《改行表示》 4.良い意味でも悪い意味でも、「これぞトランスポーター」と言える映画だった。 ジェイソン・ステイサム演じる主人公の、プロフェッショナル精神をガンガン押し付けてくるわりには、あらゆる面で突っ込みどころ満載のキャラクターが健在。 致命的な「粗」とも取られかねないキャラクター描写の脆弱さを、圧倒的なアクションパフォーマンスと、ジェイソン・ステイサムならではの愛嬌で、「娯楽」の一つの要素としてまかり通しているのは、彼のアクション俳優としてのスター性によるところが大きい。 そういった主人公のある意味“ブレない”キャラクター性が安定しているので、シリーズのファンであれば充分に楽しめる映画には仕上がっているとは思う。 ただし、そのような贔屓目で見たとしても、いただけない部分が確実にある。 一つは、ストーリーのネタが一作目とあまりに類似し過ぎている。「運び屋」として運ぶものが、何やら訳ありの女一人という設定は、一作目と同じでありあまりに工夫が無い。 そして二つ目は、その運ばれる女、つまりはヒロインという位置付けの女優に魅力が無さ過ぎた。 無名のロシア系女優が、例によってリュック・ベッソンに見初められて大抜擢に至ったようだが、あまりに個人的な趣味趣向に走り過ぎてしまっている。 赤毛を携えたミステリアスな風貌は、「フィフス・エレメント」で同じくベッソンに抜擢されたミラ・ジョヴォヴィッチを彷彿とさせなくはないが、よくよく見れば見るほどそばかすだらけの顔が気になってしまい、ヒロインとして受け入れることが出来なかった。 終盤になる頃には、何とかヒロインのキャラクターに感情移入することは出来ていたので、この新人女優の可能性そのものは否定はしないけれど、やはりこの手アクション映画のヒロインには、分かりやすいチャーミングさが必要だと思う。 悪党チームの巨漢要員にK-1王者セーム・シュルトがキャスティングされていたのに笑ったのと、ステイサムのジャケット&Yシャツアクションは馬鹿馬鹿しさと新鮮味が相まって良かった。 というわけで、決して褒められる映画ではないが、なんだかんだと見所は備えている映画だと思う。 あ、首筋の「安」タトゥーの意味については深入りしません……。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-09-27 17:02:16) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 う~ん、能古身の問題化もしれないけど、たとえば格闘シーンとかがあまりにカット数が多過ぎて、観ていて疲れてしまう。そこまで割らなくてもスピード感は出せると思うのだが。終盤の列車でのアクションシーンはまあまあだったけどね。なんにせよ、ヒロインの女性のほうが気になっちゃうよね。びっくりするほどそばかすが多いし、首の「安」ってのは、私は安い女よとでも言いたいのかしらと考えちゃう(笑)。 【あろえりーな】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-03-06 18:37:57) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 今回初めて見たけど十分に楽しめた。前作の突飛なカーアクションよりは素直に見れた気がするな。悪くない出来ですよ。でも、元々タイヤに入っていた空気の量で車が浮き上がるのかがどうしてもひっかかっちゃった。 【フラミンゴ】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-02-28 10:31:12) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサム、相変わらず格好いいです!スーツ類を使ってのアクションシーンもカッコ良くて、ちょっと痺れました。カーチェイスのシーンは、流石という感じで、あれは映画館で見て大満足です。ただ、それだけな感じです。ストーリーは先が読める展開で、特にハラハラドキドキするところはなく、エンディングもお約束通り。プラスな点は、最初見たときは顔中ソバカス&シミだらけで、不細工に見えたヒロインが、ストーリーが進むに従って、とても魅力的に見えたことです。すっごいキュートでした。娯楽映画としては、及第点。 【れじろう】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-08-15 14:54:39) (良:1票) |