7.映画館で見ましたが、年配のお客さんが多いことに驚きました。お年寄りの方があんなに多い映画館の光景は初めてでした。世代を問わずみんなが見るっていうのは、やっぱり素晴らしい映画なのだなぁと思いました。アカデミー効果はすごいですね♪ 【Sea】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-03-13 17:17:02) |
6.《ネタバレ》 ★美しい東北の風景と、そこで粛々と営まれる「死の儀式」、それを決して暗くではなくそこはかとないユーモアを交えながら淡々と描写していく。 ★ちょっと伊丹十三っぽいこの映画は、当然ハリウッドとも、その他の国の映画とも、あるいはまじめなだけの邦画とも違って、何かアカデミー賞審査員の心に触れるものがあったんでしょうね。 ★2時間超の超尺ですがそれほど長くは感じません。いきなりの腐乱死体や、葬儀現場での遺族のいさかいなど、決して「喜べる」職業でないこと、そのための「職業差別」が厳然として残っていること、社長の「困ったことに・・・」やその他の台詞にあらわれる日本人の「死生観」など、観ていていろいろ考えさせられるものがあります。 ★そういえば自分の祖父祖母の亡くなったときはどうだっただろうか、こんなびしっとした納棺師の人なんかいなかったような気がするんだけど・・・ ★気になった点は二つ。一つは広末さんのキャラ設定。自分は最初、彼女はカワイコブリッコでも実はどんな逆境にもめげない芯のある女性で、そのうち軟弱な夫を叱り飛ばすとかなんかと思ってた。実際は彼女も言いたいこといわず我慢してて、もっくんが黙って納棺師になったのにとうとう切れて出てってしまう、なんかその移り変わりがちぐはぐ。また東北の田舎に職業差別があるのは(類型的な気もするが)わからんでもない。しかし都会育ちであろう広末さんがあれほど生理的拒否反応を示すのは違和感がぬぐえない(単に近所の噂がいやってならわかるが、「汚らわしい!」とは?)。 ★二つめは音楽。久石さんの楽曲は嫌いではないが、実写でここまで大げさにBGMされるとちょっと鼻に付く。特に昔出てった父親が好きだったレコードかけて、久石さんのオリジナル曲が流れるのは???普通にバッハの無伴奏チェロ組曲にでもしとけば? もっくんが広末さんの前でピチカートでやった「ブラームスの子守唄」はとてもセンスいいなと思っただけに残念。(そうそう、彼チェロ猛特訓しましたね。弓使いとかすごく自然でした) ★個人的にはぼくはこの映画好きです。正直言うとアカデミー取るまでの凄みのある作品かってっとそうは思えません。普通にこの点数にしましたが、逆に賞なんて所詮は・・・とひねくれずに、観てみても損はないと思います。納棺師になりたいとは思いませんがね。 【wagasi】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-03-08 13:40:57) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 本木演じる納棺師(士?)の丁重に死体を扱う仕草に一流の様式美を感じ、 死んだらこんな納棺師に面倒をみてもらいたい、と思った。死んだら何もわからないんだろうけども・・・。 ストーリーには感動できず(広末の演技が受け付けられなかったせいかもしれないが)。死体を扱う仕事にあんなに拒否感示す人って、実際いるんですかね。 【サイレン】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-19 17:33:27) |
4.《ネタバレ》 笑いあり涙ありでそれなりに楽しめました。 【osamurai】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-13 17:59:43) |
3.小山薫堂の脚本は、構成的にちょっと先が読めすぎてうーん…という点も多々あるものの、笑いが上手に散りばめられていてなかなか楽しめる。俳優陣の演技も抑制が効いてめりはりがあり、素晴らしかった。が、演出がどうにもイージーすぎてこれでかなりマイナス。 【とと】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-04 06:14:59) |
2.《ネタバレ》 わたくし、母→父の順で葬式の(本来の意味での)MCをやりましたが、ここに描かれている納棺師(この師でよいのかちょっと疑問)という存在についてまったく知りません。母は三多摩、父は北部九州での葬祭でしたが、ともに遺体を清拭し衣服を整え死に化粧する役割のかたは来られました。しかし、ここで描かれている「納棺の儀」的な特別なものはありませんでしたし、脱脂綿を詰めたのは病院だったと記憶しています。葬祭は地方によってかなり段取りが異なるようです。田舎だと谷ひとつ隔てても作法が大きく異なることもあると仄聞しております。ということで、実体験と大きく違った点に注意が行きすぎあまり感情移入できませんでした。映画として少し評価します。まず、小劇場出身者がちょっとやりすぎ。余貴美子、おまえだ。笹野さんは数々の作品で名バイプレイヤーですが、編集のせいでしょうけど存在感ありすぎです。彼は風景に溶け込んでこその役者さんだと思いますから監督の力量の問題ですね。吉行和子はよかったね。本木くんはチェロの指捌き、ボウイングが見事でした。よく練習しましたね。それから、ここははっきり述べたいのですが、西日本が舞台だと絶対に成立不可能な内容です。こんな簡単に描くことは不可能。わからないかたは「差別」について調べてみてください。 【shintax】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-26 19:02:19) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 納棺師という仕事が職業差別を受けていることを知らなかったので (というか納棺師という専門の職業があること自体知りませんでした…) 杉本哲太が「まともな仕事につけ」と言ったシーンにビックリ。 全編通じてその辺りにちょっと違和感を感じてしまい、 イマイチ登場人物に感情移入できなかったです。 ただ映画そのものは見所が多く最後まで集中して観れました。 特に山崎努の自然でありながら存在感抜群の演技がとても素晴しかったです。 【Trunk】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-09-26 15:58:38) |