67.凄惨なナチによる虐殺。事実としては知っているつもりですが改めて映画で見せられると正視できません。主人公シンドラーの描き方には少し不満が残ります。最後にはもう少し助けられたのにといって泣き崩れます。しかし、それまでは、浮気はするし、そういう事実があるのを知っていながら平然としている風もあってこれだけの悲惨な事実に心痛めている感じが描かれていないので、えッ、そんなに苦しんでいたんですかという思いでした。白黒画面の中の赤いスカートの女の子。黒沢明「天国と地獄」の赤い煙をヒントにしましたね。これにはビックリ。 【野ばら】さん 7点(2002-09-26 17:21:11) |
66.モノクロによる表現に徹してみせた作品だが、なるほど“総天然色”にはない独特の美しさがある。思わずモノクロの古い名作をいくつか見直してみたくなった。ところで、アウシュビッでのホロコーストを扱っている点であるが、思ったほど印象には残らなかった。なぜだろう?例えば、虐殺される側のユダヤ人たちの恐怖や絶望が十分伝わってきただろうか。試しにダッハウの収容所跡で今も無料で公開されている記録映画を観てほしい。そこには正真正銘の恐怖が描かれていた。その恐怖とは虐殺されたユダヤ人の方々の恐怖だけではなかった。虐殺する側に回ってしまった人々の熱狂や暴走という恐怖もまざまざと描かれていたからだ。小生自身、短いこの記録映画を観たあと思わず気分が悪くなってしまった。その虐殺する側であるナチ将校の描き方は本作の場合どうだったか。いかにもステレオタイプで俗説通り、冷血な悪魔あるいはターミネ-ターよろしく機械のようにユダヤ人を殺している。ナチ的なプロパガンダに洗脳され熱狂する人間の弱さという視点が決定的に欠落してはいないか。「サウンド・オブ・ミュージック」のなかで普通の若者がナチに熱狂しトランプ一家と離れていく様子が柔らかに描写されていたが、この作品を名作たらしめていたのは実はこのようなところにもあったのだろう。対して、本作の場合、虐殺される側も虐殺する側もまるで「操りに人形」のように淡々とそれぞれの役を演じているように感じられて仕方ない。モノクロの映像は確かに美しかった。しかし、そこにはある種の白々しさが伴っていたように思う。 【ヨアキム】さん 6点(2002-09-11 08:23:08) |
65.ユダヤ資本のハリウッドに対してユダヤ人スピルバーグが、ホロコーストを扱うということ・・・一見告発しているだけに見えるけど実は、もう終わってしまった悲劇には、報復としてではなく「赦し」としての回答しかないのではないか。というメッセージがこめられているのではないだろうか? 【のびた】さん 10点(2002-09-05 00:22:13) |
64.とても怖かった。とても暗かった。あまりにも衝撃的で泣くどころじゃなかった。でもこの映画をつくったスピルバーグは、凄いと思った。いい映画です。 【キャッチ】さん 9点(2002-08-17 23:09:01) |
63.深夜、友達と怖くて泣きながら、それでも1800円惜しさに(私はこのパターンが多いな)最後まで観たこの作品。忘れられません。ホラーより怖かったです。空が白んでくるまでファミレスでお茶して、朝の静かな平和な町内を猫と散歩してようやく緊張が解け、そして自分がどんなに恵まれた時代、恵まれた国で生きていられるのか実感しました。確かに、凄いとしか言いようのない大作。しかし私にとっては、二度と観たくない映画の筆頭になってしまいました。 【ラッシー】さん 5点(2002-08-10 21:31:12) |
62.リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズの熱演は必見!なんでアカデミー賞あげなかったんだろう。泣かせ所と分かっててもラストのシンドラーのセリフにはぼろぼろ泣かせられました。 【桐生】さん 9点(2002-08-07 20:00:00) |
61.とにかくなんと言われようが感動もの。実際のシンドラーはもっと魂胆がありそうだが映画はすばらしい。赤いドレスの女の子が走ってるシーンはもうたまりません。リーアム・ニーソンも素敵です。何度見ても泣ける作品。 【ビビンバ】さん 10点(2002-07-27 14:41:12) |
