6.この軽すぎるノリ、意識的にやってるのかも知れないけれど、すみません、ここまで軽いと、ついていけません。冒頭からカークの生い立ちを、お茶漬けのごとくサラサラと長し、エンタープライズ号の船長の座まで、一直線。一応は鼻つまみ者だったハズなんですけどね、何ぞ、転機らしいものがあってもよさそうなもんですが。 タイムスリップやら並行宇宙やら、SFっぽい道具立てとはいっても、骨董品の部類、並べ立てただけではさほど面白くもないし。果ては、宇宙からダイブする場面での無音の描写、別に何らの効果を狙った演出とも思えないけど、もしかして、「ちゃんと『科学』してます」ってか? コレ、2009年の映画でしょ、2001年宇宙の旅からもう8年も経ってるのに、じゃなかった、40年以上経ってるのに、ちと発想が古いのでは。 故郷を失った慟哭、なんてのも、およそ有って無いようなもの。 カークとスポックとの間の友情が、事情通のニモイ氏に「都合により仲良くしてもらわないと困るんです」みたいなコト言われて生まれる、ああ何てテキトーな。軽いノリもここまで来るとアッパレ、ちょっと感心してしまったのでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-07 10:20:50) (良:2票) |
5.頑張って盛り上げようとしている努力は分かるんだけど、何でつまらないのかと思ったら、危険の設定とか煽り方とかが、ことごとくどこかで見たシーンばかりなのですね。つまり、この味方とこの敵の衝突によって起こる何かというものがないので、ドラマが存在しないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-10 01:22:47) (良:1票) |
4.歳の離れた長兄がトレッカーだったので、幼少期にテレビ画面は見ていました。スポックの顔や移動装置が途中で止まった場合の事を想像してただただ怖かった記憶のみ。ストーリーはまったく把握して無かったので今回のリメイク版から参加しました。たぶんトレッカーの方からするとちょっと雰囲気違うのかもしれないけれど、オリジナルの情報が何もない人が見るには良い入口だと思いました。ここから興味が出ればオリジナルに掘り下がっていけるし、そうでなくても今作を1として新作の続きを楽しみにしても良いかと。私は後者ですが、、、だって、オリジナルの歴史が長すぎる。カークがあんまり主役主役してないのもミソかもね。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-10-04 00:07:51) (良:1票) |
3.必ずしも映画に限ったことではないかもしれないが、優れたエンターテイメントに不可欠なものは、何を置いても“手際の良さ”だと思う。 作品の規模が巨大になり、ブロックバスター化する程、その要素を制したクリエイターのみが娯楽性を制し、ヒット作を連発するのだと思う。 その素養を今最も備え“エンターテイメント”においてもはや「スピルバーグの後継者」とまで言わしめる存在になったのが、今作の監督J・J・エイブラムスだ。 彼の手掛けた映画をもう何作も観てきたが、どの作品にも感じることこそがその“手際の良さ”であり、それは即ち「娯楽」を創造する巧さだと思う。
世代的な乖離もあり、この作品を観るまで「スター・トレック」というSFエンターテイメントの一大ブランドに全く触れたことがなかった。 壮大なスペースオペラシリーズとして、しばしば「スター・ウォーズ」と比較されるが、世界的にファン層の広い「スター・ウォーズ」に対して「スター・トレック」はよりマニアックな印象を受け、何となく踏み込めない“領域”だった。
しかし、そういった観客が持つある種の「障壁」も、J・J・エイブラムスは持ち前の“手際の良さ”で見事に乗り越えてみせている。 エンディングタイトルが表示された瞬間、思わず「素晴らしい」と言いたくなる。 それくらい想像以上に充実したSF世界を見せてくれる。
何よりも素晴らしいのは、「無音」の表現だ。 「スター・ウォーズ」をはじめとして、宇宙空間の中での激しい戦闘を描いた映画は多々ある。 しかし、激しい戦闘シーンにおいて、“静寂”を挟み込み、宇宙空間の本質である「無音」と「闇」を観る者に意識させる映画は余り無い。 エンターテイメント映画である以上、シーンが激しくなればなるほど、大迫力の戦闘音は映画の表現として不可欠なものだろうが、実際の宇宙空間においてはどれほど激しい戦闘が繰り広げられようとも決して「音」は生まれない。
そういう「宇宙」そのものの基本的概念をこの映画はしっかりと意識し、その上に卓越したエンターテイメントを構築している。 おそらくそれは、この有名なスペースオペラのシリーズを通じて引き継がれてきた要素なのだろう。
「宇宙」に対する崇高なまでの美意識、それに裏打ちされた圧倒的に魅力的な世界観に、突如生まれた“ブラックホール”の如く吸い込まれそうになる。
【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-09-19 01:40:02) (良:1票) |
2.対照的な主人公のキャラって対照的すぎますよ。そんな二人が力をあわせれば怖いものはないぜ!って映画というより熱血少年マンガという感じ。人間ドラマに期待した私がバカでした。とはいえ、そんな大味で都合よすぎなストーリー(とくにカークが船長になるのは唐突すぎです。あれで何でみんな納得しちゃうかな)ながらも、120分普通に楽しめる娯楽作品に仕上げてみせるのは、J・J・エイブラハムズの力業。クルーのキャラクターもカラフルで、新たなシリーズ化も期待できそうです。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-18 16:19:33) (良:1票) |
1.ナイス転送。 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-16 23:46:11) (笑:1票) |