《改行表示》 5.《ネタバレ》 対立軸が目まぐるしく入れ替わる、裏切りに次ぐ裏切り、どんでん返しに次ぐどんでん返し。各シーンは映像も演出も演技も本当に魅力的で、最初から終盤まで目が離せない。しかしそれだけに全体の整合性に疑問が残る。 そもそもは宿敵クリンゴン人を絶滅の危機から救うというアンビバレントなテーマがあったはずだ。しかし結局は魅力的な悪役、チャン将軍との闘いになる。そしてこいつの行動原理がよく分からない。助けられるくらいなら闘って死にたいのか?それでわざわざクリンゴン人絶滅を企てる連邦中枢と手を組むのか?流刑惑星でも結局はクリンゴン人が悪役だ。もう一人の悪役、ヴァレリス中尉もバルカン人役としては妙に表情豊かで最初から引っかかりがある。自由に姿を変えられるエイリアンもあんな使い捨て役なら出さないほうがいい。いきなり拍手で迎えられるラストも強引だ。 この映画は観ていてとても面白く、シリーズ最高傑作と言う人が多いのは分かる。しかし結局のところ悪い奴をやっつけて終わりというのはスター・トレックという物語が目指していたものと少し違うのではないかと思うのだ。 【tubird】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-07-30 21:00:16) (良:1票) |
4.強力な悪玉、政治的陰謀、友愛、宇宙戦、愛すべきクルー達、とスタートレックの面白要素がたっぷりと詰め込まれていて、見応えのある作品になっていると思います。TOS映画シリーズでは一番好きです。 【リン】さん 8点(2004-12-23 02:01:22) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 スタートレックの映画化10作品をひととおり見ましたけど、これが最高でしょう!敵ながらチャン将軍の貫禄も見事でした。遮蔽しながら攻撃できるバード・オブ・プレイがエンタープライズとエクセルシーオールをじわじわ痛めつけるところが、映像カットのうまさも手伝ってスリル満点でした 【鈴都丸子】さん 8点(2004-05-06 18:15:03) (良:1票) |
2.オリジナルシリーズのラストに相応しい、総決算的な作品になっています。オリジナルシリーズの全6本の映画版の中では一番の完成度だと思います。スタートレックよ有難う。 |
1.スタートレック映画の中で最高傑作との評価も多い作品です。クリンゴン帝国との歴史的な和解という背景と、カークのクリンゴンに対する個人的な感情という二つの要因が、前半に綿密に描写されているため、その後の物語が説得力を持って進みます。 |