12.《ネタバレ》 『2』は論外なので、個人的に『1』の正統な続編はこっち。 『しょぼい』と評判は聞いていたのですが、確かにしょぼい。とくにCG。低予算にしては頑張っているほうなのでしょうか。 前半から中盤くらいまではまだ全然面白かったのですが、ラストに向けて低予算のしょぼさばかりが際立ってしまう有様。とくにクライマックスのつまらなさは致命的。一番盛り上がるべきところで一番盛り下がっちゃってます。 『1』の1/5程度の予算で、『1』と同じスケールのものを作ろうとしちゃった。だから無理が出ちゃったんじゃないかな。いっそ『1』のスピンオフ的な作品にしちゃったほうが面白いものができたのではないだろうか。『1』があれだけ面白かったんだから、『別の惑星』『別の基地』における『また違う勇者達』のストーリーを描けば、予算に見合ったものが作れたのではないだろうか。かといって『2』みたいに全くの別物にしちゃうのは問題アリですけどね。 中盤までは正直そんなに悪くないと思います。ロク・サンでの攻防なんか、これぞスターシップ・トゥルーパーズという感じが出ていて楽しい。ジョニー・リコや頭脳バグなど、『1』でおなじみのキャラが出てくるのも嬉しい。そして個人的に好きなのが地球連邦のCM。ウィットに富んでいて、CMがくるたんびに『キタキタ!』って思っちゃいます。 よって中盤までが7点くらいで、終盤、ラストが4点・・・まあ全体的には贔屓目に見ても6点くらいですね。 『1』のファンであればそれなりに楽しめる内容になっているとは思いますが、『2』『3』は作らないほうが良かったとも思えます。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-03-19 14:24:54) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 シリーズ2作目で盛大に路線からズッコケた感があったが、1作目の主人公リコが今回復帰したこともあって外れた路線を修正している。 パワードスーツ装着のためのバイオスキャンでの男女の隊員の全裸での軽い会話も、シリーズ1の雰囲気を感じさせる。 1作目は軍隊とナショナリズムへの痛烈な皮肉がこめられていたが、3作目では宗教がテーマに大きく絡んでいるようだ。 バグの宗教に地球連邦総司令官が取りこまれたが、人類の危機をパワードスーツを操ったリコが救い英雄となる。 映画製作の年代的にパワードスーツはてっきりガンダムのモビルスーツのパクリかと思ったが、モビルスーツの元ネタがこのパワードスーツだったと。 SF小説には疎いので、原作の「宇宙の戦士」が1959年に既に刊行されていたとは知らなかった。 ただ、もう1作目のような突き抜けたインパクトはない。 シリーズものによくあることだが、2と3は不要で1だけで良かった印象。 【飛鳥】さん [インターネット(吹替)] 4点(2018-03-25 19:52:35) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 原作のエッセンスはある程度「1」で表現したし、すでに「2」で思いっきり萎んでいるし。だから、好き勝手に暴れた感じですね。無責任さが潔く思えるほど。「2」は論外の酷さだったのでこの際忘れるとして、「1」の続編ではあるが半分もお金を使っていないのが良く分かる。その制作費の少なさを、おバカでカバーした。「♪~ it's a good day to die (今日は死に日和)」の軽やかなメロディが頭の中でリフレインする。やっとお出ましのパワードスーツはそれなりの破壊力だったけれど、これも予算の関係なのか出番はラストだけ。しかも描写がしょぼい。やっぱり「1」で大暴れして欲しかったな。ということで、このシリーズは「1」が全てであとは蛇足。今作も真剣に評するような内容じゃないが、おバカは楽しめました。「2」よりは格段にマシな出来です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-05-18 22:04:18) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 意外と面白くないのは、作り込みが甘いと言う以上の原因がありそう。
