4.《ネタバレ》 アルムのおじさん! 「エクソシスト」の時にもおじいさん役だったから、ぜんぜんトシとってないみたいに見えるわね! 今までこの役はことわってきたってきいたけど、あなたがもどってきたハイジをすぐには受けいれないのが、今までのとちがうとこですってね! あの茶髪の子がハイジ? ちっちゃくてかわいいけど、アタシは黒髪がイイのよ! 犬のヨーゼフがいないと思う人もいるかもね! ペーター、あんたはアニメとちがって暗くていいんだけど、この映画ではちゃんとクララの車椅子を谷底につきおとすのね、えらいわ! そうじゃないと「ペーターのクララに対する憎悪が皮肉にも彼女の運命を救った」ってことにはならないもの。 クララ、あなたはもうちょっと……いえ、なんでもないわ! ゼーゼマンさん、あなたが歩けるようになったクララをだいてクルクルまわすのはお約束ってかんじだわね! セバスチャン、ずいぶん若いけどチネッテにあわせたのかしら? チネッテはチネッテって感じよね! チャップリンの娘さんがロッテンマイヤーさんていうのはハクがついていいわ! それにあなたがキャスティングされたおかげで他の人もスムーズに決まったっていうじゃない? 感謝しなくちゃね! 馬車からおりてらしたのはどなた? あなたジェームズ・ボンドの花嫁だった人よね! それがクララのおばあさまって! いえ、気品があってすてきなおばあさまよ、でもね、ちょっとショックなの… 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-20 00:38:20) (笑:3票) |
3.「ハイジ」の実写映画なんて存在しているとは知らなかった。これは明らかにアニメの方に思い入れがあればある程、軍配を挙げたくなるし、どうしたってアニメと比較してまう。するなという方が無理です。ハイジ自身は可愛いけど着ている服やクララの服の色、髪型も何か違う。アニメのクララに比べると健康そうで弱そうには感じない。おんじもペーターもロッテンマイヤーさんもクララのお父さん、お婆さんもほぼイメージに近くて、そういう意味では良しである。セバスチャンが二枚目なのは驚き。アニメで何度も見ては楽しんだり感動した場面が描かれている点は大いに評価しても良いし、映像も美しくて良い。ただやはり全体的な印象としては短すぎる。もっと観たかった場面もかなりある。あと、クララが立つのがあんなにも簡単なのはそれはないだろ?て思う。最後にこれだけは絶対に言える。少なくとも日本人が同じように自分達の国である日本のアニメを実写するとほぼ百パーセントに近く駄作になる。その原因の多くはアニメ、原作を利用するだけの金儲け主義に走り、元の話への愛を感じられないがそれに比べるとこの映画を撮った人達は愛というものを感じる。はっきり言えば海外の映像作家、監督をはじめとする関係者達には映画愛、アニメ、原作に対する愛情が感じられるという意味では日本人よりも上である。日本の監督をはじめとする人達にはその点をきちんと考えて作って欲しい。どう考えてもアニメには勝てない作品ではあるが、この映画にはとにかくハイジへの愛が感じられる。だから不満も多いけどそれなりに楽しむことは出来た。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-12-14 21:44:44) (良:2票) |
2.困ったなあ・・・。勿論本作はヨハンナ・シュピリの児童小説が原作なのですが、どうしても子どもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」が原作のような感覚で見てしまいます。ハイジとクララの服の色が違うし髪の色も違うぞ!とか、ペーターが似てないし帽子をかぶってないぞ!とか本作にしてみれば全然関係の無いツッコミを入れてしまうのですが…、マックス・フォン・シドーが演じた髪もヒゲも真っ白なアルムおんじは子どもの頃に見たアニメの中のアルムおんじの姿なのでした。あと、ハイジをアーデルハイドと呼ぶおっかないロッテンマイヤーさんも。作品としては前半のアルプスのパートがあっという間に終わってしまいますが、その後のフランクフルト(堅苦しい食卓での子ネコ騒動で見せるハイジの元気さや明るさがいいですね)、そして終盤の再び帰ってきたアルプスの時間配分もとても良かったと思います。また、服や髪が違うとツッコミは入れてしまいましたが、アルプスの美しい風景、ぽっちゃり丸顔の元気一杯で可愛らしいハイジ、自分の足で立ったクララの姿など、子どもの頃に見たアニメの世界が懐かしく蘇ってきたのがとても嬉しかったです。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 20:10:24) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 僕的に「やっぱハイジはアニメでしょ!」なんですが、コレはなかなかイイ感じだと僕は思います。 当時のアルプスの雰囲気も良く再現されていたかと思います(無責任)。 画面の薄暗い感じがとても効果的に寒々しい静寂的な雰囲気を演出していました。この薄暗さが好きです。 フランクフルトの貿易商・ゼーゼマン家の家に連れて行かれる可哀想なハイジ。 (あぁ、なんて可哀想なハイジ!) そのゼーゼマン家の陰鬱で厳粛な重苦しい雰囲気も「薄暗さ」によって効果的に表れていました(こういう雰囲気に憧れてしまいます)。 ロッテンマイヤーさん本当にクソなんです。チネッテもいましたねぇ!懐かしい! でもハイジが都会に来てホームシックになるまでがとてもあっけなく描かれている感じがしたのは僕だけでしょうか? 夜になるとハイジが夢遊病みたいになって入り口に立っていて「アルプスに帰りたい」と言うんです。僕はアニメではその場面がとても怖くて深刻に感じたんです。 でもこの作品はその場面で「怖さ」「異様さ」みたいなものが無くてアッサリしてました。 ハイジは可愛いと思うのですが、ペーターはダメですね。 でもアニメのハイジに親しんでいる僕たちはやっぱこの作品は観たくないですねぇ。 (え、そんなことない?)いつか原作小説も読んでみたいです。 やっぱりハイジは僕の永遠のロリータです!(←アホ) 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-14 03:15:09) (良:1票) |