37.《ネタバレ》 マジット・マジティ監督のイラン映画みたいな作品かと思いましたが、クイズは、本や知識で身に付けて得た正解ではなく、全てが主人公の人生経験、告解にも繋がっているところが面白いです。 生涯通して一人の女性を愛し続けるなんて、もう邦画で作ったとしたらコメディになってしまうでしょう。 最後の問題で使われる携帯電話は最高の小道具でしたが「三銃士を読んだことがない」というのは度肝をつかれました…知ってたから出たんじゃないの?(笑) インド中で騒がれた弟に感銘を受けた兄の心境は、もう少し手を加えてもらいたかったけど、ラストの待ち合わせは二人にしかわからない場所というのはロマンティックですよね。 でも、ラストのダンスは絶対にいらないと思う。「踊るマハラジャ」じゃあるまいし、ひょっとして「座頭市」の影響でしょうか? 欧米映画でしょ? あれはバカバカしくて観てられない。カットすべき! 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-28 01:02:33) |
36.《ネタバレ》 ハッピーエンドすぎるが映画の中ぐらいは、それも良いよね。クイズミリオネアの番組は音楽とか効果音が全世界共通なのね。 【虎王】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-24 00:17:14) |
35.《ネタバレ》 つまらないとは言わないが、作品賞に値する映画とはとても思えませんでした。話の興味は、「なぜ学のない主人公がクイズに次々と答えられるのか?」というところに集中しますが、そのネタがかなりご都合主義のように思えます。クイズという題材自体は斬新で面白いのですが・・。
【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-06 05:51:23) |
34.《ネタバレ》 非常に繊細な感じがする前半の少年時代から、一転してムネヤケしそうに甘ったるい青年時代。いや、でもここまでストレートだと嫌いじゃないです。どうせこんだけ甘いなら、ラティカに繋がった最後のライフライン、テレフォン。「今どこにいる、怪我してないか、これから助けに行くから、駅で5時に待ってて、愛してる」とか、ジャマールにはクイズの問題の復唱なんか忘れて、30秒間叫びつつけて欲しかったです。命の絆=ライフライン。 【なたね】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-04 07:45:41) |
33.音楽とシンクロした疾走感があり、濃~~いインド映画をサンプリングしたかのように、臭ってくるような、こってりとしたボリューム感も満点。クイズミリオネアはおそらくアメリカがオリジナルの番組で、マクドナルドがどの国にもあるようにミリオネアもいろんな国にあるんだろうが、みのもんたがオリジナルだと思っている人も多いんだろう。意識しないうちにお茶の間もアメリカを中心にグローバル化してるんである?急速な経済成長をとげているインド、でもおそらく多くの人が良くわからない不思議なインド。この映画のように女性差別や貧困などはまだまだはびこっているのだろうが、いわゆる今までの先進国とは違ったパワーを持っていて、したたかだ。そしてこの映画はそんないろんなテーマを確信的に盛り込み、したたかに、しっかり考えらて作られた映画という感じがした。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-21 13:34:54) |
32.《ネタバレ》 どこかで見たような数々のエピソードも、クイズ進行と共に展開する事で新鮮味が出ていたのは面白い。取って付けた感はあるものの、インド映画を思わせるミュージカルエンディングも良かったです。 【njld】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-01-13 23:13:31) |
31.《ネタバレ》 スラムの様子&生活とクイズを絡め、面白かった。 全体的に暗い映画だったのだが、最後のダンスで救われた気がした。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-01-05 22:45:26) |
30.《ネタバレ》 おいおい踊ってる場合ちゃうで、はよ逃げな・・・ 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-05 01:33:38) |
29.《ネタバレ》 実に感慨深い映画。編集もまとまっており、大衆向けの映画と言える。 最後のダンスに救われますね。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-22 18:59:16) |
