5.《ネタバレ》 前々から気になっていた作品ですが、なかなか手が伸びず最近になって「リディック」が公開したことで観てみようと思い、鑑賞しました。正直言ってこの映画を甘く見すぎていましたね。予想以上に完成度が高かったです。最近面白い題材が出尽くしたのかと思われるエイリアンとの戦いを描いたSF映画。けど、この「ピッチブラック」ではそんな事はありませんでした。冒頭から迫力ある不時着シーン。ここで一気にこの映画の世界観に興味をそそられ、いきなり唐突的に襲われる最初の犠牲者や荒廃と化した研究所。エイリアンの強大な恐ろしさを大いに見せつけられ、観ている俺もますますワクワクさせてくれます。日食して辺りが暗闇になってからも、この映画のテンポは失われません。むしろ、余計にテンポが高まりこの先どうなるのか全く分からなくなります。エイリアンに対抗できる武器が全く無いままリディックを中心に生還を目指し、ただひたすらエイリアンだらけの暗闇を駆け抜ける生存者たち。途中、極限状態の中、正気を失うオッサンや生存を神に託す神父さんや脇役の俳優たちの演技もお見事。そして何より最も良かったのがリディックにビン・ディーゼルを起用したこと。彼のおかげで映画自体の魅力をより引き立てていたと思います(ただ、ディーゼル自体があまり凶悪犯罪者に見えないのは痛かったが・・・)クライマックスもかなり意外な人物の退場にも驚かされ、全編通じて全く飽きを感じませんでした。この映画の影響で初めから観る気の無かった「リディック」も少し観てみたいと思いました。 |
4.《ネタバレ》 面白かったー!もう一度観たい。よって、いい映画です。 何の前知識もなしに観たのですが、いきなり宇宙空間が鮮やかにに現れるあたりで グイっと持ってかれました。着陸のシーンはど迫力!船長の女性は強くて勇気があって、とても 素敵でした。ヴィン・ディーゼルは最初どんなヤな奴かと思ったけどこちらもその強さに思わず 感動しました。エイリアンものとしては非常にスタイリッシュで、それも独りよがりになって いない、この点が素晴らしかった。時折見せる抜け(って自分の解釈で書いてますけど)のシーンも 効果的でした。私は、夜光虫のシーンも、これまたやられました。なんか抜き差しの 間合いがうまいなあと。ラストは意外でしたが、これも映画ゆえか。。でもあの女性は、確かに 本当の船長になったのです。そこでまた感動。 【queequeg】さん 8点(2003-12-27 03:16:14) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 期待していなかっただけにかなり見終わった後は充実感でいっぱいでした。SFホラーだと思ってグロいシーンを期待していたので、物足りなさも感じることは感じたんですが、この程度ならホラーが苦手な人も見やすくて、シンプルなストーリーの中にも驚かされるような展開もあるので、周りにススメたくなるような映画でした。ヴィン・ディーゼルが怪物にナイフだけで立ち向かうシーンはかなりカッコ良かったです。女性パイロットの方もかなり存在感のある演技をなさっていて印象的でした。 【はがっち】さん 8点(2003-08-05 00:31:50) (良:1票) |
2.エイリアン物としてはかなりの拾い物。V・ディーゼルのアンチ・ヒーローぶりも格好良い。エイリアン物にかかわらずその描写に頼らずそれぞれのキャラで話を運ぶあたりも上手い。映像のメリハリも良い。特に前半のまぶしい感じ、冒頭の墜落シーンの迫力、また宇宙船のコクピットのアナログな感じ(がんがんレバーをひくところ)、ライターにアルコールを吹きかけたらまわりにエイリアン達、演出がスタイリッシュだ。かなりお気に入り。 【GO】さん 8点(2002-11-10 23:13:11) (良:1票) |
1.ほとんど無名に近い俳優を使って良質のリアル感を醸し出している点は、スケールの違いこそあれ「エイリアン」(第一作目)に一脈通じるものがある。この作品の卓抜なアイデアと視覚効果による恐怖感には、思わず唸ってしまうほど。前段のド迫力の不時着シーンや色調を押さえた惑星のリアル感、さらに日食から暗転してからの無数のコウモリ型のエイリアン(空飛ぶイカかも?)の飛来シーン等々、かなりのこだわりを感じるし、しかもそれ相当の効果を上げている。護送中の犯罪者(結局、彼が事実上の主役となる!)が生き残りを賭けて、自ら運命を切り開き力の限りを尽くす姿には感動すら覚えるし、決して改心などしない点にも潔さを感じる。最近、これほど惹かれたアンチ・ヒーローはいない。まったく意外な拾い物で、未見の方は3度のメシを抜いても観るべし! 【ドラえもん】さん 8点(2001-02-04 17:31:24) (良:1票) |