7.《ネタバレ》 (モロバレあります。ご注意ください。)塚地のドタバタよりも、北川の女心に興味津々でした。塚地に愛を告白された北川は、一旦はその申し出を断ります。両思いだったのに何故?それは自分の美しい容姿ではなく、中身を見て欲しかったから。そこで彼女は一計を案じます。別人のブスに成りすまして、改めて彼に近づく。もし不細工な自分を受け入れてくれたなら、それは中身を見てくれた証。でもよく考えれば変な話です。北川と大島は、塚地にとっては別人。単純に北川への想いを断ち切り、大島を選んだだけのこと。それって北川にとっては寂しい事じゃないのかな。さらに引っ掛かるのは、真相を明かしても塚地は怒らないであろうという彼女の目論み。“中身が同じならブスより美人がいいでしょ”という価値観が透けて見えます。“容姿は関係ない”という割には不遜な考え方では?女心はワカランです(と言うより、鈴木おさむがワカラン)。恋愛物語として釈然としない。ではどうだったら腑に落ちたかというと、大島ブスーツを脱いだとき森三中の村上が出てくれば良かったんですね。それなら掛け値無しに、見た目より中身です。どんでん返しとしてもアリ。でもそんなラブストーリーは見たくない(苦笑)。それにしても塚地は不甲斐無い。もし自分が塚地だったら北川にこう言ってやりますよ。「俺は本気で君に惚れたんだ。容姿とか性格とか問題じゃない。人を好きになるってのは、その人を丸ごと好きになることなんだ。人の気持ちを値踏みする君には分らないだろうね。北川も大島もどっちも愛していたけど、サヨナラだ」くぅ~ッ、言って見てえ~(元18KIN今泉風)。でも絶対言わないです。だって美人とお付き合いしたいんだも~ん。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-02 19:41:20) (良:1票)(笑:1票) |
6.《ネタバレ》 現代人はその本質以外の記号にまみれて生活している。ファッション、ブランドアイテム、化粧行為、云々。替えが効かないのが容姿なんだけど、それを着脱可能にしたシミュレーション映画。自分を如何に見せるかと云うことは、演出の意義も含めて深い問題を孕んでいるはずだけど、お決まりの流れに乗せただけでした。結局、大したことは言ってない。「中身が大切」という本質論には賛成だから、本質を無きものにしかねないハンサムスーツはどうかと思う。しかし、本質だけで勝負するというブスーツはもっといただけない。いや、ブスーツじゃなくそれを使った北川景子の理屈かな。好きだと言ってる男に「自分の内面を見て欲しい」という返事はもの凄く傲慢で、容姿に過剰な自信がない限り言えない台詞です。ちょっと脱線するが、そもそも男はDNA的に奇麗な女性に惹かれるように出来ているんだから、もっと中身を見ろなんて大きなお世話だ。美人を愛でることを否定すんじゃねぇ。北川景子も「美人を鼻にかけない気立ての良い子」くらいにしとけよ。あんなのは自意識過剰ってんだ。ということで、私の本質は矮小だということは分かりました。青山にはいつもお世話になってます! あれ、AOKIだったかな? 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-11-22 20:54:19) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 普通に楽しめるコメディ映画。結末は皆さんがおっしゃるように早い段階で読めてしまう。スーツのレパートリーが少ないかな。そして試着するまで変身後の姿が分からないのはスーツとして如何なものか?個人的には美女に変身できるスーツが欲しいと思った私は男です。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-04-23 23:56:28) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 なかなかキュートな映画ではあります。「あの子みたいに可愛くなれたら」は誰でも持つ願望ですよね。夫がリアルで塚地武雅に似ている私にどう訴えかけてきたかっつーと…ハンサムスーツだブスーツだとか贅沢だわよ、と。性格良くてご飯が美味いなら言うこと無いじゃんよ。人間顔じゃないわよ金だわよ(ええ?!)。なんて。あの頃無理矢理そっぽ向いていた80年代ポップスが、今となってはただただ懐かしい。 【のはら】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-14 12:19:25) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 昨年映画館で観ました。 物語中盤の、小さな幸せを見つけたら一歩ずつ進んで帰るシーンが好きでした。 最後のブスーツ(ハンサムスーツの逆)のオチには驚きました。 途中何回も笑ったし、考えさせられる場面もたくさんあり、良かったです。 【ひまわり】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-18 22:20:54) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 ハンサムスーツを作った意味は判るが、ブ・スーツは何の為に作ったのだろうか? しかし、ハンサムスーツは欲しいと思った。消えるマントと同じくらい欲しいアイテムだ! 【みんてん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-14 11:52:53) (笑:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 見た目のコンプレックスにスポットを当てたソコソコ笑えるコメディ。印象的な色遣いもソコソコの好印象。中盤からの不細工の苦難が描かれるシーンはなかなかヘビーで、身につまされて泣きそうでした。こうなると、もうオチ次第で傑作になりえると期待したのですが後半からの展開がいただけない。 都合の良い事故シーンと、アメリカ的演説シーン、絶対脱げないスーツという一番大事な設定をいとも簡単に棄却するという暴挙。そして、一番やってほしくなかった予想範囲内のラストにがっかり。 北川景子が出番が少ないのはともかく、自分がきれいだから中身を見てもらえないというただの傲慢女で終わってるためラストにもイマイチ喜べない。琢郎には「俺は本江さんの見た目もひっくるめて好きだったのに!」と言ってほしかった。中身至上主義になってしまうと「なんだ結局はキレイごとかよ」と、ひねくれものの僕は思ってしまうのでした。 見た目と中身を合わせて一人の人間だと思うんですよね。あのラストに琢郎が喜んでしまうと、この映画のメッセージもぶれちゃうでしょ。塚地、大島、谷原の三人は面白かったです。洋服の青山さん、試作品でもいいからハンサムスーツ売ってくれ。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-01 00:17:47) (良:1票) |