6.《ネタバレ》 原作未読、この映画は思ったよりも面白かった。 ビルとビルの間を渡るシーンは手に汗握った。ここまでは単純に良かった。 このシーンで、めでたしめでたしで終わって欲しかった・・・と思った私はまだまだ世間知らずで小さい人間だなぁと感じさせられた。 香川照之とカードで戦うシーンは正直くどくて疲れたが、演技に引き込まれ、特に藤原竜也はさすがの役者さんだなぁと思った。 この映画を観て、貧乏はクズ、金持ちが偉いというのが痛いほど思い知らされて何だか悔しい!! 【ひまわり】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-11-03 22:52:33) |
5.《ネタバレ》 原作もアニメも見たことがないので、先入観ナシに楽しめました。 私はどのギャンブルも、ドキドキでした。山本太郎がまったく小憎らしい・・・・。 鉄骨渡りはなんかもう、クラクラします。 あの上で振り向いたりしたら、すぐ落ちちゃうでしょーとか、次のEカードの時にはもう服が乾いてるよ、とか、ちょっとした私なり突っ込みはあったけど、それはそれで。 Eカードもハラハラでしたよ。何だかんだ、カイジは頭がいいんですね。 藤原竜也さんは、いい役者さんだなと思いました。 【ラファエロ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-20 21:54:08) |
4.《ネタバレ》 原作はかつて“沼”辺りまで見ていたような思い出がある。本作に描かれているゲームはかなり簡略化されているだけではなくて、ポイントが少々ズレているので、それぞれのゲームの面白みは薄れている。カラクリを知っているためか、それとも演出がマズいためなのか、ゲームに息を呑むような緊迫感があるわけではないので、評価を下げたいところだが、本作のメッセージがそれほど悪くはなかったので少々評価を上げたい。 脚本家の大森美香は、金を持っているから「勝ち組」とか、金を持っていないから「負け組」といったことで“人”を判断してよいのかということをメッセージとして伝えようとしていたのではないかと感じた。“金のため”に平気で仲間や他人を裏切って、それによって「勝ち組」ということになるのならば、「勝ち組」になんてならなくてよい。カイジが船井や利根川に勝てたのはイカサマというよりも、相手のイカサマや能力を逆用しただけだ。 カイジは友達の連帯保証人になっただけにも関わらず、限定ジャンケンの負けを被り(一人で十分なのに一緒に落ちるというのはいかがなものか。おっさんの負けを被ったあとにおっさんも地下に落ちてきたという流れの方がよい)、勝利した金を遠藤にかすめ取られ、それでもなお、おっさんと交わした“約束”を守ろうとしている。 カイジは誰も裏切ることはせずに、佐原や石田のおっさん、そして遠藤までをも最後まで信頼しているのである。現代にはあまり存在しないバカ正直なオトコだが、カイジは「勝ち組」でも「負け組」でもない何か新しい“階層”にいるような気がした。 一寸先は闇である不況時代においては、そういう人間こそ、真の「勝ち組」といえるのではないかというメッセージを受け取った。1年前は金を死ぬほどもっていても、1年後には破産するような時代である。「勝ち」でも「負け」でもない、人間としての当然の在り方を求められる時代ではないか。 あのシチュエーションで、遠藤が組織に歯向かってでも5千万円をカイジに貸すということは、原作的にはあり得ない流れだが、そういうカイジのバカ正直さ(自分のことを最後まで良い人と言う)、他人に対する信頼を、彼女なりに信じてみたくなったのではないか。 彼女もいわゆる「勝ち組」から脱して、違う“階層”に進みたかったのかもしれない。 最後は騙し討ちをしているが、“金利”という名目なので仕方はないだろう。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-19 00:06:08) |
3.最初のトランプはまだ許せるとして、後は緩い仕掛け。5000万の投資に至っては、コレは無いでしょうとなる。SM趣味の映画。マゾの人が金銭的生命危機の抑圧の快感を感じるのには良い作品かも知れません。罵倒されるのが好きな貴兄に御すすめ。でも昨今の会社員はこの映画の会社に近いカルト教育を受けている感じもする。エコノミックアニマルという言葉の復活を希望する。 【チューン】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-10-14 22:03:04) |
2.《ネタバレ》 確かに面白かった。でもヒーローみたいに見えても元はクズでしょ、考え方も終始そうだし。普段の生活に戻っても結局はまたクズでしょ。それにEカードもあの程度の作戦では5000万円は貸せないでしょ、普通は。地下帝国が待っているんですよ、遠藤さん。 【アスモデウス】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-10-11 03:06:39) |
1.《ネタバレ》 原作を知らず全く知識なく見に行った。終始ひきこまれた。
一攫千金を得るか、はたまた死か・・命を懸けたギャンブルに挑むため船に乗り込むのは「クズ」と呼ばれる借金まみれの貧乏人達。 船に乗れば借金がチャラになると夢見ていたのに、そこで行われるゲームに参加するためには最低100万円を借りねばならなかった。暴利で膨らむ借金を返すために、またさらに借金を重ねる。まさに借金地獄。
特に2ゲーム目の地上74メートルの鉄骨渡り(人間競馬)は恐ろしかった。 渡りきれば賞金は1000万円、しかし失敗は即死。まさに死のレース。 ホテルの中ではディナーを楽しみながら、次々と「クズ」が脱落する様を高みの見物する金持ち達・・ 人間の醜さ、弱さをまざまざと感じさせられた。
ラストまで主演2人の演技はすごかった。すごい迫力だった。 舞台ちっくでおおげさという意見もあったが、原作やアニメをかなり忠実に再現してたと思う。 私は映画を見終わった後アニメを見たのだが、アニメは相当グロイし黒かった・・ でも恐いもの見たさで見てしまう。続きを見ずにはいられない。 ギャンブルにはまっていくカイジにはまってしまった。
この映画はグロイ描写があるわけではない。とにかく精神的に恐怖を感じる映画だった。 子供には見せたくないけど、子供を生む前に大人に見て欲しい映画かもしれない。
【ましゅまろシナモン】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-10-08 00:24:06) |