32.クリント・イーストウッドが俳優として最後の出演になると言われる本作。
自身最後の主演作に、彼は驚くほどストレートで人間愛に満ちた物語を選んだ。
台詞ひとつひとつがユーモアに満ちていて(主人公ウォルトの口の悪さは痛快)、これまでのイーストウッド作品にはない笑える微笑ましい場面もたくさん。
エンディングの主題歌「グラン・トリノ」のあまりに優しい響きに、涙せずにはいられません。 素晴らしい映画です。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-01-29 12:41:47) |
31.《ネタバレ》 ストーリーはシンプル。ラストシーンは見事。 シンプルなストーリーなんだけど、魅せます。面白いです。 ■そして、盛り込まれたテーマは多くて、深い。テーマ盛り込みすぎなんだけど、それが鼻につくことも無く映画に没頭出来ます。見終わったあとは色々と考えさせられます。アメリカ人に向けたメッセージなんですけど、日本人の自分が見てもあの国の負ったものが見えてきます。 ■この監督が何度も何度も描いてきた「反戦」テーマも強く盛り込まれています。暴力映画でその虚しさを感じさせるという逆説的に盛り込んだ作品も多いですが、今回はストレートにズドンときます。 ■グラン・トリノという車種はアメリカという国そのもの象徴です。アメリカの現状と未来についての物語です。次世代の若者にアメリカを託すわけですが、それはもう白人中心のアメリカではありません。真の多民族国家として新たなアメリカが始まります。 ■イーストウッドは「許されざる者」で暴力や報復の虚しさを描きました。その映画で西部劇俳優のイーストウッドに引導を渡した。この映画では刑事映画俳優のイーストウッドに引導を渡しています。 【まめ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-24 01:04:16) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 イーストウッドの、いつものマジモード文芸調の映画なのに何かこうわかりやすさが押し出されている作品だった。
前半のジョーク混じりの説明的な展開は速くて心地よく、本当によく練られていると言う感覚。 晩年余生を静かに送りたい近所のおじいさんが、ダーティハリーの台詞に似たしゃべり方でドスをきかせるセンスはすごく面白い。
さて後半、取り返しのつかない事件が起こるが結末で本当に感動してしまった。 だけど、泣けるとか涙が出るとかそう言う感覚ではなく気持ちが大きく動くと言う意味でものすごい感動だった。こういう結末で本当に感動できる安心の本物の映画職人だとおもう。
イーストウッドは44マグナムをぶっ放して、正義の味方を演じるのが得意という評価が日本に定着しているのは、映画会社の思惑なんだろう。どういう訳か、日本ではイメージが変形して固定してしまった。あげく21世紀に永遠の大根役者として評価され続けていると言うのが面白い。
イーストウッドはいつだって本気で映画を作り続けている。本気で文芸作品を撮ったかと思うと、全くの同時期に本気で固定ファン専用プロモーション刑事映画を撮る。センチメンタルアドベンチャーとファイヤーフォックスが同年であったり、バードとダーティハリー5が同年であったりする。イーストウッドが文芸調なのはほんの最近だと思ったら大違いで、愛のそよ風とダーティハリー2も同年。この人ははじめから文芸調とファン向けアクションを併走している。
この映画は(というか全部そうだけど)一切情報を入れないで観た方が良い。 宣伝番組や雑誌特集で中盤の流れを知ってしまうとせっかく脚本家が用意した驚きを得ることができず感動のしどころが一つ消滅する。 メディアの姿勢は懸命に作った脚本家に失礼だと思わないのかちょっと疑問だ。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-08 23:37:08) |
29.いい映画でした! 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 10点(2009-11-01 00:02:19) |
28.いい映画ってこういう映画をいうのだろう。 【ビアンキ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-10-10 22:54:13) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドは変わった。『許されざる者』以降複雑な映画を撮り続けてきた。完成度は高いがその作品をどう受け止めるべきなのか、正直戸惑うことがあった。『ミスティック・リバー』では人の脆さ、暗さを描き、『ミリオンダラー・ベイビー』では死についてのテーマを観客に投げかけ、自分にも問いかけているようだった。それは冷たく突き放したような、この辛い現実も受け入れるしかない、ともとれる描き方だった。しかしここに来て彼はまた変わった。『チェンジリング』で人間の強さを示し、確かな希望を見せた。そしてこの『グラン・トリノ』。彼の近年の作品に見られなかったユーモアがあり、優しさ、希望に溢れる作品になった。ウォルト・コワルスキーという偏屈なキャラ、これをイーストウッド自身が演じたことで大きな意味が加えられた。