7.《ネタバレ》 まぁ、ジェイソンシリーズはいつの間にか、自身のパロディというか、おふざけと化したネタシリーズに成り下がってましたからね。どうせなら、いっちょ原点に戻って正当な13日の金曜日をリメイクしましょう、というスタンスはよくわかる。じゃあ昔のやつと比べるとどうかというと、映像的には綺麗なんだけど、う~ん、あんまり怖くない。ジェイソン自体の、怪物的魅力のようなものが欠けているように思う。動きが俊敏だし、殺し方がいちいちバラエティに飛んでいて、理性を感じてしまう。こういっちゃなんだが、30年ぶりにスクリーンにジェイソンが復活した現在、グロさではソウシリーズに負け、勢いではテキサスチェンソーに負け、今再び観客を震え上がらそうと彼が立ち上がったとき、すでに観客の目は肥えてしまって、時代遅れとなったジェイソンの悲しき姿を垣間みた様な気がする。もはやなにをやっても「お約束」で片付けられてしまうジェイソン。最後の湖からジャンプの「お約束」は、彼のそんな悲痛な叫びのようにも見えてしまった。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-27 22:49:08) (良:2票) |
6.なんぞ極端に軽そうなモンでも観ようかい、という訳で、この2009年版13金。しかしこりゃいくらなんでも軽すぎて、そもそも、旧作の設定をまーったく知らずにコレを見た人がいたとして(多分いないと思うんだけど・・・)、何が何だか、わかりますかね。「設定その他、どうせ皆知って観てるんだから」とばかり、もうテキトーなんです。冒頭からショックシーンを持ってきて、でも、描写というものが「断片的=緊迫感」とでも思ってるのか、ただ見えづらいばかりで、「コワイ」以前に「よく見えない」「ワカラナイ」が感想として先にくる。以降のショックシーンも押しなべて同様。ただ、殺人シーンでは、肉体に対する貫通というものを好んで描きたいらしく、ちょっと手作り感のあるショック描写が微笑ましかったりもするのですが。殺戮描写だけでは映画になりえず、それ以外の部分で、例えば不気味な平穏さみたいなものがあればよかったんですが(旧作13金ではそういう部分がチープさでもあれば魅力でもあった)、そういうのもなくって、その一方で「被害者の一人がジェイソンに囚われている」という羊たちの沈黙風のノリを加えてくるのが、いささか鬱陶しくもあります(囚われの彼女にどういう危機が迫っているのか? ただ単に囚われているだけ)。妹を探す男と山荘オーナーの息子との折り合いが悪く、「警察に連絡を」「出ていけ」と大ケンカしている場面。黒人青年が「外を見てくる」と出ていったとたん、その後は家の外の黒人青年側の描写ばかりとなって、家の中(先ほどの大ゲンカ)などそっちのけ。こういうのも、いかにもテキトーだなあ、と。ま、何かと懐かしさみたいなものは感じさせる作品ですが、懐かしさだけじゃあ、ねえ。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-17 09:06:02) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 わざわざこれを観るために旧作をPart2まで観て、予習しておきました(笑)。まあ、グロさのリアリティや画像は格段に進歩しているわけだけど、それだけかなぁ。鉈を持って屋根に立つジェイソンなんか中々絵になっていたし、Part2を観たものには嬉しい「ママのふり」シーンもあったし、アーロン・ヨーみたいなオモロイやられキャラもいるし、お約束のエロシーンのバカっぽさ加減もいいし、完成度はそこそこ高いとは思うんですけどね。最後のお約束のためだけの「ジェイソン処理法」がいい加減すぎ。不死身という基礎知識?がある者は「完結編」の男の子くらい(結局旧作4作目まで見てたりなんかしちゃって。Part3と完結編はこれを観た後に観たんですが)徹底してジェイソンをのすのが普通じゃないかしら。まあ、シリーズに対するリスペクトがありますので、おまけしてこの点。 【あっかっか】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2011-10-07 14:02:54) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 一応1の続きで、しきり直しという感じのようですね (Ⅹの続きはさすがに別物になるでしょうしね…)。 最初若者の人数も少ないのでどうすんだろう?と思いましたが、 それはフェイクというか伏線でした。 まああとはいつもの流れで、神出鬼没ぶりも健在だし、 飛び道具も普通あたらんだろ、というのを当てたりと、 クリスタルレイクでいつものように惨殺してます。 背後にひっそり立ってましたよというのは、 後半さすがに見飽きてきましたが…。 あと、お姉ちゃん達のぬぎっぷりも悪くなく、 トップレスで水上スキーには不覚にも興奮しましたし、 はめ撮りとかも馬鹿っぽくて良かったです (被写体が男というのも時代を反映してるのかなとか思いながら見てました)。 【映かったー】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-03 21:33:20) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 ジャレッド・パダレッキを含む男性は魅力というか、個性がないですね。ダニエル・パナベイカーの独特な美しさやジュリアンナ・ギルのおっぱいは良いですね☆冒頭のキャラが全て殺され役なのには騙されました。まぁ~1人は生きていますが・・・。ジェンナみたいな子でも殺してしまう、この映画は鬼です。個人的に生きてて欲しかった。なんかジェイソンのラストがあっけなかったですね。しかも、動かなくなったとはいえ、あれを湖まで運ぶなんて・・・恐くて普通無理でしょう!!エンディング前のお決まりなシーンはなんだか嬉しい。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-28 22:10:25) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 「13日の金曜日」シリーズと言えばジェイソン=ホッケーマスクの不死身男というキャラが定着するまで(シリーズで言うと「1」~「3」)が面白かった訳で、有名になってからは全く怖さも無くなりゲテモノ路線で単にジェイソンの名を使っての金儲けとしか感じられなかった。今回リメイクという事で、「1」を飛ばしたのは仕方無い、ただママのシーンを態々冒頭に入れた為に、時間軸が訳が分からなくなってしまった。舞台は現在だとすると、ジェイソンは既にオッサンだという事になるのである。ジェイソンがじっとしている訳もなく、幾ら広いアメリカでも行方不明者が多数出たら警察・マスコミが騒ぐだろう。元々ストーリーは無いに等しかったが、相変わらず馬鹿カップルが裸で騒いで唯殺されるだけとは・・・。ジェイソンダッシュの鉈振り下ろしだけは怖かった。後、武道に馴染んでいる日本人だからそう思うのかも知れないが、常に無抵抗のアメリカの兄ちゃんは貧弱に見える。梶原一騎の漫画に、先ず急所である2つの玉(目とあそこ)を狙えとある、旧作「3」までならそれで何とかなる。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-12 21:18:50) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 始まってすぐに若者グループがどんどん殺されて数を減らすので「この後ずっとこのヒロインと1vs1じゃ盛り上がらないなあ」と思っていたのですが、まさかあそこまでがアバンタイトルだったとは。大量に追加される犠牲者候補に顔がにやついてしまった… ジェイソンさんは相変わらずのアグレッシブさ。ヒーローは微妙におもしろ顔でなんか憎たらしい。(あとこれは吹替えの事なので映画に関係ないのですが、おぼっちゃまの棒読みは何なんだ…)オチはやっぱりそう来たかー!って感じでした。幼少期に死んで復活したって時点で生身の人間じゃないんだから、殺し方の詰めが甘いよな! 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-09-04 06:01:01) (笑:1票) |