6.前作では、「異形の者の持つ哀しみ」みたいなものが作品の中にそこはかとなく表れていて、だからこそまた、ヘルボーイ氏のカッチョよさというものも際立っていたんですが。しかしこの2作目では、そういう「哀しみ」を、わざわざ強調し過ぎている気がして、いささか押しつけがましい。ちょっと残念。でも、次から次に現れるヘンテコキャラの数々についつい笑ってしまう、楽しい作品にはなっております。敵の宅八郎みたいな王子との、カンフーばりの殺陣も楽しい。そういえば、ヘルボーイ氏が赤ちゃんを抱いて走って逃げるシーンなんかを観てると、『九龍の眼』を思い出したりもして。あと中盤で、ヘルボーイとエイブが缶ビール飲みながら話し込む場面、ドタバタした映画の中で、心和むひと時ですね。冷静に観れば話し込んでる二人の顔、相当なマヌケ面なんですけれど(笑)。 ★2011/8/6訂正 ×『九龍の眼』⇒○『新ポリス・ストーリー』です、多分(また間違ってたらさらにアホですね。すんません。) 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-29 07:45:05) |
5.監督のクリーチャーてんこ盛り。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-21 21:11:58) |
4.開始十五分で七十人が生きたまま喰われたのにはちょっとびびったが、面白かった。キレイ目のクラウザーさんみたいな魔界の王子に率いられた怪物たちはいずれもユニークで、いかにもこの監督らしいデザインの「歯の妖精」や、『もののけ姫』の影響がもろに出ている森の精霊などは楽しかった。それに対して主人公は怪力で銃を振り回しているだけ、外見以外これといった特徴がなく、むしろさまざまなキャラクターを見せるための狂言まわし(引き立て役?)に回っているのがヘルボーイの面白いところだ。『忍たま乱太郎』の乱太郎みたいな。単純に楽しめる作品だが、出来の悪い第一作を観ていないとわかりにくいのがもったいない。
しかし怪物たちの造形や独特の美的センスはすごいけれど、物語は普通だ。異形のヒーローたちが差別とアイデンティティに悩まされるのもアメコミとしてはいたって凡庸。ヘルボーイもエイブも親しみやすく憎めないキャラクターではあるものの、感動を与えてくれるほど厚みある存在ではなかった。普通なら泣ける場面も、平板なメロドラマになってしまっている。デル・トロ監督は精緻な世界観を構築するのが第一で、作品を通してこれだけは伝えたいテーマみたいなものはないのかもしれない。それは必ずしも悪いことではないけれど、ちょっぴり物足りないのも事実だ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-01 11:32:16) (良:2票) |
3.前作に比べB級感が無く特殊メイクの質感が良く、映像も綺麗です!音響もサラウンド感が素晴らしく、監督が交代したのかと思うくらいでした。しかしキャラクターに魅力がないので感情移入できないのが残念! 【じょーー】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-02-20 16:29:36) |
2.大真面目なファンタジーとバカバカしさを上手い事融合したなぁって感じです。 登場人物全員が自分の信念に従って行動しており、敵も含めて悪人が居ないのも、勧善懲悪なヒーローものとは一線を画している所以ですね。 ただ、仲間や組織の説明が殆ど無く、前作未見の私は置いてきぼり感がありました。 まぁ前作見てから行けよって話ではあるんですが、タイトルからは続編だと分からなかったもので・・・ 上映が始まり、原題がHellBoyIIになってて初めて気付きました。 知ってたら予習してもっと楽しめたのにな~ってのが少々心残りです。 【目黒のさんま】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-22 13:03:20) |
1.前作同様、敵がカッコイイっ!! 顔はゾンビっぽいが、エルフの王子様ヌアダのアクションが超カッコイイよ~。 前作のクロエネンといい、ヘルボーイは敵役を見るのが秘かな楽しみ・・・。 ストーリーとしてはイマイチですけど、色んなクリーチャーとか、見てて楽しいシーンが多かったので個人的には好きです。 ヨハンとか死神とかは特にいなくても差し支えないような気もしましたが、また次につながるのかな?という期待を込めて。 【ラファエロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-21 22:44:50) |