ウォルトはタオとの交流で心を開きはじめるが、タオやスーの為にした事が結果的に彼らを傷付けてしまう。ここでウォルトは報復を決意したように見える。タオもそれを願った。彼はタオを置いて単身ギャングのもとへ行く。この展開は彼の作品群にもよく見られるものだ。しかしイーストウッドは変わった。これが彼の西部劇時代ならギャングを倒して夕陽に向かって去っていったかもしれない。『許されざる者』であれば皆殺しにしてやるせない空虚感、重苦しさを抱えて映画は終わったかもしれない。しかしイーストウッドは変わったのだ。ウォルトは自分の命と引き換えにタオやスーに何も背負わせなかった。「グラン・トリノは、俺の魂はタオに受け取ってもらえた。戦争や人殺しなんてものを次の世代に背負わせはしない。そんなものは俺の代で全て終わらせる。時代は変わったんだ。俺は席を譲るよ。」ウォルトが、かつてのハリー・キャラハンが、夕陽のガンマンが、イーストウッド自身がそう言っているように思えた。彼は自分が体現してきた象徴的なキャラクターを自らの手で葬り、そして次の世代へ、未来へ自分の魂と希望を託した。時代は変わったのだから。イーストウッド、こんなことされたら僕は泣くしかないよ。『グラン・トリノ』は俳優クリント・イーストウッドの終着点にふさわしい最高傑作、いや、それ以上に最高の“イーストウッド映画”だ! 《追記》でも『グラン・トリノ』が本当に最高なのは、こんな堅苦しい言葉を笑い飛ばしそうな程の親しさ、妙な軽さなのだな、と。改めて思った。 【Sgt.Angel】さん [試写会(字幕)] 10点(2009-09-27 02:30:48) (良:8票) |
26.ありえないシブさ。 【馬】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2009-09-26 17:57:03) |
25.《ネタバレ》 クリントイーストウッドの映画をほとんど観たことがないのに、こんなにカッコ良く死なれたら、もう他のイーストウッド映画をまともに観れなくなりそうじゃないか!チクショー、カッコ良すぎる・・・ 【たいがー】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-07-04 15:53:28) |
24.《ネタバレ》 まさに“傑作”だ。 見事に“生と死”が描き込まれている。 このような難しいテーマを肩肘張らずに、平然かつ軽妙にやってのけてしまうことに、イーストウッドの恐ろしさを感じる。 ベテランの卓越した味というよりも、何かを悟ってしまったかのような境地に到達してしまったのではないか。 「生きるとは何か、死ぬとは何か」ということをイーストウッドは我々に教えてくれたばかりではなくて、「“男”とは何か」ということまでもが描かれている。 タオや神父同様に、半人前だった自分が本作を見ることでちょっとだけ一人前の“男”に近づいたような気がした。 本作風にいえば、イーストウッドに対して“とんでもねえ、ジジイだ”と最大の賛辞を与えたいところだ。 「チェンジリング」の際にも触れたが、イーストウッドのことはそれほど好きではなかった。 本作を見るのがこれほど遅くなったのも、強いて見たいとは思わなかったからだ。 イーストウッドの作品は、どれもこれも素晴らしい映画だとは思うが、自分にはその良さが素直には理解できなかった。 何度か見れば良さは徐々に分かってくるが、初見では何も感じられないことが多く、苦手としている超一流監督の一人だった。 自分が変わったのか、イーストウッドが変わったのかは分からないが、「チェンジリング」のときから、彼の素晴らしさがだんだんと分かるようになってきた。 他のレビュワーも語っているが、恐らくイーストウッドが変わったのではないか。 本作は「許されざる者」と“対”になるような作品と思われる。 完全には覚えいていないが、似たような展開のような気がする。 しかし、“結末”が大きく異なっている。 “年齢”や“時代”とともに彼は変わっていったのではないか。 イーストウッドだけではなくて、本作のコワルスキーも徐々に変わっていったことがよく分かる。 蔑視していた隣人や青二才の神父を受け入れるようになっていった。 誰もが変わることができる。 コワルスキーはあのチンピラギャングたちでさえも変わることができると思ったのかもしれない。 もちろん、我々も「イーストウッドが教えてくれたような男」に変わることができるのではないだろうか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-06-14 03:00:25) (良:3票) |
23.《ネタバレ》 最高だった!話の展開としては普通だと思う。だけど、内容が分厚くできている。細部も丁寧で(床屋の親父とのやりとりなど)、無駄が無い。全体は重たい映画なのに、笑えるシーンがあり、ほのぼのするシーンがある。それがどれも印象的で、物語にグッと引き込まれる。イーストウッドは「この役をやるために歳を重ねてきたのか?」というぐらい迫力があった。そして、せつなかった。 【ラグ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-23 22:42:16) (良:1票) |
