4.《ネタバレ》 飛行機の運航に関わる人々のエピソードが盛り沢山なものの、あまりに網羅しようとし過ぎて薄くなってます。『大空港』的なるものを目指した感じがありますが、『エアポート'75』あたりの薄さになったような。どのドラマも半端になってしまって。そして、気になったのが矢口キャラに染まった人々が、このプロフェッショナルの物語に不向きな事。ハンパなんですよ、プロの仕事をガン!って見せたいのか、コメディにしたいのか。ANAとのタイアップのせいもあってか、一大航空パニックものにできないゆえ、サスペンスとしては不発で、かと言ってPR映画としても登場人物の矢口的いい加減さで問題アリで(更にはバッドタイミングでANAの大々的な検査漏れが報道されたりして)「これ見てANA、乗りたいか?」という大変アレな状態になってしまっています。あと、伏線投げて広げるとこまでやるけど回収はしない、っていうの、矢口監督の悪いクセだと思います(新婚夫婦とか正露丸とか)。もっとミニチュア丸出しでいいので(昔の矢口監督のインチキ丸出しミニチュアに比べて特撮マトモ過ぎ)、タイアップなし、架空の航空会社を舞台に笑いもパニックもガンガン来るようなシロモノであった方が良かったのではないかと思いますが、今の日本映画の実情じゃムリですか。機上のドラマは使い古されたものばかりだったので、むしろ地上の人々に絞った方が良かったかな。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-15 18:29:29) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 いわゆる業界もののお話で、興味をそそられました。さてさて、スケールの大きな設定なのですが、話は意外にこぢんまりとまとまっています。青竹踏みが強烈な印象でした。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-02-08 23:47:35) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 よく練られた脚本だなと素直に感心したものの、どうにも真面目くさった、お固い印象が拭えない。笑いの要素を、そういうカチカチの要素が凌駕しちゃってるような気がする。これはひとえに、ANA全面協力による大人の事情みたいなものがあるからなのか?「ウォーターボーイズ」の頃は、もっと自由に、馬鹿馬鹿しい笑いが冴え渡っていたではないか。最後はみんなめでたしめでたしで、文字通りのハッピーフライトでそれなりのカタルシスは得られたものの、ごくごく客観的に言って、少々真面目度高過ぎ&馬鹿馬鹿しさ足りな過ぎといったところである。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-25 20:47:48) (良:1票) |
1.もう少し面白くなれた気がする。わりと中途半端なところで落ち着いてしまった印象です。キャストはいいし、監督もよかった。ただ脚本だけがもうひとつだった。やりたいことと映画のトーンが揃ってない気がしました。家族とかで見に行ったり、暇つぶしに見るにはいい良作です。でもこれを観ておかないと後悔する映画ではないと思います。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-25 22:46:14) (良:1票) |