5.例えばクラスのイヤな奴が「なぁなぁ、今度彼女と一緒に映画借りて観たいんやけど何かお勧めの映画無い?」とか聞かれたら俺は迷い無く「『スターシップ・トゥルーパーズ』!絶対観たほうがええで!」と言ってやる(←最悪最低) 【エージェント スミス】さん 8点(2004-06-25 17:19:56) (良:1票)(笑:1票) |
4.ファシズムの恐ろしさを誰よりも知り、嫌というほど味わったポール・ヴァーホーヴェンが放つ問題作。あえてハインラインの原作を用い、わかりやすい勧善懲悪と理屈抜きの不毛なぶっ殺しあいを見せ、その是非を観客に託す。そして誤解や見当違いな指摘をも、確信犯的な笑みをうかべつつ楽しんでいるのだろう。なんて痛快な人だ。このテーマに説得力をもたせるためにも、当時としては考えられないほどの視覚効果を使い、映像を際立たせた。画面の外にまで血が飛んできそうな暴力描写に、観客はハッとさせられ、戦争で死ぬ兵士達の痛みを痛感する(まあ、半分は監督のシュミであろうが)。もちろん、本作を「半ソデの歩兵たちが巨大昆虫と熱血の白兵戦を繰り広げるバカSF戦争」としても十分楽しめる。楽しみ方は自由だが、これほど観客の真価が問われる映画もないのではないだろうか。 【はたらきばち】さん 8点(2004-01-20 17:31:55) (良:2票) |
3. 原作ファンとしては、かなり複雑な気持ちになりました。実は、パワードスーツを着用しないというきわめて重要な点を除いては、かなり原作に忠実なんですよ。人物設定とか未来社会の描写とか。ただ、製作者はよほど、原作が嫌いなんでしょうね。(そこまで嫌いなら映画化に携わらなくてもと思いますが。)とことん、馬鹿にした茶化した演出の映画です。なかなか、これはこれですごいと思います。ある小説を貶めるために、巨額の損害覚悟でまるまる一本、しかも表面的には原作にそった映画を作れるって。 たった一つだけ、この人理解できてないなと思ったのは訓練基地の意味、性格、重さ。理解できてれば、そこで訓練された兵士が、宇宙船のパイロットと喧嘩して互角以下とか。「愛と青春の旅だち」の主人公と町のチンピラの喧嘩シーンを思い出して比較していただければ。ある意味人間性を排除してまで戦闘マシーンにしたてる訓練をへたものが、喧嘩して一般人と互角とか。 ただ、どんな形でも映像化されたことは実に嬉しかった。
久々に見て。やはり世界観や設定のみかなり忠実なんで、逆に物足りなさが半端じゃない。どう言えば、わかってもらえるかな?ガンダムの実写化で、モビルスーツが一切登場せず、ちゃちな機関樹もどきの打ち合いに終始する、だけど、世界観のみはとても忠実、そんな映画を見せられたことを想像していただきたい。
しかし、顰蹙覚悟で言えば、無法な暴力に対して、それを上回る暴力で対抗、抑えることができる世界ってなんて素晴らしいんだろうと感じずにはいられない、今日、この頃。 特に、この期に及んで話し合いで解決とかお題目しか唱えられないサヨ系には、「じゃあ、お前プーチンところ言って話つけてこいよ」と嫌悪しか感じられない自分にとっては 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-03-19 10:25:14) (良:1票) |
2.へんな戦争映画よりも、反戦的である。 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-23 01:37:57) (良:1票) |
1.主人公リコの痛快な馬鹿っぷりに爆笑。算数できないわ、上官に指示されて好きでもない女を抱くわ、謎の生還を果たすわ、さしたる戦果といえば巨大蟻一匹殺しただけなのに部隊長にまで出世するわ(上官死亡による心太式出世)…一方、こういった意思無き歯車達のツリー構造こそが軍隊であり、時折挿入される戦意高揚プロパガンダのリアルが、笑いで緩んだ頬をキュッと引き締めてくれたりもした。創り手の真意はどうであれ、こういう観せ方もあるんだなあ、と拍手。 【Moccoth】さん 8点(2003-06-05 22:58:35) (良:1票) |