十年以上前の作品である1よりも映像的に退化しているのがかなりイタイ。風刺の対象も国、テロ、宗教とやや大きくしたのにちゃんと作り込まなかったためにただのばかげた連中にしかなっていなかった。特にキリスト教、最後感化されちゃったら何で解決したのかをどういうつもりで表現したのかさっぱり解らないじゃないか。テロリストのエピソードも、挿入してあると言うことは何らかの風刺なんだろうと言うことはどうしても考えてしまうが、ああいう扱い方がされていると言うことは、何らかの言い分があるという考えなんだろうか?作り手にそういう気がなくても何か宗教っぽい変な平和思想がになっちゃってるような気がする。
連邦のCMや男女が同時に全裸になって何も気にしないなど、前作の特徴的なエッセンスを入れてあるんだけど、ただ後から足しました感が強くて不自然なだけだった。また、出撃準備のセットアップシーンは画的に表現してボルテージを上げるしかない部分なのに、表現が特撮テレビドラマ位の完成度。これじゃどう考えてもロボットアニメにも勝てない。止め画をごまかすために技名を絶叫したり、口げんかで尺を稼いだりするアニメと違って、全画面動かすことが出来る実写でこれじゃダメダメ。最悪なのは実写でほぼ止め絵使ってやがる。これはもうアクションシーンとは言えません。
各キャラの使い方も雑で、結局リコの立ち位置とか総司令官のサスペンス的な行動とか、全部上手く働いてなかった。設定を増やしてしまったせいでシークエンスに必要な時間が延びちゃったためか、一つ一つが長い。とくに砂漠を歩ってるだけのシーンとか退屈さがひどい。尺稼ぐくらいならなんか設定捨てて短くすればいいと思う。集中力が切れてしまうと、ローラが砂山を上っていくところで何故か靴音がコツコツいってるSEに気が行ってしまったり、いろんな所の雑さが目立った。
結局これもテレビシリーズ向けの番宣映画なのかな。普段30分のテレビアニメを観てる人がみて、テレビよりも豪華なことに感動して欲しいみたいな作りなんだろうか。とにかくがっかりした。最近のアメコミ物や原作物のように、何部作かちゃんと決めてしっかり作り込まれてないようだと次回作は観ないと思う。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2009-08-02 19:26:34) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 宗教がらみのストーリーになると、何だかアホ臭くなる。バグを崇拝するのも、地球の神を崇拝するのも、実は変わらないってこと。バグとの戦闘シーンはぶつ切りの場面を重ねただけでイマイチ燃えない。期待したマローダーも引っ張って引っ張って、ラストにちょこっと銃を撃つだけ。あと、マローダーって操縦者の神経とシンクロするためにバイオスキャンしたはずだが、銃を撃つときなんか指で操作してた。あの裸になってチェックされたのは何のためなの?全体的に大味すぎる感じで残念。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 4点(2009-03-22 14:16:37) (良:1票) |
7.全体的なクオリティーは1よりは劣りますが、2よりは上な感じで、ちょこっとよくできたB級映画なテイストでした。戦争への皮肉がききすぎで、ちょっとうるさいよーな気もしますが、最近、B級モンスター映画や古いモンスター映画を観まくってるモンスターオタク思考の自分には、これくらいでも、それなりに満足です。80年代あたりのちょっと小規模な戦争映画を観てる気分にさせてくれる冒頭から始まり、途中は80年代あたりのモンスター映画、で、クライマックスはようやく登場のマローダー、ラストはヘンテコな歌でしめてくれます。次回作があるなら、そりゃもうマローダー全開の映画じゃなきゃ、俺はイヤ。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-21 02:48:56) (良:1票) |
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6.《ネタバレ》 前作の2があれだったもんで期待はしてなかったんですが、期待しないで正解でした。
でも前作よりは良いのかな?一応、製作にバーホーベンが関わっているので。
今回の目玉であるマローダーですが、終盤にチャチャっと活躍するだけなので、これ目当てで観る方は気をつけてください。きっとガッカリします。 見所も、序盤のロクサン襲撃シーンとマローダーくらい。あとは正直退屈でしたね。
