6.すげーイイ映画です。父親の前で初めてダンスを披露するシーンなんかカッコ良過ぎだって。「どうだ俺上手いだろ?すげーだろ?こんなに自由に跳んで回れるぜ!この才能と努力をおめおめ無駄にさせていいのか!俺にオーディションを受けさせろ!分からず屋で頑固で甲斐性無しのボケ親父!」という想いがしっかりと伝わって来た。それほどあの時の主人公は鬼気迫る表情をしていた。そんな強い意志を持ち合わせる反面、家族や友人に接する彼の優しさに心を動かさずにいられねぇ。ゲイであることを親友にカミングアウトされても、彼は態度を変えないどころか別れ際にキスしてあげる。なんてヤツだ。俺だったら多分裸足で逃げ出してた。「アタシのあそこ見たい?」と幼馴染の女の子に言われて「見なくても好きだよ」。なんてヤツだ。俺だったら多分見せてもらおうとした。 【コバ香具師】さん 7点(2004-03-19 09:36:36) (笑:7票) |
5.父親の物語でした。あのシーン、このシーン、ラストシーン、イヤというほど泣かされ涙を搾り取られました。良作。 |
4.《ネタバレ》 スト破りをした親父の涙。イギリスの閉鎖的な階級社会の中でのああいう選択はおそらく、私たちが考える以上に凄まじい勇気を要する難しく辛い決断なのだろうと思う。あの時点で親父は1回自分を殺した。信念もプライドも仲間の信頼も全部捨てた。あのシーンでこの映画が昇華された。この作品は少年の映画であり、親父の映画でもある。 【ひのと】さん 7点(2004-03-26 22:13:44) (良:2票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 終わってみて意外にも家族の映画だったなと感じた。 合格と分かって父親が全力疾走しているのを見て涙が出た。それまでの父親の心の葛藤やビリーの周囲に漂う鬱屈した雰囲気がよく描かれていたのだと思う。 ベタなストーリーで細かい説明なんかもそれほど無いから興ざめするんじゃないかと思いきや、感動の波は大きくなっていった。 町の人たちがビリーのバレエへのチャレンジを、暗闇に射し込んだ光のように見ているという感じがあって、共感しているようでとても良かったのだと思う。 【さわき】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-29 15:06:23) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 一回観ていたということに開始後30分経つまで気づかず。自分の中での印象は非常に薄かったようです。お約束の展開、ありがちな設定。面白みのあるのは、親友がホモであることくらい。しかし、終盤に差し掛かり、気づくと涙が。。。 ええ話なんです。泣けるんです。この映画は素直に観たいし、これを素直に観られなくなるほど、映画慣れしたくない。そんな作品です。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-06 21:34:23) (良:1票) |
1. 導入部が巧いですよね.彼が家族のためにきちんと家事もやり、しかも家族思いな男の子である、ということが映画の根底に示されます.映画の舞台がいかにも英国の地方で(街並みや、家の中の色彩や調度などからも)、サッチャー政権下の重い雰囲気も自然と感じられました.疑問点は、父親に見せたクリスマスの踊りと、ロイヤル・バレエ学校の試験での踊りです.前者にはそれほどの迫力を感じなかったし、後者は名門バレエ学校の試験に見合う内容ではなかった気がして、物足りなかったのです.タップのシーンは良かったし、先生とのブギ・ダンスも楽しかったのですが. 【シャリファ】さん 7点(2001-10-08 19:58:32) (良:1票) |