12.監督イーストウッドらしい落ち着いた重厚な作品。 いい映画だけど、終盤の演出が過剰すぎて現実離れしているような。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-11 11:37:28) |
11.《ネタバレ》 本サイトでの高評価が気になり鑑賞。大まかな展開はあらかじめ知っていたが、最後まで引き込まれながら鑑賞できた。白人の頑固じじいとその子供たち家族、教会の若い神父と、隣に越してきたモン族一家、そしてモン族のヤンキー達という、狭い範囲での日常がドラマになっている。頑固じじいの家と隣家の俯瞰ショットを多様し、非常に落ち着いた画作りが印象的。その分、その穏やかな日常を破壊しようとするヤンキー達が観る者にもより「うっとうしく」感じるように描かれている。自分の死期を悟った頑固じじいの心情の変化を愛車グラン・トリノと二重写しにして丁寧に描いた点は評価できる。ただ、頑固じじいの「最後」については、そうすることが本当に良かったのか、という疑問が残る。この一件で頑固じじいは勇気をもって変わることができたが、隣家のモン族の若者にも、車や束の間の平穏を手に入れることだけでなく、最後にもっとその人間的成長が見られれば、かなりの傑作になったと惜しまれる。蛇足だが、この作品の背景には、アメリカの銃社会が庶民にまで浸透していることが良くわかる。日本ではありえない展開だろう。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-30 13:11:08) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 映画を観終わったあと、孫娘は何故あんなにクソガキなのか?と考えたのだが、それはやっぱり、クソジイイの孫だからだろうと結論付けた。気難しくケチで気に入った人間としか話そうとしない。実の息子でも仕事が気に入らないから、冷たくあしらう。一日中、辛気臭い顔をして昼間から酒をあおる。そりゃ孫娘もビッチに育って爺さんを嫌うだろ。あと【よしのぶ】さんが、書いているのだが、いきなり不良グループが同族の少女を襲い自動小銃を乱射するのが、とても不自然に見えた。唐突すぎるし、この犯罪行為を警察に通報しない口の堅いモン族が、白人の老人が射殺されたことを警察にちゃんと証言するのか疑問だ。あと最後のシーンであるが、家屋敷は教会に寄付し、グラントリノを隣の少年にあげるのもウーンだ。どうせなら、車を売って孫の進学資金してくれと遺言を残して、祖父の真の姿を垣間見た孫娘が、ビッチから真人間へという結末はどうだろうか?これも無理があるかもしれないが...。 いろいろ書いたが、イーストウッドの偏屈ジジイぶりと引きこもり少年との心の交流は見ていて微笑ましかったっす。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-30 01:50:52) |
9.おそらく、ラストでぐぐーんと評価が上がる作品ですね。少なくても私はそうでした。 でもちょっと辛口です。確かにこの退き際をみる限り、イーストウッドの引退は納得かな。 【西川家】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-27 01:14:13) |
8.《ネタバレ》 映画としてとてもいい出来で、見応えがあり、佳作だと思います お薦めします
以下ネタばれあり これから見る方は見てからお読み下さい
見終わった直後は9点の評価だったのですが4、3日して7点に評価を下げました それは 最後に「闘った」相手が町のチンピラギャングたち
主人公の老人が恐くて、腹いせに銃を家に撃ち込んだり 林家の姉弟を襲ったりするような、こどもたちであり、 拳銃を持っても、手が、震えているような連中だった
立ち向かうのが巨大な圧倒的な的な悪ではなく 大の大人がこんなこどもたちを相手にしていていいのとも思えてきた
妻の死後どう生きていいか、 死場所をさがしていた老人の気持ちはよく描かれているが 相手にさせられてしまった少年たちはあわれでもある
こんな連中は死んだ方がいいという思想が 殺すことと結びついていない展開は物語として素晴らしいが 相手の卑小さが悲しくもある これで7点に下げた
しかし アメリカンヒーローの終焉がかっこいいものとしては、終われない アメリカンヒーローは現代社会では卑小な相手ぐらいしか倒せない それが現代であると 意図して描いたのだとすれば10点を献上したい 【やわらかなひかり】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-08 23:34:11) (良:1票) |
7.いやー、クリントイーストウッド、渋かった。そして、唸ってるときは、かわいかった。ラストにはがっかりだったので、一点減点。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-14 23:24:38) |
|
6.《ネタバレ》 おっさん達の小気味良い毒舌にニタニタ。風景そのままのエンドロールも好き。 後半で話の展開がイーストウッド的浪花節に突入して少し残念。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-09 03:16:34) |
5.《ネタバレ》 タオの家族や牧師との交流を経て、人を毛嫌いする男の心が溶けていく過程は見ていて癒されるし、楽しいが、何か腑に落ちない復讐の結末が少し残念。でもイーストウッドの眼光の鋭さ、迫力は何歳になってもいやはや圧倒的である。 【puta-pp】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-08 23:42:02) |
4.「ジー・ティー・アール」だったら10点だったのに・・・ 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-05 16:40:07) |
3.《ネタバレ》 39人の平均が8.6点は高すぎにしても、評価の高い映画だとは思う。 けど、好みじゃないんだよね。 ミリオンダラーほどの辛さはないけど、やっぱイーストウッドは暴力的なことを描くのが好きなんだなぁ、って思う。 この映画の訴えどころ、感動のあたえどころ、にあれほどの暴力は必要ないと思う。 そういう思いでみてみると、つっこみどころはいろいろある。 ・タオが同民族のギャングに仲間入りのテストと、そそのかされグラントリノを盗もうとして失敗するのだが、それで、ギャング達からあれほどの仕打ちを受ける必然性がない。 ・ギャングによってスーが犯され、家を襲撃されるが、誰が犯人か、警察に言わない。のが「クチの固い民族」でかたづけられているが、いかにも変。 ・最後に、ウォルトが一人丸腰でギャングに向かっていくが、ライターを出しただけであれほどメッタ撃ちにあうことが不自然。確率的にはギャング側から撃ってこないことが十分に考えられたハズ、もしそうなった時、ウォルトはどうしたのだろう。丸腰だから、そのままスゴスゴと帰ってくるしかなかったのでは? この映画のテーマは理不尽な暴力が存在する、ことを訴える ものでないと思いたい。 【カシス103】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-04 19:13:44) |
2.《ネタバレ》 格好いい話だが、じいさんの血の気多すぎでどん引き。 【Keicy】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-03 03:37:08) |
1.妻を失った、偏屈な爺さんが自らの人生を憐れ見る作品でした。こうなってはいけない。こうなっては、いけない、そう聞こえました。それでも、若者には、つたわってはいかないのかもしれない。なかなか、現実を見つめるのって難しいものです。年を重ねてからもう一度、見てみたいです。 【杉下右京】さん [試写会(字幕)] 7点(2009-04-17 03:59:14) |