4.仰天のジャンプ以外はこれが冒険?というものばかり。しかし、40年間実直に勤め上げ定年となったホルテンさんの滋味溢れる表情から、一つ一つの行動は紛れもない冒険なのです。これからも続けて行くのであろう、続けていって欲しい。じんわりと沁みる作品です。 |
3.冒険は若い人だけの特権じゃない。 「パリ空港の人々」の学者は急にせまいとこに入れられるのですが、小鳥と住んでいて長年の仕事を勤め上げたホルテンさん67歳の人生は、文字通りレールの上を走っていたのだけど脱線して広がりを見せる。 雪がちらつくノルウェーの冬、今まで持っていたものをなくし、かわりに新しいものを手に入れ、未知の人と語り合い、隕石の旅に思いをはせるささやかな冒険が続く。 あの男の子は突然の闖入者のことをずっと覚えているかもしれない、本人が忘れても。 心残りだった過去を塗りかえるあの勇姿、施設の母親の心にも届いたらいいな。 今の季節に見るとホッコリしていいかも。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-12-18 09:00:17) |
2.言いたいことはわかるのですが、どうも淡々としすぎているような気が……。個々のエピソードは悪くないですが、「悪くない」止まりで積極的に評価しようという気にはなりません。やはりというか何というか、最後の爺ちゃんの話が印象的です。隕石の旅はまだ終わっていない……。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-17 19:34:36) |
1.「老い」やリタイアー後の人生は、北欧の普通の人々も私たちも共通のテーマです。ひとつひとつのエピソードはややわかりにくい所がありましたが、渋い映画です。ポスターは犬を抱いた主人公の図柄だったのですが、「犬の演技」は私の期待したものではありませんでした。外国の生活を知ることは映画の楽しみです。信号、テーレコーダー、テレビの天気予報…日本と同じ所、違う所がおもしろいですね。ほんの少し日本の話題や小道具が登場します。 |