5.《ネタバレ》 ドキュメンタリーと見紛うばかりのリアリティ~タイの映画祭での上映中止は当然でしょう。グローバル社会においては「人間の命に値段はあるか?」の答えが、決して「NO」でない事を!本能として「生存する事のみ」が目的の人間が多数存在する事を!我々先進国の人間が普通に生活しているだけで、最貧国の人々から搾取している事を!この映画は観る者に叩き付けてきます。梁石日氏のメッセージを明確に映像化したスタッフの手腕は見事。ここのレビューも少ないが、もっと多くの人に観て欲しい映画です。但し、エンドロールでの挿入歌だけはいただけない。元々サザンは好きだけど、この映画のラストに桑田の歌ではぶち壊しである。立派な映画は商業主義に流されず、貫いてほしいぞ! 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-03 00:58:47) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 誰でもいいから、子どもを抱きしめたくなりました。 |
3.この映画自体には、何も力はないけど、劇中でも言われてる見て見た事を伝える役割を果たしてる思う。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-20 21:28:09) |
2.《ネタバレ》 この重たいテーマを映画化しようとした真摯な姿勢は素晴らしいと思う。ただ、う~ん、ドキュメンタリーならいざ知らず、「映画」化には無理があったのではないかという印象を持った。映画化の場合、どうしてもエンタテイン性とストーリー性が皆無では成り立たず、それを強引に?作り上げるがため、脚本が稚拙になった。「訴えたいこと」があり、またそれぞれの登場人物に弱さや問題を秘めているという視点はよく分かるように思うのですが、それがまるでパッチワークのようにつぎはぎの感があって、結果的に心揺さぶられない。特に最後の15分位は展開に無理がある。ここで思いめぐらせることは人間の罪の問題であり、新聞記者の個人的なエピソードが最後に残ってしまうと問題を特別なものにしてしまいかねない。オープニング(闇に浮かぶ光の星)が良かっただけに残念。日本人スタッフの演技もとても自然体とは思えないのは、脚本のせいでもあると思う。頑張りすぎる宮崎あおいは逆に一番合っていたかも。タイの子供たちは、演技を超え、目で訴えるものがあって素晴らしいと思うが、いま一つ映画の<素材>となっていて、本当に生かし切れていないと思った。普段映画館にそれほど足を運ばないだろうと思われる中高年の人たちも多く、問題提起という点では価値がある。 【ワンス・モア】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-09-01 21:48:59) |
1.《ネタバレ》 売春宿内の演出や脚本がおぞましいくらいに丁寧なのに、他の部分が雑で、落差を感じた。命からがら逃げ出した売春宿のすぐ近く、その売春宿の入り口も見えるところで逃げ出した直後にのん気に話し合う人はいないと思う。最後、歌手の作詞した詞を文字としてスタッフロール以外の画面に延々と映しているが、社会的な意図の強い映画で歌手の詞にあそこまで映画を委ねるのは不自然に感じる。 【鈴木】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-08-28 23:35:54) |