5.2012.02/16 鑑賞。スタートからちょっと変わった引き付けられる展開。さわやかさ、やさしさと、いやらしさ、みにくさが混在でなんとも変わった雰囲気がでている。一般社会では許されない連続放火と殺人が鑑賞者には許されているのが面白い。でも放火とDNAの設定は説得力なし。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-16 13:25:56) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 他の伊坂原作映画と比べるのは筋違いかもしれませんが、テーマに引っ張られたせいかテンポが少し重い。
ですが、ムリヤリに感動させようとするイヤラシさがないので、印象は悪くない。
蛇足ですが、整形後・夏子の「美麗なビジュアルに反した非モテ女子の口調」が、ギャップ萌えの私としてはツボだった。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-10-11 00:36:38) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 初めて読んだ伊坂作品がこれでした。春の人物描写や実の父親をぶっ殺すストーリーに新風を覚えました。どこか達観している感のある春の複雑な内面が新鮮でしたが、映画もそこそこ描写できていると思います。「遺伝か環境か?」という命題に対して、映画から感じられる結論は、春は長い時間を掛けて悩んだのだから良しとするか…って感じですが、実はレイプでできた子供を即座に自分達の家族として育てると決めたお父さんの決断にこそ、その答があると思います。少なくとも原作の方は、周囲からは凡庸な扱いを受けながらも、その意思の力が際立っていました。そして、春が二人の父親から相克する性質を受け継ぎながらも、断固とした答を出したことに本作の価値があります。春が自首するかどうかは、もうどちらでも良いような雰囲気で物議を醸しそうですが、それがこの作品の特色でもあると思います。…どうも原作の評価になってますな。あの兄弟のキャスティングは高得点。夏子さんのおどおどした挙動とストーカー時代の写真が笑えました。ただ、映画化して面白い題材かというと、この点数くらいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-13 21:41:29) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 伊坂原作ものは相性が悪かった。「アヒル」然り「フィッシュ」然り、ドラマの嘘臭さと、偽善が鼻につくからだ。 しかしこれを観て、もしかしたら私は少々読み違えていたのかもしれないと思った。 私は、はじめこの映画のクライマックスの選択、親子の食卓での遣り取りに、またか・・・と正直思ったのだが、ふと作中で胸打たれたある言葉を思い出し考えを変えた。 もしかしたらこの物語は真の信念について描いているのかもしれない。 言葉で言うは容易いが、行いは難し。自分の見たい生き方になれ、である。 少々飛躍するが、たとえばテレビで貧しい国の映像をみて、かわいそうだとは誰もが思うが、なにか行動を起こせる人間は、はたしてどれだけいるだろうか。 法の下では愛する人が傷付けられたときでさえ、復讐することは罪だ。 この映画が問うのはそこかもしれない。 犯罪が許されるとかはもちろんありえないが、主題はそれではない。 倫理や法において正しいかではなく、信念として正しくあれるのか。 先天的に植えつけられた宿命に抗えなくとも、人は環境によって生かされる。 そんなことを考えながらエンドロールを眺めた。 【xxx】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-17 13:56:24) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 中盤までの展開は良かったが、最後の撲殺放火殺人でそれまでのリアリティがパァになった。これではいくら家族のきずなといわれても共感できないし、のんびりしたラストシーンがわざとらしい。子役を含めたキャスティングは良かったが、渡部篤郎の悪役はもうひとつ。伊坂幸太郎原作ものでは、アヒルと鴨>死神の精度>重力ピエロ>陽気なギャング、というところ。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-30 06:56:22) (良:1票) |