黒い画集 ある遭難の投票された口コミです。

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黒い画集 ある遭難

[クロイガシュウアルソウナン]
1961年上映時間:87分
平均点:6.27 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(1961-06-17)
ドラマサスペンスアドベンチャーシリーズものモノクロ映画ミステリー小説の映画化
新規登録(2009-03-31)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督杉江敏男
キャスト伊藤久哉(男優)江田昌利
土屋嘉男(男優)槙田二郎
児玉清(男優)岩瀬秀雄
香川京子(女優)岩瀬真佐子
天津敏(男優)土岐真吉
原作松本清張「遭難」
脚本石井輝男(脚色)
音楽神津善行
製作東京映画
配給東宝
編集黒岩義民
南とめ(ネガ編集)
録音西尾昇(録音)
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1.《ネタバレ》 山岳遭難事故を題材に、その事故で三人のパーティーのうちたった一人死んだ山慣れしているのに今回の登山では最初から疲れ切っていた男(児玉清)の死の真相をめぐるミステリーとなっている。前半は三人が山に入り、遭難して、児玉清演じる男が転落死するまでを回想形式で丁寧に描いている。そしてそれを受けた後半の展開という構成。前半もゾクゾク緊張感があるのだが、再び遭難のあった山へ行く後半、主人公の伊藤久哉と真相に迫る土屋嘉男の二人きりになってからはもう目が離せなくなり、クライマックスの数分間の急展開は鳥肌もので、思わず見入ってしまった。この二人の死によって真相は結局闇に葬られ、すべては山だけが知っているというラストがなんとも切なく、いちばん最後の香川京子の独白がいつまでも耳に残りやりきれない気持ちにさせられる。そんな本作の監督は三人娘シリーズや社長シリーズで東宝プログラムピクチャーの喜劇の印象が強い杉江敏男監督というのが驚き。もともとサスペンス映画の監督を目指していたという杉江監督だが、本作ではその手腕も発揮され、喜劇とはまた違う一面やうまさが感じられる。石井輝男監督が担当した脚本も巧みで面白く、松本清張原作らしさもちゃんと出ていて、「網走番外地」シリーズや世間で言われているようなカルト映画だけではなく、こういうちゃんとした脚本も書けるというところに石井監督の職人としてのうまさを感じる。山岳遭難を題材にしているためか、見る前は「あるサラリーマンの証言」や「寒流」とは少し毛色の違う印象もあったが、結局根本には同じテーマがある映画で、やはりこれもじゅうぶんに面白かった。これで東宝の松本清張「黒い画集」シリーズはすべて見終わったことになるが、どれも人間の身勝手さや欲といった本質的なところを鋭くついた内容で3作とも水準が高い見ごたえのあるシリーズだったと思う。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2014-04-29 17:34:17)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.27点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
419.09%
519.09%
6327.27%
7654.55%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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