5.「基本デキる男だけど、どこかズレている」という主人公のキャラ設定は、ベタなコメディでお馴染みの「とことんお馬鹿でドジばかり」より、数段レベルの高い脚本を要求されます。必然的に笑いのハードルも高くなる。主役スティーブ・カレルは、見た目で笑いを取れる風貌ではありませんし、日本での知名度も高くない。演者のキャリアがモノを言うコメディにおいては大きなハンデです。笑いは文化そのもの。異文化を理解するのはただでさえ困難なのに、瞬発力を必要とする笑いであれば尚更のこと。本作は、日本人にとって見た目以上に敷居が高いコメディだと考えます。かく言う自分も、そんなに笑えませんでした。ただ、代わりと言ってはなんですが、ヒロインのアン・ハサウェイは最高でした。あの美しさと可愛さは尋常じゃない。とくにキラキラドレス+ボブカットにはやられました。二の腕フェチにはたまらないカットも続出。これが本当の「エロカワイイ」です。アメリカンコメディに慣れた方なら結構楽しめるのではないかと。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-22 21:59:27) (良:2票) |
《改行表示》 4.下でも書かれていますが「可もなく不可もなく」。この形容詞がぴったりだと思います。コメディ寄りですが、コメディをやらせたらジャッキー・チェンのほうがずっと面白いし、スパイ系SFノリをやらせたらMIBシリーズのほうが面白かったと思います。 ただし、意外と複雑なストーリーなのに非常によくまとめてあるし、それなりにハードなアクションも一定以上の質を保っていて結構見せ場は多いです。さらに99(アン・ハサウェイ)との下ネタやコメディタッチな掛け合いもなかなか笑えます。 個人的にスマートさんの演技を見ていると「名探偵モンク」を思い出しました。結局のところ、全てにおいてどこかから借りてきたシーンの連続だったように感じてしまいました。結構面白いだけに惜しい映画です。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 4点(2015-03-30 01:18:39) (良:1票) |
《改行表示》 3.スパイ映画と一口に言っても、シビアな世界で過酷な任務を遂行する男たちの姿を描いたサスペンスドラマもあれば、世界を股に掛けた華麗なる活躍を描いたスパイ・アクションもあれば、バカに徹したスパイ・コメディまで様々。 本作は基本的にコメディに軸足が置かれています。抱腹絶倒のスパイ・コメディって結構あるのですが、本作は爆笑とまではいかないものの、笑いドコロはテンポ良く配置されています。 スティーブ・カレルという人はやっぱり面白い。本人は至って真剣なのですが、それがたまらなく可笑しい。この人の持ち味ですね。お相手のアン・ハサウェイは華麗に作品に華を添えてくれましたが、例えばびっくりリアクションの達人・かつてのゴールディ・ホーンのような人がこの役を演じていたらもっと面白い映画になっていたでしょうね。 後半はちょっと長く感じました。こういう映画は90分ほどがちょうどいい尺なんだと思います。しかしそれでもアクションも大健闘、ソコソコ楽しめるスパイ・コメディでした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-01 21:06:49) (良:1票) |
2.できる女スパイとできない男スパイのコンビで笑わせてくれるのかと思ったら男はスマートじゃないだけで(名前はスマートなのに)、できる男なのだ。そのスマートのスマートじゃないところに笑いがあるんだけども、徹底的なおバカではなく生真面目ゆえのおバカという笑い。徹底的なおバカよりも上品ということになるんだけど、上品に下品をしちゃうところがこの作品の特徴でここが笑いのツボに入っちゃうとたまらなく面白いかも。お話自体はどおってことないのだが、作風とは裏腹にシリアスに展開してゆくもんだから、お話が盛り上がってゆく終盤はコメディ調が薄れてしまい、そうなるとどこにでもあるような映画になっちゃってて面白くなくなる。脇に配された豪華な顔ぶれは見て損なし。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-10-07 15:37:10) (良:1票) |
1.コメディなのであえて吹き替えで観ました。いままでの経験から懸念していたけど、やっぱり笑いは日本と違う。面白くない、退屈。というかもうこの手の笑いは卒業した。最終的に松本(ダウンタウン)らによって笑わせてもらった者にとっては、ドリフのコントのような笑いはもう子供用なのだ。映画としては普通のアクション映画にして、コメディ要素を前面に押し出さないようにしたほうが良かったのでは。確信できる。日本の笑いとアニメだけは世界一だと。 【カーヴ】さん [DVD(吹替)] 3点(2009-09-20 16:25:10) (良:1票) |