てか、ソフトバ○クのCMのお兄さんにそっくりなメガネの長官が、あまりにも弱くて言葉を失いました。どうやってあの地位まで上りつめたのか疑問です。笑 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-01-05 17:40:46) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 全体としてまとまりが良くてストーリーに無駄がないところがさすが監督が原作脚本家だけのことはある。総司令官が歌手やったり、反戦争で公開処刑されたりと、ここそこに登場する連邦放送ネタがちょっと今回はしつこすぎた感じがあったかも。総司令官グッズ売ってたり、寄付しろとかロゴ出てたり、実は1作目のパロディのつもりなのか?初登場の爆弾バグがしょぼ過ぎで花火みたいなのに歩兵が身を挺して防いでるのがなんだかねえ。マローダーの活躍シーンも取って付けた感じでやはり予算の限界があったのかしら・・・と、突っ込みどころが満載なんですが実は見終わった後にはほんのりと満足感が。やはりテーマ音楽やジョニーリコ役を変えなかったこと、1作目で登場したブレインバグとの絡みなどもうまく話の展開に使われてたりと1作目のファンへのサービスがいっぱいあったからかな。色々気になる点は多いがこの満足感に7点を献上します。 【おすし】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-02 02:44:26) (良:1票) |
4.僕には「2」みたいなTVドラマじゃなく、きちんとした予算(「1」の数分の一だけど・・・)がつけられ、「1」の登場人物たちも登場し、マローダも登場するだけで満足でした。「1」にはかなわないけれども!! 今回のテーマは宗教だと思います。無宗教だった連邦政府が増加するキリスト教徒を利用するかたちで宗教を認めたのは、なんかローマ帝国っぽいです。「4」が作られるなら中世ヨーロッパのように恐ろしい社会になっていそうです。てっ、今でもそうか(笑) とりあえずマローダで昆虫軍団を蹴散らしていくのがもっと見たいので「4」を作ってください!! ヴァーホーベン監督で! 【のび太】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-17 10:51:27) (良:1票) |
3.この残念な気持ちをどこにぶつければよいのか? 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-08-01 00:07:00) (笑:1票) |
2.★本家バーホーベンの第1作のテイストをできるだけ再現しようという努力は感じられます。★ただ本家の切れっぷりと比べると、やっぱり迫力不足。★日本語HPの、「総製作費・CGシークエンス・バグズ・・・すべてが、前作の3倍!」というキャプションには笑った。前作は前前作の何分の1だったっけ(笑)★あとクライマックスのマローダー登場シーンも。それと意味なく裸体を見せるのも。連邦軍総司令官がアイドル歌手ってのも。マクロスかよ。★そうやって、随所にばかばかしさを見せるものの、やっぱりなんか真面目に風刺してるって感じがしちゃうんですよね。そしてやっぱ予算が足りないなと思うと、ストーリーや演出の、見なくてもいいアラが見えてしまう。★もったいないなあ、もう一度、本家バーホーベン監督で、予算を湯水のように遣ってぜひとも続編を!戦争いつまでも続きそうだし・・・ 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-29 23:56:19) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 2で大コケして、反省したのか、変人ポール・バーホーベン(褒め言葉です)が製作総指揮として戻って来た第3作。 相変わらず、地球連邦軍のCM?は馬鹿馬鹿しくて笑えました。 しかし豪く予算を削られたのかは知りませんが、新種として登場したスコーピオン・バグは一瞬しか出番はないし、カミカゼ特攻バグの火薬シーンは明らかに火薬不足だろ!って言いたくなる迫力の無さでガッカリでした。 でも最後にベックともう一人の女が神様に祈ってると、マローダーが降りてくるシーンは下らなすぎて爆笑でした。 一般人には余りオススメ出来ませんが、一応7点としておきます。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-28 11:45:15) (良:1票) |