5.こんなに、しゃれた映画が70年も前に作られたとは。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-22 15:57:35) |
4.《ネタバレ》 素晴らしいコメディ映画でした。グレタ・ガルボのコメディエンヌぶりも良かったですし、ソ連の役人3人組がまあとぼけた連中でとにかく面白かったですね。ガチガチの共産主義者の役で笑顔をまったく見せないガルボが、初めて笑うシーンでは本当に画面に引き込まれました。
ストーリー(当時のソ連をおちょくりまくってます)の展開、テンポも非常に良く、あっという間に観終えてしまいました。
1939年製作なんですが、今見ても全く色褪せることのない作品ですね。また、ルビッチ監督の他の作品も見てみたいと思います。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-25 17:25:53) |
3.ワイルダーとブラケットにライシュ、そこにルビッチ自身も加わる豪華な脚本陣(ルビッチはノンクレジット)。数々の小粋な会話も納得いきます。ルビッチ風ドアの向こうはまさしくドアの向こう。笑い声と出入りするメイドで室内の雰囲気を表現。後半、伯爵が大公妃に「あなたは直接的表現はお嫌いですが」の台詞の“あなた”は、きっとルビッチ自身のことを意識した台詞ではないかなー。さて、この作品の見せ場は、ガルボの無表情の壊れ方と主義の揺らぎ方。ここは帽子の使い方がうまい!そして、レストランでガルボを必死になって笑わせようとする伯爵のシーン。このシーンはなかなか巧妙な脚本で、ジョークにはまったく表情を変えないガルボが無意識的な転倒を見て大笑いするという状況設定。意識しても笑いがとれない伯爵を意識的に書いて、おかしさを生み出しています。ラストのオチにもニヤリとしました。ソ連が上映禁止にしたのもわかるわね。 【彦馬】さん 9点(2004-05-02 22:01:06) (良:1票) |
2.展開が多少強引だったり、ロシアの描き方が少し乱暴だったりするところもありますが、そんなことが全く気にならなくなるほど細部が優れていると思います。ガルボの美しさと、粋な台詞の洪水にクラクラしました。価値は細部にこそ宿る。ルビッチの映画を見るといつもそういうことを感じます。 【藤堂直己】さん 9点(2004-01-28 10:58:52) |
1.ルビッチはどんな些細なことでも、映画となればいっさい手を抜かない人だ。今回は、笑わない銀幕の美女ガルボをいかに笑わせるかに心を砕く。それがこの映画の真の見どころだと思う。 【なるせたろう】さん 9点(2002-11-20 17:31:58) |