16.アメリカの汚職警官の世界を描いた秀作。A・パチーノの正義を貫こうとするひたむきな力強さが見るものに問いかけてきます。でもそんな努力が報われないまま終わってしまうのが切ないですね。 【tantan】さん 7点(2004-08-18 16:10:52) |
15.重~い気分になってしまうが、こういう映画を嫌いになりたくない。十数年振りに観たが、シラケずに観ることが出来た。ずっと頭に留めて置きたいテーマの作品だ。 【じふぶき】さん 7点(2004-08-03 21:35:19) |
14.《ネタバレ》 重い重いテーマで、ほんとは8点でもいいけど胸が苦しすぎて7点です。日本の警察でもこういうことがあるんでしょうね。セルピコは勇気ある人物だけど、そのためにいろいろなものを代償とされなければならない。弱い私にはとても真似できない生き方です。麻薬班に異動になって現場に踏み込んだとき、同僚がセルピコの手助けをせず結局撃たれてしまうところはもう放心状態・・・。最後に今はスイスのどこかで暮らしているとありましたね(もう当時からすごい年月経ってるけど)。アル・パチーノ、背ちっちゃいけどそれでもいい!熱演でした。 【きょうか】さん 7点(2004-05-22 16:00:15) |
13.まさしく究極の正義。利益などは欠片もなく、マイナスだらけの困難な状況の中、全てを犠牲に貫き通す。やはり正直者が馬鹿を見る社会にはしてはいけない。そして、正義を貫く事で不利益を被ることなどは絶対にあってはならないのだ。セルピコのような本当の英雄たちのよって、この世界は少しずつ良くなっていくのだと思う。知るべきである事実をこうして伝えてくれる映画もまた素晴らしい、と改めて実感した。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-02-18 14:08:22) |
12.組織に腐敗はつきもの。そして、皆自分がかわいい。正義感が強いがために理想と現実のギャップと戦い、心身共に次第に追い詰められていく主人公。まわりはそれを自虐的と呼ぶ。女は正義感より安らぎ・安定を求める。カッコイイというより正直観ていてツライです。このような生き様を見せつけられて、自分にこういう生き方ができるのか?と悩んでしまいました。 私なら賄賂は貰わず、かと言って戦う勇気は無いし、見て見ぬ振りして一緒にいるのも嫌だし、おそらく逃亡すると思います。 |
11.今どきコレを観て「うぉー正義っていいゼ」と思う若者がどれだけいるのかちょっと自信はないのだが、やっぱりシドニー・ルメットとアル・パチーノだけのことはある。けっこう長い映画だったような気がするが、ビデオだとすぐに気が散ってしまう私がちゃんと最後まで真剣に観ることができたというだけでも、一見の価値はある映画。見返り抜きで真実を貫く男の姿というのは、結局どんな社会にあっても一つの憧れであって現実にはなかなか実行できないものなんだろうけど、それをやってしまう主人公のカッコ良さに、小市民たちは夢を託してしまうのだろう。いわゆるオトコの美学というやつですよね。「セブン」で熱血野郎の新米刑事に妻がセルピコと呼びかけるシーンがあるが、そういう真実一路なオトコの代名詞になるくらいの存在になるだけのことはある。アル・パチーノって決して器用な役者ではないと思うんだけど、持って生まれた物があまりにも大きかった。こういう存在感って、やっぱりこの時代のアメリカ映画には絶対必要なものだったと思います。 【anemone】さん 7点(2003-12-20 14:52:18) |
10.パチーノが若い!!って、あたりまかぁ。でもホントかっこイイ!! 【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-03 15:28:42) |
