5.「リトル・ミス・サンシャイン」に続く第2弾なのだそう。 あんなにうまくはいってなくてアレは「トイ3」のアーントの脚本がよかったようで。 エイミー・アダムス(今度ロイスになります)とエミリー・ブラントの姉妹モノ、姫タイプで小ギレイな役も多い彼女たち、これは現実的でぶきっちょな役。 作品もハートフルとリアリズムの間を揺れ動くマイナーコード。 片腕の店主コリンズJrや父親アラン・アーキンらが味を出すものの小粒な印象。 アメリカ映画として見ているからかもしれない、まいたネタを回収しないのはヨーロッパの小品的で作為的でないのが好きな人向きかも。 「バスタード」なんてバンド名、いいネ。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-05-14 07:00:02) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 本来姉が主人公なのでしょうが、ノラの方がいいキャラをしてますね。ただ、自分の責任で借金ができたんだから、旅に出ないで働けよ~と思いますが。過去に囚われてしまった姉妹が、清掃業を始めるというのがいいです。あったことの痕跡をすべて消してしまうことに対する疑問。過去へのこだわり。ローズはなんとか乗り越えることができたようですが、さて妹は? 登場人物の「その後」が気になる作品でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-24 19:43:48) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 前半の軽いコメディ調が後半になって重いファミリードラマになるあたり、すいません、好みじゃないんだなー。手ざわりとしてよくありがちなアメリカン・インディペンデント映画。もうこういう家族ものって飽き飽きなんだよね、といいつつ、エイミー・アダムスのがんばり方はよろしいと思う。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-02-25 11:59:10) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 どんなコメディかと思えば『おくりびと』アメリカ版みたいな内容で。あれほどには良く出来た(出来すぎな)調和はしていないのですが。だからこそ、苦味が心に残るところもあって。幼い頃に母を亡くした姉妹が、仕事を通して死というもの、そこから生というものを見つめてゆく姿は、荒れた生活描写とは逆にピュアで、ああ、クリーニングに浄化をかけているのだなぁ、なんて考えたりして。失われた者と失われた物、失われた時間に対して、どう折り合いを付けて先に進んでゆくのか、全く別の性格を持つように思えながら、実はそっくりで、ただ立場が違うがゆえに対立する姉妹の対比が切なくも胸に染みてきます。終始描かれる、物に対する執着が彼女達の人生を象徴していて、それは獲得と喪失と妥協の繰り返し。マイナスばかりの人生でも、命あるうちはどうであれ先が存在することだけは確かなのですね。弱点としては母の死が自殺によるものである以上、姉妹には父親に対する何らかの思いが存在しているハズなのですが、そこには全く触れてなかったところですか。あえてそこに思いを見出せるとすれば諦めくらいで。ともあれ、姉妹の二人の好演が目立つ作品でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-03 16:57:32) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 『リトル・ミス・サンシャイン』は好きだったのですが、う~ん…。話にあちこち穴があって、いかんとも。もう少し、クリーニングビジネスの描写(軌道にのってく様)や親父のダメっぷりと背景、妹とリンの仲良くなる過程を、あと一つ描いて欲しかったです。それでも、ローズの見栄を張りたい気持ちには共感するし、間接的に死と触れるビジネスを通して母親を思い出し、それぞれが母を憶う場面には佳かったです。終盤、母親のドラマを観る場面にもウルリとしました。エイミー・アダムスにエミリー・ブラント、いいですねえ。ステレオタイプっぽいとこもあるけど、姉妹の喧嘩や関係は、妹の立場上よ~く分かります。どこも一緒ですね。クリーニング業を通して自分の心もクリーニングし、何だかかんだとちょっぴり陽の光が差し込んでくる。最後は温かな気持ちになります。相変わらずのお爺ちゃん=アラン・アーキンはご愛嬌ってことで。 【泳ぐたい焼き】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-07-30 11:49:24) (良:1票) |