5.《ネタバレ》 CAが仕事を通じて成長する物語かと思っていたが、航空の仕事の紹介だった。全体を通じて仕事上のミスが多すぎ。あの頼りない操縦士が機長に昇格できたはずがない。CAもケーキをだめにしたり、お客さんに頼まれたことをこなせなかったり、怒らせたり。客をなだめるのにクーポン券を渡すのは疑問。今時「機長を出せ」とか、「行き先を変えろ」と騒ぐ客がいるだろうか?故障の原因はバードストライク。バードパトロールはニセ記者に気を取られていたとはいえ職務怠慢。仕事と取材は分けようよ。この人最後まで反省なし。最悪は航空マニアに指摘されるまで鳥が原因と気づかなかったこと。鳥で簡単にエアデータコンピュータが故障するとは、なんとも脆弱。操縦士はバードストライクを目撃しているのだから、直ちにシステムチェックすべき。また故障がわかるまで時間がかかりすぎる。速度を計測する気筒管の破損に気づかないなんて。故障個所はすぐに表示されるべき。速度データが取れないのに何故気づかない。残った気筒管はヒーター故障で氷って使えない。低空飛行すれば氷は解けるが、何故か燃料計算を始める。ハワイまでの飛行時間は約7時間、2時間半しか飛んでないので少し低空飛行しても引き返せるのは明白。それにスピードは管制側である程度把握できる筈。管制塔では落雷で、ほとんどの端末が使用不可に。落雷対策って基本なんですが。整備士は工具が足りないのは一目瞭然なのに工具箱を戻してしまう。整備も完全でなく、不完全なまま飛ぶ。出発ぎりぎりまで整備する体制がおかしい。整備優先のスケジュールにすべき。台風圏内に着陸させるのは論外。名古屋に行け。物語の構成上、最後にミズをカバーして、成長してゆく人間模様を描くのがセオリー。だがほとんどのミスがカバーできていない。ケーキを作ったくらいか。綾瀬と吹石はミスを取り戻せていない。飛行機も引き返してしまった。これでは感動できない。コメディなので、不時着に失敗するかもしれないというサスペンスもない。新婚旅行のバカップルやヅラネタはチープ。 笑えないのは乗客の命がかかっているから。大事故になりかねない飛行機トラブルをコメディにする設定に無理がある。ジャズやシンクロのような趣味なら笑える。完全にアンハッピーフライト。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-12 10:08:58) (良:4票) |
《改行表示》 4.コメディとしての構成は良くできていると思うのですが、接客教育が皆無のCAはお茶目としても 安全教育まで出来ていないCAや、整備士が乗客の安全(命)よりフライト時間を優先したり、 そもそも整備自体を独断で一人だけで整備したり、 あげく、あんな大きな工具が無くなっているのに全く気がついて居ない。 本人も他人もチェックできておらず体制がゆるゆる。 これじゃ、いつ大事故が起きてもおかしくない航空会社ですよ・・・。 町の車屋じゃないんだから。 そう言った現実にそぐわない「なんでやねん!!」が多すぎます。 伊丹作品のように現実としてのプロフェッショナルな部分は押さえつつ、 遊びの部分にコメディの要素を追加するような作品の方が好みですね。 エマージェンシーのシーンでもコメディを忘れずライトな味付けのため気軽には見えますが、 その分緊張感が薄れ作品が締まってない気がします。 物語の最後の山はNASAばりの仕事をするプロスタッフを見たかったですね。 【デミトリ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2017-02-13 11:52:39) (良:1票) |
《改行表示》 3.矢口監督でしょ コメディでしょ だったら、CAとして西田尚美さんを是非ともご搭乗させてあげてほしかった え? もう若さが無いからダメだった? そんなことないでしょ 寺島しのぶさん使ってたじゃないか 今からでもいいから替えてよ 西田尚美さんを希望。そんな、誰を引きずり降ろしてだとか そんなえげつないことわざわざ言いませんから、あれだから。 飛んでゆかない組の面子では 安心してニマッと見れた 田畑の智子さんと平岩紙さんのご両名、和み組。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-23 22:45:03) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 飛行機を飛ばすための手順が良く分かりました。一般論として、仕事とは多くのパートの複合的な繋がりの先に成立していることも感じさせる。先輩の操縦士や整備士にいじられる後輩という意味では、職場環境の厳しい面も見せている。社会人未満の人たちには、お仕事のオリエンテーションであり、航空会社のリクルート映画でしょう。この監督のシンクロ映画やジャズ映画は、現実感皆無のラストのパフォーマンスがいただけなかったけど、今作の出発点へ引き返すストーリーには成長を感じました。全編にわたる笑いの要素をどこへ帰結させるかという点は相変わらず余り考えていないようで、太いストーリーにはならない作り方。まぁ、ピンポイントごとに笑ってもらえれば良しということなんでしょう。乗客の立場に立つと、綾瀬はるかのCAは歓迎だけど、あんな頼りない副操縦士が飛ばしている飛行機には乗りたくない。映画全体の印象から、ひとつ間違えば飛行機は簡単に堕ちるんだ、ということが意識された。正直、飛行機に乗るのが少し恐くなった。その意味でANAはメリットと共にデメリットも引き受けていますね。常識的には、大企業にはありえない姿勢です。創作活動への協力という視点からは敬意を表したいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-09-22 01:14:13) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 そこそこ楽しく見られますが、矢口監督最新作への期待にかなうほどではありませんでした。 とにかく、そこそこ名の知れた俳優陣がこれでもかというほど出てきてうるさいです。みんなそこそこで、主役って人がいないし、機体への致命的なトラブルも起こすわけにいかず、悪いのは鳥ってことで(苦笑) 他の方のレビューにもありましたが、架空の航空会社にして、機上チームと地上の岸辺一徳チームにしぼったらもっと面白かったのではないでしょうか。 この映画の公開期間中、レイトショーでクライマーズハイを上映するらしい地元の映画館の心意気にいちばん笑いました。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-11-19 00:23:53) (良:1票) |