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22.この映画で、クリント・イーストウッドのファンになりましたが、もう遅い?(笑) 年齢的にはお年寄りって言っても、もし同じ電車に乗ってたって席を譲るどころか、 逆に譲ってくれそう。とにかく格好いい!本当にこれが俳優最後の作品になるのなら、 これ以上にいい終わり方もないような気がします。それくらい見事な散りっぷりです。 内容的には、わりと地味で淡々としているものの、全くダレません。この内容で最後まで飽きさせずに見せることができるのも、やっぱり才能なんですかね。会話や音楽のセンスがすごく素敵です。キャストもイーストウッド以外は有名な役者も見当たらず、かえってそれが良かったと思います。話の設定からしてラストは読めてしまい、ネタバレしてもしなくても、この映画の感想にはさほど影響しないかもしれません。西部劇のヒーローは、こうして自らの俳優人生に幕を引いたのかぁ・・・と、ちょっとだけ意外な終わり方ではありましたが、そのちょっとした意外なラストが私には良かったです。で、エンディングでタオが海岸をドライブするシーンに、イーストウッドのしわがれた歌声が流れ、なんともいえない爽やかな余韻に浸ることができました。別にハッピーな物語でもないのに、不思議なくらい後味の良い作品です。
しかし、しかーし、 他の方もレビューに書いてましたが、その爽やかな余韻を壊すような出来事が!!! 画面左横にデカデカと“字幕:戸田○○子”の文字が! えぇ!? 普通こういうのって、最後の最後に小さく出るもんじゃないの?? 今まで見たことないくらい大きな字で表示されてて驚きました。 戸田さんは尊敬するけど、あんなに主張されては映画の雰囲気損ねますよ~。 その点だけがマイナスかな。
上映後に、他の観客(中年女性の二人組)が 「やっぱり、遠くの親戚より近くの他人よねぇ~」と話していて、 必死に涙をこらえていた私は、その言葉にちょっと和んでしまいました(笑) 【びくーにゃ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-21 22:25:03) (良:1票)(笑:1票) |
21.泣けた。。。。クリント・イーストウッドかっこよすぎ。ツッコミ所はそこくらいかな。 |
20.《ネタバレ》 中盤まではイタリア人の床屋やアイルランド人の建築屋とのやりとりや、ウォルトと東洋人の隣人とのやりとりがコミカルで楽しい部分もあり、(ウォルトの「う~~」という怒りを噛み殺すうめき声にはかなり笑いがおきてましたね・・・)そしてずっと「気安く呼ぶな」と拒絶されていたけれど最後には「ウォルトでいい」と受け入れられた若い神父の人間味あふれる魅力も忘れられない。そして終盤は思いっきり気持ちよく感動させてもらいました。監督クリント・イーストウッドが俳優クリント・イーストウッドを葬送するかのようなラストシーンにはただ涙・・・。人間臭さが漂い、決してスマートではないけれどもカッコいい。男が男に惚れる、最後までそんな強い男の姿を見せ続けてくれたのがとても嬉しかったです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-15 12:16:37) (良:2票) |
19.《ネタバレ》 うぅ。。。ハリーだったら蜂の巣にされても立ち上がり、鬼神のごとく悪党共を殲滅したのに・・・ウォルトは2度と起き上がる事はなかった、優しい表情のままで・・・ 切なさと清々しさをスクリーン一杯に湛えた名作です。ストーリー自体は極めてシンプルですが、近年のイーストウッド監督作が描いてきた戦中・戦前の「家族愛」「人種の壁」を、病める現代アメリカを舞台に、強烈に更に重く訴えかけてきています。 家族にも持てなかった絆を、人種を超えて手に入れられた喜びとその裏腹にある危うさ。すべての価値基準がモノと金になった殺伐としたアメリカ社会において、人間同士の心の交流の可能性を求めて止まない監督の姿が見えます。 超大国となった代償に失ったモノ。ビッグスリー凋落の今、輝けるアメリカイズムを引き継げる者は、名車グラン・トリノを操る移民の少年なのか・・・と。 現代日本にも通じる警鐘です。 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-15 02:25:41) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 鑑賞前にある批評を読んだ。「老い先短い頑固ジジイが、家族や周囲と溶け込めづにいるが、近所のマイノリティとの心の触れ合いが進んでいく。しかし、テーマは重い。甘い感動など期待しないように」。確かに甘い感動はなかったが、何とさわやかな余韻が待っていた。悲劇的は主人公の死にかかわらずこの甘い感動は何なんだ。いや、さわやかな甘い感動、じゃなくて、甘い生活と、柑橘類・・。話を本論にもどそう。主人公の隣人や黄色人種に対する言動には人種差別が垣間見える。しかし、床屋や工事現場監督との会話を聞くと決して白人至上主義の堅物ではないことに気づく。彼の人に対する感覚は、自分と他人の2種類。他人は、気に入らないと家族でも付き合わない。気に入ったら人種や性別がどうあれ付き合う。しかし、感じたままに言いたいことは言う。偏見などない。自分の気持ちにあくまでも正直なのだ。病魔に蝕まれた体はもう長くはない。危機的な状況と友人を救うためには自分は何をすべきか。正に西部劇のヒーローそのものだ。自分を貫き、友人を助け、名を残す。カッコいい。自分で主役を演じるわけだ。音楽もいい。 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-09 22:23:07) (良:2票) |
