8.子供が取り替えられても、それをその場では、うまく発言できない母親とゆう現代日本ならありえないこともありうる20年代アメリカの社会情勢がよく描かれていました。そして、そこから始まる母親の苦悩は見ていて息苦しく、警察や病院の横暴な権力には怒りがこみ上げ、そして最後までドキドキと涙がとまりませんでした。子供がいる母親にはたぶん、映画を見ている間、かなり精神的にくるものがあるんじゃないかと。観る前は、子供を探すミステリーだと思っていたのですが、まだまだ男性社会の警察権力と戦う女性に焦点があてられていた映画だったとは、予想外です。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-02 18:31:24) |
7.息をするのも苦しくなるような。。。素晴らしい映画だ。 【えぴおう】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-06-02 16:16:04) |
6.イーストウッドの作品でアカデミー賞を取った他の作品より、ずっと凄いものを感じた。 アカデミー賞=最高 では無い事が改めて分かったし、人々に知らせなければならない事実を広げていると言う所で映画とそれ以上の物を兼ね揃えた傑作。 一人でも多くの方に観て欲しい。 【オヴリッジ】さん [DVD(吹替)] 10点(2013-04-28 19:07:27) |
5.映画の教科書のような作品。イーストウッドとアンジェリーナ・ジョリーにただただ脱帽です。 【akila】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-12 02:48:06) |
4.痛ましいし、腹立たしいし、怖いし、いろいろなんだけど、嫌な感じを引きずらないラストで良かった。イーストウッド監督の映画はいつも丁寧な作りだし、格調が高いんだよなー。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-01-31 10:42:04) |
3.実は『ミリオンダラー・ベイビー』を観て、もうこの監督の作品は辛すぎるから観ないことに決めていたのだが、やはり、矢も楯もたまらず、上映最終日のレイトショーを観に行った。
世の不条理を描き続けるイーストウッドの作品は、観ている間中、五感の全てを刺激する。 ひとつひとつのショットは、画面の隅々まで完璧であり、1シ-ン1シーンが見逃すことのできない重要なカットの連続である。 わたしは、ただ無力に、息を凝らして見守るしかない。それは、辛くて、長い長い時間だ。 本作は、巨悪に立ち向かう社会正義や、犯罪の悲惨さなどを訴えてはいない。 ただ、この世に起こり得る不条理を、一秒の無駄もなく、淡々と、しかし静かな怒りを持って、描き切っている。 その徹底した不条理を、アンジェリーナ・ジョリー演じる母親の息子への深い愛が、残酷なまでに際立たせるのだ。
これほどまでに完成された映画を褒め称える言葉を、わたしは持たない。 そしてそれこそが、映画を観る幸福なのだ。(4月3日・新宿バルト9) 【poppo】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-12 10:41:03) |
2.いろいろ書こうと思ったけど、たぶん書ききれないのであきらめよう。 完璧といっていい映画を久しぶりに観た。 【とと】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-07 01:57:07) (良:1票) |
1.型にはまった御都合主義とは程遠いクリントイーストウッド監督作品。しっとりとシリアスで重厚な作品を好む人ならこの作品はドンピシャで大当たりだろう。娯楽の域を飛び越えてひたすら問題提起を訴えてくる作品はそうそうあるものではない。思い出すたびに胸が苦しくなる作品が多いイーストウッド監督モノ。その中でもこの作品は本当に苦しくなる作品であり、人生とは何かを問うてきた監督の現時点で出せる200%が注ぎ込まれた一作と呼んでも過言ではない。見たあとに色々な思いがわいてきて一口に「感動した」といえないほど哲学的な重たい何かを背負わされてしまうが、それこそまさに監督が狙っていたことではないだろうか。現実に起きた事件をベースにしているという点も驚くが、そんな謳い文句など必要ないぐらい素晴らしい完成度だ。これまでイーストウッド監督の作品は淡々としている場面が多いせいか退屈だという声もあった。たが、この作品は絶妙なバランスでエンタメ要素を盛り込んでいる。もちろんそれは大衆に媚ているのではなく、作品の持つテーマ性をより濃く伝えるための手段である。そして特筆すべきはアンジェリーナ・ジョリーの熱演。彼女がこれほどまでに演じられる人だったとは思っていなかったので良い発見だった。 【HARVEST】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-06 07:19:17) (良:2票) |