった
役者ってすごいなぁ
特に堤真一。
ダサくてショボくてオタクっぽい数学教師を好演。
歩き方で倦怠感を 無表情の中に喜び悲しみ苦悩を微妙に表現する。
最初から最後まで彼の演技に引き込まれた。
主役堤真一と言ってもいい映画。
とは言え福山も決して悪くはない。
ドラマのガリレオとは違い
友情や愛という非論理的なものに 意外にも振り回されている。
「実におもしろい」
何かにふと気づく彼の表情はチャーミング。 堤とのやりとりでも魅せてくれる。
脚本もよくできている。
出だしのクルーザー爆破と 登山のシーンは原作にないもので 、
違和感はあるが 、
全体的に原作に忠実。
むしろ要らない部分を削ぎ落とし テンポよく描かれてた。
ラストの堤と松雪の絡み、
最大の山場。
原作でも泣かされたシーン。 かなりの感動である。
最初、原作を読んだとき
石神の咆吼は献身的な愛が 結果、報われなかったからなのだと思っていたが、
ひょっとしたら逆にこれで報われたのかもしれないな とも思わせた。
たぶん松雪泰子が石神の献身愛を理解し それに応えるような演技を見せたからだろ。
文字では見えてこない世界だ。
エンドに流れるシーン。
これも原作にはない。
俺的には微妙。
せっかく二人感情が通い合ったシーンから
現実の世界に引き戻された。
その後の取り調べ、 今後の容疑者たちの裁判の進み方まで、 想像させてしまう。
だが二人で罪を償うのだから それはそれで良いのかもしれない。
そこで流れるKOU+の主題歌が切なく素敵。
【虎鉄】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-10-06 13:26:08) |