17.「自分と作中のクソ孫とのシンクロ率97%!!限りなく赤に近い黄色信号絶賛点滅中!!」
あぁ・・・祖父母含め家族、また他人をいたわる思考、行動力のなさ、改めて考えさせられます。『家族の崩壊や近隣関係の希薄化を憂うことなど無い、それより現代の新しい人間関係を模索することが先決だ。』そんな言葉が建築の世界などでも散々叫ばれてはいるものの、どーも僕にはしっくり来ない。モン族の子に自分の命を剛速球で投げつけたウォルト。そしてそれを傷付きつつもがっしり受け止めたタオとスー。古い人間だと言われても、彼らの生き方に心動かさずにはいられません。 【njld】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-09 00:27:53) |
16.《ネタバレ》 イーストウッドは50年以上の長きにわたり、俳優イーストウッドという長編映画に出ていたのかもしれない。 そして、全ての物語は終わりがあって初めて物語として完結するように俳優イーストウッドは彼の半生をかけた長編映画の幕引きをこの映画で成そうとしたのか。 俳優イーストウッドは無法者、牧師、刑事、サーカス団長、鬼軍曹、トレーナetcと様々な生を演じてきた。その一つ一つの役を監督イーストウッドとして、「消化(昇華)」させてきた様に思っていた。そしてこの映画で俳優イーストウッドをも昇華(昇華)させた様に感じるのだ。 そのフィナーレは最近の傾向に違うことなく、晴れのち曇りときどき雨展開であり暴力を伴う正義の自己否定的な個人の無力感を伴うものであった。 しかし、私は映画館で泣き続けた。それは感動の涙でもなく、悲しさの涙でもない。まるで92歳で大往生を遂げた祖母の葬儀の際に流れた涙を思い出すものであった。そう、語弊を恐れず語るなら、俳優イーストウッドへの全肯定を伴う祝福の涙であったように思えてならない。 私は映画館を出た後、人生で初めてイーストウッドのサインを持っている事を心の底からうれしく思った。決してこれからも手放さないでいようと思った。そして監督イーストウッドの映画の後味が悪くても見続けるだろうと思った。願わくは健勝で長く映画を作り続けてもらいたい。 【クルイベル】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-07 12:46:09) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 アメリカン・ビール、ビーフ・ジャーキー、「グラン・トリノ」というアメ車。主人公はそんなアメリカを強く愛してる反面、現代のアメリカを象徴するようなドライな子供や孫たちを受け入れられない。そんな中で、暖かい移民の家族と徐々に心を通わせていくストーリーが一転、絶望の結末をむかえる。自分の命と引き換えにしても守りたかった移民家族。それに比べて血のつながった肉親との関係がなぜあんなに冷えきっていたのかが謎だ。エンドロールの音楽と映像が素晴らしく、しばらく席を立てなかった。ただ少女へのレイプ事件はあまりにも辛すぎた。
【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-06 13:34:42) |
14.初めて映画館で泣きました。いままでヒューマンドラマなどの感動作で泣いたことなどは一度もなかったのですが、なぜかこの映画だけはしらずしらずのうちに泣いていました。 今までのイースウッド映画なら「ダーティハリー」みたいに最後は法を犯してでも悪党を裁く、みたいな感じですがこの映画は違ってました。 ウォルトはあの悪党の今後の人生まで計算してあの行動をしたのでしょう。誰一人死なないように・・・ あと、この映画で面白いと思ったのはこの映画が現在のアメリカを象徴しているところです。ウォルトがむかしフォードで働いていたが、息子はトヨタで働いているなど・・・ 何回見ても面白い映画です。 【のび太】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-05 13:01:54) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 暴力には更なる暴力を生むという、まるで現代社会の構図を投影させたかの様な図式だったが、結果的に人間としての生き方,価値,存在意義をものすごく考えさせれ最後は涙を流してしまった。異文化交流が実におもしろく描写されていて、そこには最終的に自分の命を犠牲にすることができる程の価値を見出していくことになる。誰もがイエス・キリストになれる訳ではないが、納得の行く人生を送りたいものだ。あと、イタ公の友人は最高だ。あのように常に罵りあえる友人を持ちたいと心から思う。 【ビンセント】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-04 21:05:29) (良:1票) |