28.《ネタバレ》 スラムを扱ったおかげで、アカデミー賞をゲットしたのかな?確かに巧みな編集具合だが、なんか賞を狙ったつくりに思えて仕方ないですね。最近、こんな雰囲気の映画が増えているような気がします。司会者が悪役になっちゃたのはどうかと思う??ラティカが途中から綺麗に見えてきます。自分で言うのもなんだが、白人主義の私には珍しい現象・・・。誰かも言っていましたが、少女時代の雨に打たれているシーンと線路で置いていかれるシーンは頭に焼きつきます。 個人的にエンディングのダンスが一番の見所です。なんか楽しい気分になっちゃいます☆☆☆ 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-10 02:58:43) |
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27.《ネタバレ》 アカデミー作品賞ということで期待が大きかったせいか、あらすじ(といってもさわりのところだけではあるが)を聞いていたせいかはわからないけど、思っていたほどではなかった。ムンバイで生きる人生が壮絶だということを見せたいということであればそれはそれなりに伝わってきた。ただ最後の問題、あまり難しくないのではないだろうか。語呂から考えても誤りの選択肢が紛らわしくもないし、そもそも生放送のクイズ番組で知り合いに電話をかけて聞くっていったらいくらでも調べる余裕がありそうで、それを許すクイズ番組の構成自体がいんちきだと思った。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-01 19:48:08) |
26.《ネタバレ》 評価の低かった「28日後...」の絵心に、個人的に非常に嵌ったので楽しみにしておりました。斬新な脚本に眼を奪われがちですが、期待を裏切らない秀逸なカメラワークに釘付け!貧民街の雑踏から高度成長を続けるインドのビル群まで、静と動をカメラの眼は冷徹に切り取っていきます、エスニックな色彩感を満載にして。ドキュメンタリー風の現実的な写実と「ドッグヴィル」のパラノイア的映像が見事に融合して、この現代お伽噺を昇華しています。シリアスな展開から脳天気なラストシーンもこの監督なら得意技ですね。ボイル+マントルの作品には今後も目が離せません。 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-15 01:52:26) |
25.近所の劇場で上映していたので観賞してきました。御伽噺と言ってもいいくらい,悪い表現ではうまく纏めすぎとも言えそうなほどの物語でした。主人公の幼少期から青年期までの人生を,クイズというメディアを用いて炙り出すという発想の良さや,純愛一辺倒にならずインドのスラムの悲惨さという社会風刺を込めた部分が,私はとても気に入りました。最新デジタル一眼レフカメラの動画撮影機能を駆使して撮られたともいわれるバイタリティに満ちた映像を見ても,本作が平凡な人生活劇に収まることなく世界的な評価を獲得したことに納得がいきます。個人的にはラティカの哀愁を帯びた大人びた風貌よりも,青年ジャマールの純粋さやひた向きさ,また彼の表情が持つあいくるしさのようなものにすっかり心を奪われてしまいました。最後のダンスもこの映画のもつ後味の良さを増幅させてくれたような気がするので,とても好きです。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-20 03:03:57) |
24.ダニー・ボイルはデビュー作『シャロウ・グレイブ』から一貫してスタイリッシュな映像の中に風刺を色濃く潜ませてきた。その風刺の矛先はいつも人間のエゴである。娯楽と割り切ったような『28日後...』ですらそこは変わらない。エゴへの風刺がそのまま娯楽へと転化されるストーリーだといいのだが、むりやりにエゴへの風刺を入れた『28日後...』には不満が残る。もっと単純に行こうよと。小難しい風刺劇なんていらんよと。そしてこの作品だが、見るまでもなく物語の背景には「貧困」があり、当然そこには人間のエゴが浮き彫りにされているはずである。そう。ムリヤリ入れる必要がないのだ。そのことで実に活き活きとした作品に仕上がった。ダニー・ボイルのスタイリッシュな映像が少年時代の波乱に富んだ人生をリズミカルに見せてゆくことに貢献する。重くなりそうなシーンの連続もスリリングな逃亡と同化することで重さを軽減する。疾走する列車の屋根に立つ少年をとらえた画がそのバックに映される広大な空とともにものすごく印象に残っている。現代のシーンだけで構成される後半からクライマックスにかけてがやや停滞ぎみだが、最後のダンスで盛り返す。インド映画に欠かせないダンスで締めるのは、世界一映画が多く作られ世界一映画が多く楽しまれるインド映画界に対する敬意の印なんだと思う。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-14 11:28:37) |
