《改行表示》 10.《ネタバレ》 ターミネーターの面白さは、日常世界に突如現れる非日常(未来世界から来た無敵なロボット)のコントラストと、絶望的な未来を救うであろう救世主、一縷の望みである主人公ジョン・コナーが生きるか死ぬか、という緊張感にあったと思う。 しかし本作の舞台はその「絶望的な未来」である、人類文明がスカイネットという自らつくりだしたコンピュータネットワークに滅ぼされた2018年。 本作はとてつもない予算をかけてこれでもかと人類とロボットの熾烈な戦争を描いていて、ビジュアル的な派手さ故劇場ではその迫力に圧倒されるが、結局それ以上のものはない。 いくら想像力を駆使して新しいメカやアクションを紡ぎ出しても、結局は未来における未来戦争、よくあるシチュエーションなのである。T1~T3のような「日常世界に突如現れる非日常」なコントラストはなくなり、まあなんでもありの世界となってしまう。 また、新型ターミネーター、マーカス・ライトの存在がいかにも中途半端であったことと、抵抗軍の司令官が「このスカイネットの中枢部を破壊すれば戦争が終わる」と本編中盤で発言していながら、結局オチで「スカイネットの中枢は破壊したが、まだまだ世界には多くのスカイネットの基地があり、戦いは終わらない」というナレーションが入るという、どうにも納得できない矛盾があることだ。 何かターミネーターを取り巻く世界観が、宇宙戦艦ヤマトシリーズよろしく続編制作というビジネスのために無理矢理ねじ曲げられてしまったという印象を持ってしまうのだ。 そんな終わり方であることから、この先もT5、T6と製作されていくのだろうが、この後大きな物語の進展が無い限りは、また同じような未来戦争映画となってしまう。 どういうオチを付けるつもりなのか、ちょっと心配ではある。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-12-09 13:20:51) (良:2票) |
9.《ネタバレ》 今回から新3部作という事で、シリーズのファンの私としては現在のCGレベルを使った未来戦争(T1~3の冒頭で語られた未来シーンをさらにパワーアップした様な映像)が観れると思いましたが、期待は裏切られて従来どおりのコナー抹殺計画でしたね。コンセプトは悪くないと思うのですが、すべての要因を深く掘り下げて欲しかったです。リーダーのジョンは優れたリーダーシップを発揮するわけでもなく、3で登場したケイトは全く目立っておりません。人類VS機械にしても何だか緊張感や1と2で見られた絶望的な恐怖感が無いんですよね。完全に主役となっていたマーカスにしても何故人類の味方を選択したのか?という点を丁寧に描かなければ計画を立てたスカイネットが何十年も同じミスを繰り返して間抜け過ぎます。癌の女医さんとの関係、何故死刑になるほどの犯罪を犯してしまったのか?という点を掘り下げてれば、ある意味人生のやり直し的な行動や、心臓の件での自己犠牲も感動的になったと思うんですが・・・。ただあくまで個人的な感想なんですが、このシリーズの主役はある意味エイリアンやプレデターのようにあのエンドスケルトンだと思います。ストーリーに関して言えば1と2で昇華してしまったと思うので、T600などのメカの描写、予告編で期待させたあのゾンビのようなT600の描写や、あそらくターミネーターを覆う細胞等の研究に使われたであろう捕獲した人類の描写をシッカリするべきだと思いますね。トランスフォーマーで目が肥えてしまったのもあるんですが、巨大ロボやバイク、水中メカ等はターミネーターの世界観に合っていないというか魅力的には思えませんでした。その点シュワちゃんのT800はやっぱり怖い!長い付き合いなのでジョンに1言しゃべってほしかったですがラストの工場バトルなんかは過去のシリーズを踏襲していて良かったと思います。1を思い出しました。 【三毛たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 02:49:01) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 ターミネーターの1作目を観た時はそりゃもう度肝をぬかされました。こんな面白い映画、凄すぎるって。でも僕は正直、2も3も結構気に入ってます。特に評判の悪い前作も見ごたえあって楽しめた方です。そんな僕にとっては、この作品も、それなりに楽しめました。前半がちょっとわかりにくくて、モッタリしてましたが、後半にいくにしたがってテンションが上がり、最後は、完全に映画の世界にドップリ状態です。