9.この映画で感動した人は、「時計仕掛けのオレンジ」を見ない方がいいでしょう。 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 20:46:23) (笑:4票) |
8.名画中の名画。午前1時半を回ってから気のあう仲間同士で「グッドモーニング!」と踊りだせば、そりゃテンションもあがります。恋をすれば土砂降りの中でも踊りだしてしまいます。有名なシーンの数々は本当に素敵な映画だと思います。個人的に大好きな映画です。しかし分析的にみれば(特に本編と関係のない)各種踊りのシーンはさすがに長すぎるし、話自体もシンプルでありがちです。それでもこれだけ魅せてしまう、そこにこの映画の格があります。映画には格というものがあり、まさにこの映画はその格で予定調和のハッピーエンドまで魅せきってみた人を幸せにしてくれる。そんな映画です。ちなみに子供の頃この映画をみて、その衣装や素敵なダンスに心の底からあこがれました。僕のファッションの基本はこの映画にあります。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-12-04 23:04:06) (良:1票)(笑:2票) |
7.しかし本当によく「動く」映画だ。ミュージカル界のとなりのトトロだな。…いや、待てよ、「となりのトトロの方がミュージカル的なんだ」というべきなのか…。ま、ともかく「走る、跳ねる、回る、叫ぶ、笑う、バンザイする…などといった、一定以上の複雑な思考を必要としない、人類が太古の昔からやってきた本能的な感情表現を、「サイレントからトーキーへの移行期」という設定をなんともまあ巧~いこと使って、違和感なく流れの中に盛り込んだという天才的作品です。もう「唄うついでに動く」のではなく「動くついでに唄う」の領域ですもんね。「♪ローゼス、モーゼス…」なんて、思考などという上等なものはほとんど働いてなくって、掛け声を叫んでるみたいな感じですからね。そもそもここのシーンでのミュージカルに入っていく動機というのも、まず発声練習させられてるジーン・ケリーが退屈でいかにもかったるそうな様子であるのを見せておいてから「さあ、観ている方もぼちぼちイライラしてきたよね?動きたくなってきたよね?ハイ、じゃ、ここでちょっとふざけて茶々を入れて、ほ~ら、一息つこうよ、先生」という風な、実に子供じみた理由ですから。また、オコナーがアクロバチックなダンスを披露するシーンでも「なに?自分に自信が無くなった?そんなときはとにかく動いて無理やりにでも笑うんだ!」というやはり子供じみたパッパラパー本能で入っていきますから。「ここで動きたい」というときにミュージカルに入ってます。結構これが分かってないミュージカル映画が多くって、「ここで唄わせたい」という理性的な理由でミュージカルシーンに入っていこうとした結果、「…さて、それじゃ、ただ唄わせるだけなのも芸がないからちょっくら動かしてみるべ」という本末転倒な行為に及んでいるノーセンスな作品のなんと多いことか。「お前ら、本当にそこでそんな動きをしたいと思って動いてるのか?」とつっこみを入れたくなる作品のなんと多いことか。人間、動く必要のないところで動くことほど不思議で気色悪いことはないのである。その点、この作品は本当に「そもそもなんで踊るのか、唄うのか」というのをよく分かってるし、わざわざミュージカルでやる意義のある作品だと思います。「唄うついでに動く」というタイプの作品の大半は、比較的容易に小説化が可能ですが、この作品の面白さを小説で表現するのはさぞや骨が折れるでしょうね。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2014-09-26 20:33:18) (良:1票) |
6.ファンタスティックでワンダフォー。 かなりビッグで素敵なエンターテイメント。 なんて言おうかスーパーミラクルマックスデラックス。 サイレントからトーキーへの移り変わりにシンクロナイズドスイミング。 変な声の味方を武器にレッツ漫才ラフティング。 アイムシンギンインザレインできっと誰もがポジティブシンキング。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-01 17:56:31) (笑:1票) |
5.ミュージカルとして申し分ないだけでなく、トーキーの出現による映画の舞台裏を描いたストーリーも大変好きだ。キャシーのように陽があたるようになった女優さんもいれば、リナのような女優さんもいて一抹の寂しさも感じる。ただこのリナの場合は仕方ないが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-05 12:01:53) (良:1票) |
4.スタンリー・ドーネンの「雨に唄えば」は前の年の「巴里のアメリカ人」よりも明るく大衆的で、隙なく娯楽をつめこんだエンタメ・ミュージカル☆ ジーン・ケリーが演技もダンスもできるのに対して女性は演技のデビーとダンスのシドに振りわけて、ドナルド・オコーナーもすぐれたボディ芸を見せてくれる。 ストーリーとはあまり関係のないシド・チャリシーとのダンス・シーンは「巴里」に劣らない芸術性も入れるため? あれがあるから子どもっぽくなってない。 そしてやっぱりあのシーン、一般的にはマイナスイメージの雨の日をプラスに変えた功績は大きくて、灰色のレイニー・デイを楽しきものにした映画♪ 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 07:00:05) (良:1票) |
3.全編ハイテンション、否、もうハイエスト・テンションって感じで、本当に楽しい。サイレントからトーキーへの過渡期という割と重いテーマを扱いつつも、良い意味であっさりしている。映画産業の舞台裏、という設定が作り手と見る者の距離を格段に縮める。アップなし、長回しの嘘偽りごまかしの無いジーン・ケリー、ドナルド・オコナーのアクロバティックなダンスには思わず口が開いてしまう。昔の人はすごいなー、と。凹んでる人には特に薦めたい。逆境の象徴とも言える“雨”をも味方にしてあれだけ楽しそうに歌い、踊るジーン・ケリーを、是非見てもらいたいから。 |
2.古いタッチが実に良い風味を醸し出しています。オープニングで3人が黄色いレインコートを着て『Singin' In The Rain』を歌いながら始まるところなんかは楽しげで良いですね。 無声映画からトーキーに変わる時代の物語に上手くラブストーリーをのっけて作っています。 物語だけを見ると淡々と進行するように脚本されていて、ミュージカル部分を省くとおそらく1時間以内に収まります。が、そこにタイミング良く歌や踊りを盛り込むことにより娯楽性が格段にアップ。最後は気持ちの良いハッピーエンドになっています。 【おはようジングル】さん 8点(2003-12-19 17:57:49) (良:1票) |
1. ミュージカルの中では一番好き!最高に楽しい。 【コウ】さん 8点(2003-04-04 22:54:40) (良:1票) |