23.切り口は斬新で面白かった でも自分的にはこれ位の点数ですかな |
22.クイズ番組が好きだ。
問題に答えるための「知識」は、自分がこれまでの人生の中で生み出した結晶で、クイズ番組はそれを確認できる一つの方法だからだ。
「知識」は、積極的な勉学の果てに得たものだろうが、偶然知り得たものであろうが、その価値は変わらないと思う。
自分だけのオリジナルの人生を経て、結果として“知っていた”ということ、それが最も重要なことだ。
そういう概念を根底に敷いて、スラム街に生まれ育った青年の一つの「運命」を、巧みな映画術で描き出した良い映画だったと思う。
前面的に描かれる“クイズショー”は、インドのスラム街の現状とそこに生きる子供たちの現実を如実に表現するための「縮図」で、出題される問題の一つ一つが、主人公の青年の人生にリンクしていく構成が見事だった。
当たり前の様にゴミ山の中を裸足で走り回り、当たり前の様に孤児になり、当たり前の様に物乞いをし、当たり前の様に犯罪に手を染めていく少年たちには、不思議なくらい陰惨さを感じない。 それは、彼らが自分たちが生きるその環境を「当たり前のこと」として受け入れ、生きる覚悟をしているから。
欺瞞に満ちたクイズショーで大金を手に入れることも「運命」。 銃弾を浴び札束で溢れたバスタブで果てることも「運命」。
そのさじ加減を一体誰が決められるというのだろうか。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-21 23:49:18) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 あれ?大昔に流行ったマフィア映画のインド版?のような気がしなくもないし、司会者だけが悪者っぽいテレビ業界やらストーリーはちょっとばかり、いやかなり現実味に欠ける気がするけれど、過酷な生活の中で得た知恵と愛だけを信じて無知ゆえに全力で前へ進むパワーは否定出来ません。特に子役の2人の生命力は本当に素晴らしい。それだけに自分の中でも評価が分かれます。 個人的には、スラムに生きる闇の部分を一人で背負う形で現実に埋もれて行った兄サリームを責められず(そもそもの事の発端は弟ジャマールだと思うので)その分だけ悲しかった。 この展開はありえないわー的冷静さと、少しずつみんなの希望になって行くジャマールと美しく成長したラティカにどうか頑張れと願う波が交互にやって来る忙しい構成でした。もう少しジャマール側にも迷いとか苦悩があれば良かったかな。 冷静に考えると結末の更にその後は危険な道のりだとは思うのだけれど、ようやく手に手を取ることが出来たふたりを祝福したくなる映画です。ラストのダンスは、ジャマールの足がすらっとして長くて本編以上にかっこよかった。 【クジラばし】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-19 00:35:14) |
20.《ネタバレ》 いたってシンプルなストーリーで、特に人間が深く描かれているわけでもないし、ひねりやオチがあるわけでもない。クイズに正解できたのも単なる偶然。しかしテンポがよくて躍動感があり、引き込まれるものがある。兄が最終的にはラティカを助け、破滅の道を選ぶことになるのだが、心象の変化がよくわからなかった。しかしいくらクイズに正解を続けたからといって拷問はないでしょう。 【puta-pp】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-14 09:01:01) |
19.《ネタバレ》 期待して行って、それなりに満足という感じです。スラムの過酷さは伝わってきますし、番組の進行によって人生が語られるという仕組みも面白いと思います。ただ彼の人生において重要なことが描かれておらず、急に生活が安定していたりするのがちょっと物足りなさを感じさせました。 【色鉛筆】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 15:37:17) |
18.評価し辛い映画。こういった題材は得てして高評価に繋がり易い(我々のような一般の観客だけではなく、賞という意味においても)。かといってそういった題材に頼り切った映画でもない。う~ん・・・。難しい・・・。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-27 03:22:22) |