ジョンコナーやカイルが登場しますが、この作品は死刑囚マーカスの物語になってる所が、今までと違う視点で、展開もマンネリ気味になったターミネーターシリーズの今までの展開とは違うので、そのへんも良かった。バイク型とか巨大ロボット型とか、新たな敵マシーンも登場し、新鮮味もありました。最初の衝撃的な謎にも驚けたし、オチと冒頭がつながってる所にも感心しました。マーカス、かっこよすぎでしょ。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-16 23:28:50) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 ターミネーターかどうかは別として、アクション映画としてはそこそこ楽しめました。最後がグタグタだったけど。ジョンの心臓がもたないから移植なんて設定いらないから、そのまま次作以降もマーカスのハイブリッドを生かしたストーリーにして欲しかった。あと、なんだかある意味ではマーカスの方がT-800よりも性能いいんじゃないの? T-800じゃなくてマーカスタイプを過去に送り込んで、サラ・コナーとラブラブにさせちゃってカイルを悪者と信じ込ませちゃえば、ジョンは生まれないからスカイネットの勝利だよね。「ターミネーター 北風と太陽」という題名でぜひ。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-05 03:11:37) (笑:1票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 期待しすぎていた分、満足度は高くなかったけど次第点。シリーズ通してみた物語の矛盾やジョン・コナーの人物像、マーカスという新しい登場人物についてなど既に他のレビュアーの方々が挙げているので控えます。 ただ、パート1、2を鑑賞した時に想像した未来戦争の画とさほどかけ離れておらずその世界観は見事だったと思う。ザラついた質感の画は荒廃した未来世界を表現するにいい技術だと思ったし雰囲気がよくでていた。モトミネーターやターミネーターのプロトタイプがでてきたりと機械好きには堪らない。 &シュワが登場した瞬間は鳥肌もん。マッチョな若い肉体での登場と拳で殴られた時のあの画はたまりませんでしたね 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-18 11:23:27) (良:1票) |
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5.《ネタバレ》 飛行機型、バイク型、ヘビ型、めっちゃデカイ型、シュワ型(ど~やって撮ったんだろう)と色んなターミネーターが見れて面白かった。映像も迫力があり、特にバイク型に追跡されるシーンは、疾走感が出ており、かなり臨場感のあるシーンだった。ただ気になったのはストーリー。今までの前3作品にあまりストーリーに関与していない感じがして、ただの通過点の作品という印象をうけた。前3作品のあのシーン、言葉はこういうことだったんだ!!という関心させる展開がほしかった。また終盤は急な展開になり、かなり突然エンドするので、尻すぼみ感が・・・。せめてマーカスが最後、相打ちで瀕死の重傷になって、ジョンにドナー提供にすればもっと感動したかな~。悪いことばっか書いてますが、DVDになってもまた見たい作品です。 【とむ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 01:05:30) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 大変ストレス解消になる映画だった。 映像のすさまじさはハンパではなく、いやぁこれこそアクション映画という出来。 CGも各シーンで作画、モーションとも安定していてCGの良さが引き出されていた。下手なスタントでやるモッチャリ感はどうやっても抜けないから、CGであるというのは大成功でしょう。 前半の筋はいろいろな予感をさせるけど、ラストの次回作への引き延ばし工作のせいで後半のどきどき感が台無しになってしまった。ラスト数分でキャラの立ち位置を変えたのは残念きわまりなく、ジョナサンノーランとは思えない折れ方が不満。 こういう終わり方をしてしまえることを一度見せてしまうと、ほとんどの人は「あ、こりゃ駄作作って打ち切られるまで有名監督たらい回しで一生続くな」的ないやな予感をさせてしまうと思う。 とりあえず高品質に作っておいて、原作者の手から完全に離れてしまった前作をうまく無かったことにした。