9.《ネタバレ》 私なら100%賄賂をもらうだろう。彼の生き方は正しい。しかし生きていく上では、また幸せを掴むためには、少々曲がった事でも、それをする事は決して悪い事ではない場合もあるという事を経験によって学んでいくのが大人になるということであるが、彼のように純粋(?)な人間というのはとても好きだ。逆にそういうことを分かりすぎている人間というのは人に好かれない(寄り付かれるのとは意味が違う)。100%とはいったが、彼のようなヤツが自分の周りにいたら私もひょっとしたら受け取らないかも知れない。彼は生き残りはしたが、あーいう運命を辿った。とまぁ、要するに色々考えさせられるいい映画ってことです。 【ブチャラティ】さん 7点(2003-11-27 21:20:02) |
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8.レンタル屋でふと、この作品を見つけました。ヒゲのアル・パチーノのジャケに惹かれて知らず知らずに借りてしまいました。正直、期待してなかったんだけどヤラれました。本当にいい映画でした。特にたくさんの敵を相手に孤独になりながらも戦うセルピコ(パチーノ)の姿に惚れました。僕も将来こういう偉い人間になりたいと思いました(←無理だろ!)。あと、こういう感じの社会的な映画はあんまし見ていなかったので、これからは見ておこうと思いました。 とにかくいろいろ面で考えさせられた「セル・ピコ」万歳!! 【ピルグリム】さん 7点(2003-11-12 19:32:11) |
7.病室で泣くアル・パチーノの、あの演技が最高! 【パレロコ】さん 7点(2003-11-03 18:43:00) |
6.《ネタバレ》 自分の正義感を押さえられず、勝ち目の無い組織浄化の戦いにつきすすんでいって、恋人には次々と去られ、仲間に裏切られて重症を追い、最後に警察の腐敗を世間に暴露して改革は行われたけれども、結局セルピコ本人は警察をやめ、アメリカを去ることになる。なぜ全てを失ってまで潔癖さにこだわるのか。それは世渡り上手でこずるい人達には到底わからないだろう。なんか自分の人生とダブってしまって切ない。しかしアメリカを去ったセルピコは全く後悔しなかったのだろうか、愛する人と平凡だけど平和な家庭を築く道を選ばなかったことを。 【キムリン】さん 7点(2003-10-31 16:23:43) |
5.うーん、こういう社会派ドラマ、それも「闘う男」のドラマは好きなほうなんですけど、もう一つ感情移入できなかったんですよ。思うに主人公の汚職と闘う動機っていうのが「潔癖症的正義感」から来るもののように感じられてしまったからじゃないか、という気がします。これが弱者や虐げられている人々(例えば警察官へのワイロ代の為にこき使われる下っ端のチンピラとか)に対する同情の気持ちとかがあった、というのなら別ですが・・・。ま、モデルになった人がどういう人かはわかりませんが、この映画の主人公は一歩間違えると「アメリカの正義」とか言い出しちゃいそうな気がしたんですよね。いい映画だとは思うんですけど・・・。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-10-29 21:55:20) |
4.追いつめられていくパチーノがやりきれないです。音楽がとても優しくて映像と不思議なバランスを作ってます。 【omut】さん 7点(2003-07-15 05:24:40) |
3.妥協せずあくまで正義を貫こうとすれば組織が迷惑を被り周囲の人間全てを敵に回すことになる。賄賂を黙って受け取れば、皆が幸せとなり波風が立つこともないが、自分の良心が許さない。アル・パチーノ演じるセルピコが選んだのは前者であった。麻薬捜査中に撃たれて運ばれた病院のベットで顔をふさいで咽ぶその姿を観ていて目頭が熱くなった。日本の警察にもセルピコはいるのだろうか。 |
2.意外におもしろかった。パチーノが”マイケル”っぽくないこともない。 【83】さん 7点(2003-05-16 18:59:14) |
1.刑事セルピコ!警察なんて、皆あんなもんなんだろうな~と思った。でなきゃ、マフィアなんかがのさばってる訳ないもんな~。現実でもこういう内部告発が一番難しいんだよね。こんなパチーノも好きです。 【クロマス】さん 7点(2003-02-03 20:31:23) |