4.《ネタバレ》 そもそも、田村裕のお話ではあるが、この際、田村裕という存在を忘れてみましょう。小池鉄平のホームレスアイドルという目線で観てみましょう。 そこにもれなく なんちゃって女子高生役の池脇千鶴とキングコングの西野亮廣が付いてくる。いっそホームレス中学生という観念も捨てて ホームレス3兄姉弟という目線で観てみましょう。 したらば、案外、まともに見れた。 というか、結構、真面目に見れてしまった。池脇千鶴がよかった。西野亮廣もよかった。そしてなにより、友達家族の暖かさがよかった。(ついでに、古手川裕子が死ぬ寸前の母親役のくせして妙に色っぽかった。これには参った ちょっと身悶えしてしまった 負な自分。 ^^;) そんなことよりコレ、食卓でテーブルを囲んで食べる白ご飯一杯のありがたみやら、揚げたてコロッケのありがたみやら、手作り味噌汁のありがたみやら 食に関して、住居に関して、家族兄弟に関して、友達に関して、自分に携わってくれるほぼ全ての方に関して〝あらためて〟ありがたみを感じさせてくれることになっていると思う。ぼちぼち良作扱いしてもよろしいんじゃなかろうかなって思ってしまった自分。 この時、49歳の古手川裕子に一瞬でもメロメロになってしまった確実負な自分。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-03-29 23:52:36) |
3.《ネタバレ》 なるほど、これまで評されているように、ホームレス生活中はもっと小汚いはずだし、悲壮感にいまいち欠ける、主演がイケメンすぎる、など美化されすぎているという点は、たしかにそう思う。けれども、ホカホカのご飯が、おかずのフライが、みそ汁の豆腐が、一杯の牛丼が、こんなにおいしく、ありがたく見えた映画はなかった。観たあとのなんのことない食事を、これまでないほど幸せに感じさせてくれるにちがいない。また、脇の出演者たちがいい味だしてよかった、という意見にも賛成する。 【goro】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-14 18:14:23) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 よかったなぁ。兄貴がいい。姉貴もいい。友達もいい。その両親も、民生委員のおばさんも、いい。まぁ、親父も許してやるか。当たり前と思ってる寝床のありがたさや、炊き立てご飯のおいしさが実感できる映画だった。でもテーマはそんなところじゃない。自立、あるいは自立心とは何かを問いかける。末っ子って、他者に対して責任を負うことが少ないから、自分の甘えが自覚できない。放っておくと、自立と自分勝手を混同したりもする。この主人公もそのパターンだ。あの状態で、他者の迷惑や感情を意識しろと中学生に要求するのは少し酷だと思うけど、この映画はシビアにそこまで踏み込んでいる。その点、ちょっとだけ年上の兄貴が立派だった。こいつ、本当に大学生かと思うくらいしっかりしてる。決して押し付けがましい印象を与えず、最低限の言葉で弟を導いていました。自分は次男なんだけど、昔は主人公と同じように甘えてたね。それを今さらながらに実感させられた気分でした。ちなみに、小池徹平は中学生には見えません。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-04 16:21:45) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 最近の邦画の中では、かなりの上位です。映像で見ることにより、家の大切さ、ご飯の有り難味、そして家族、どれも感動ものでした。(原作は未読です)関西出身だけあって3兄弟の息もピッタリだし、何気に阪急電車や、そこら辺に居そうなオッチャンやオバチャン。親近感ありまくりの視点で見てしまいました。確かに麒麟の田村役を小池徹平が演じるなんて…ちょっといい風にしすぎじゃない?感がありましたが、脇を固める方々が、いい味だしているんです。ホント、「幸せ」って日常にあるんだなと実感しました。 【西川家】さん [試写会(邦画)] 7点(2008-10-25 20:37:43) (良:1票) |