60.まさに大作だと思った。戦争の恐ろしさを伝えてる。あんなものだとは全然知らなかった。実話というのもすごい。なんだかんだいってスピルバーグは上手だなと思った。 【kaneko】さん 9点(2002-06-11 22:55:46) |
59.重たい。リアルな描写。 【本郷の文豪】さん 8点(2002-05-17 09:01:25) |
58.戦争の本当の恐怖って、「単に人の命を奪うということ」よりも、「人々の中から、助け合いや思いやりという感情を奪い去ってしまうこと」なのではないかと痛切に感じた。どんな状況に置かれようとも、生きてることの幸せに感謝しようと思った。 【ぺる】さん 10点(2002-05-07 16:22:58) |
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57.見れば見る程、気持ちがしらじらしてくる演出。 【まめまめ】さん 2点(2002-04-26 22:48:21) |
56.ラスト15分は涙で字幕が読めませんでした。DVDの方は日本語で ビデオの方は吹き替え版をごらんください(涙) 【だだくま】さん 10点(2002-04-20 07:21:18) |
55.率直に言って、テーマの重さと内容のわりに映像がきれい過ぎた感があった。それをまたモノクロ映像として演出してるあたり、偽善めいたものを感じて、自分は素直に評価できなかった作品。 【鏡に萌え萌え】さん 6点(2002-04-17 00:45:44) |
54.良い映画でした。シンドラーが助けた1100人のユダヤ人の子孫は現在では6000人以上。偉大な人ですよね。“1人の生命を助けることは世界を助けることになる”って言葉がとても心に残りました。あのユダヤ人虐殺の惨劇をみていると、シンドラー同様、ユダヤ人の命を救った日本人の杉原千畝の偉大さも実感しました。 【あゆみ】さん 9点(2002-04-13 23:29:48) |
53.衝撃的な作品でした。ある意味もう二度と見たくない、、というか見られないかも。見た後、何週間もズシーンと重たいものが胸に残りました。 【roku】さん 9点(2002-03-25 21:33:43) |
52.白黒の映像に救われました。映画と分かっていながら実際の報道を見ているような感じがし、恐怖を感じつつもなぜか淡々と見てしまいました。ドイツ側の立場での映画はたぶん初めてでそういった意味でも印象深いです。「何人救えるか」は素晴らしいことだけど、「誰を救うか」という意味ではとても残酷な気もします。戦後、事業と結婚に失敗した・・というテロップ、完全な“ヒーロー”になりきらなかった所が現実であることを強調していて、よい締めになった感じがします。もう1度見たいです、しかもそんなに遠くない将来に。 【junko】さん 8点(2002-03-23 08:59:52) |
51.一言、印象に残るすばらしい映画ですね。今度は、日本のシンドラーと言われた、杉原千畝が、ハリウッド映画になるそうだ。 【みどり】さん 9点(2002-03-20 02:57:38) |
50.この作品が世の中に出た頃は、さすがに観る勇気が無くて見逃していました。最近になってやっと観ましたが、もの凄い時代があったんだと痛感させられました。もっと必死に生きなきゃ!って、思わされる。とてもズッシリと重く、凄まじい歴史的の一本でした。 【piro】さん 9点(2002-03-18 01:49:04) |
49.小説が非常に面白かったので、期待が大き過ぎた為、もうひとつだった。先に映画を見ていたらもっと良くおもえたかも。小説の方がどうしても想像力が膨らむ。映画はどんなに色使いを一部赤やモノクロにしてもかえってわざとらしく、見たまましか伝わらない。その点で小説を題材にした映画は大きなハンデを背負っているのでは。 【死亀隆信】さん 6点(2002-03-10 23:06:32) |
48.この映画に対して気軽にコメントするのもおこがましいと思ってしまう程、重大なメッセージを感じた。これを観たとき、ちょうど人生を投げやりに思っていたときで、衝撃を受けた。のうのうと生きていた自分が恥ずかしくなり、泣いた。しばらく立ち直れなかった。 【Takuya】さん 5点(2002-03-10 02:38:48) |