いわゆる「ターミネーター産業」というものの手応えというのをつかんだっぽい。いいのか悪いのかわからないけど、終わり(オチ)のない主人公武勇伝がずーっと見られるんだろうなぁなんて思ったりもする。 ただ、何作もこのクオリティで作り続けられるんだろうか。完全に続編ビジネス化してしまっただけに大好きな映画がこういう風な方向に行ってしまったのは残念でならない。 それから、テレビで宣伝がネタバラシしすぎ。広告屋、馬鹿なのかお前らは。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-14 01:06:49) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 正直、もうやめろと思っていたシリーズですが今回は未来戦争中心のエピソードという事でどうしても気になって鑑賞しました。映画としては『3』より、ずっと面白かったです。アクションとしての見応えも十分で終始、楽しめました。 クリスチャン・ベイルのジョンは想像以上の存在感でとても素晴らしかったと思います。若き日のカイル、CGシュワとリンダ・ハミルトンの声のみの登場も嬉しい見せ場でした。全体的には結構、満足の高い一作ではありましたが・・・気になる所もありました。 それは結果的にもう一人の主人公ともいえるマーカスです。前半の展開ではマーカスがどういう立場の人間か分からないのにも関わらず、ジョン並みに出番が多くて、観てる側の私としては誰側の視点に置いていいか分からず戸惑いました(仮に性格的にジョンと真逆で不器用で粗暴な奴なら、キャラ分けが多少なりともされていてあまり戸惑わなかったと思います。案外、ジョンとマーカスがやっている事と雰囲気が似ているので余計に視点の困惑につながったのかも)・・そして後半のクライマックスでマーカスの行動の意味と敵の企みが判明しますがマーカスはそれに逆らって主役側を助ける事にします、『T-2』のT-800ように・・展開としてはいいですし、まとまっていると思います。ラストで傷付いたジョンにマーカスがある決断をしてドラマ的に盛り上がる所なのに、そこまでジョンとの繋がりがまともに描かれてないので淡々と流されてしまったように見えました。ただマーカスはジョンを助けたで終わり・・うーん惜しいんだよ!カイルとマーカスの関係性も、あと一歩足りなかったと思いました。女性兵士ブレアとの関係は納得ですけど。要は各キャラクターの関係の練りこみ不足がドラマ部分で影響して作品の足を引っ張ってしまったという感じです。でもさっきも書いたようにアクション映画としては良く出来た方だとは思いますので、料金の元は取れた気にはさせてくれました。ただ新たな三部作の一作目って聞いて気が遠くなります・・付き合いきれるかなぁ? 【まりん】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 15:19:57) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 ジョン・コナーをおびき寄せるためにカイル・リースを捕獲したのなら、さっさとカイルを殺せばコナーも消滅するはずなのに…。そもそもマーカス・ライトを潜入型アンドロイドとして作る意味が分からん。「コナーを発見次第、抹殺」というプログラムで良かったんじゃない?わざわざスカイネット本部までコナーを導いて爆破されちゃうなんて、スカイネットってバカ…。しかも、ラスト、瀕死のコナーに(機械の)マーカスの心臓を移植するくだりに到っては、言葉もない。機械だから、まあいいか…みたいな空気が登場人物の中で流れているのがちょっと怖い。コナーも断れよ。お前のためにマーカスが命を捨てる必要は何もないと思う。後半の展開にはいろいろ問題はあるのだが、VFXの出来は素晴らしいし、未来戦争に焦点を合わせた新シリーズとしては見応えがあった。シュワちゃん(CG)とリンダ・ハミルトン(声のみ)の特別出演は嬉しいファンサービス。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 10:15:25) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ターミネーターシリーズは毎度マヌケなロボットがしくじる話ですが、今回はその代表的なマヌケぶり。 やっぱり今回の映画で一番疑問というか気になったのが、シュワちゃんにはギャラは払われたのか?・・・気になる。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-07 09:17:56) (笑:1票) |