映画『マルタのやさしい刺繍』のいいねされた口コミ・レビュー

マルタのやさしい刺繍

[マルタノヤサシイシシュウ]
Late Bloomers
(Die Herbstzeitlosen)
2006年スイス上映時間:89分
平均点:6.37 / 10(Review 19人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-10-18)
ドラマコメディ
新規登録(2009-06-05)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2012-04-03)【ESPERANZA】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ベティナ・オベルリ
キャストシュテファニー・グラーザー(女優)マルタ・ヨースト
アンネマリー・デューリンガー(女優)フリーダ・エッゲンシュワイラー
ハイジ・マリア・グレスナー(女優)リージ・ビーグラー
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
《改行表示》
3.ネタバレ 私は「カレンダーガール」とかこの手の話は好きなんですが、どうもこの作品には素直に喜べないものがある。 マルタという女性のキャラクターは、強くて気品があって、いいと思う。 どうにも理解に苦しむのはフリッツとヴァルターという暴君な男性2名。 とくにフリッツなんか、あまりにも「悪者」にしすぎじゃないでしょうか。これでは、子供向け童話に出てくる悪者そのまんまじゃないですか。 でも見ているのはアダルトなんです。バカにしているのか? 実際の人間は「いいもん」と「わるもん」に分けられるほど単純じゃない。アダルトのみなさんはそのことを知っています。そしてこのお話だったら、「わるもん」を出してくるのはおかしいと思うのだ。 フリッツの人間らしさを「わるもん」としてではなく描写した部分がちょっとでもあったでしょうか?ヴァルターは最後の最後でそれを与えられていますが、フリッツには最後までありません。 さらに、店を破壊して「器物損壊罪」という警察沙汰になる危険をおかしてまで、他人のフリッツがマルタを攻撃するほどの理由が、それも説得力のある理由が、どこにあるでしょうか。 「良俗に反する」という理由だけで、そんなに他人のすることを邪魔するヒマと体力があるでしょうか。 そのへんがこの作品を飲み込めない、なにか「異常さ」を感じてしまう原因です。 全体を流れるテーマとして、「男性は女性が居ないと生きられず、夫でも息子でも何かと女性の足を引っ張るが、女性は男性を排除するのではなく折り合って共存していく。」ということが感じられます。 マルタたちのグループは、どんなにひどいことをされても「男性排除」は考えていないのです。しょせん女性は男性が好きなんですから、そんな非現実的なことはできないししないのです。 そういう意味でとても大人です。でも、男性たちの「異常さ」を感じてしまうのも事実。もっと、大人の童話風にトゲを抜いて作ってくれてもよかったのにね。80歳を超えていれば、それでもアリだと思うし。
パブロン中毒さん [地上波(字幕)] 5点(2010-06-28 18:44:27)(良:3票)
2.ネタバレ わっ!この作品が登録されているなんて知らなかった!でも、嬉しいですね。スイスも日本と並んで世界有数の長寿の国。人生を謳歌するのは若者だけの特権じゃない。むしろ、数多くの人生の仕事を成し遂げてさあ、これからやりたいことをやるぞ!と言うくらい元気でいていただきたいですし、そんな社会であって欲しいですね。でも刺繍の腕前を活かして小さな刺繍のお店を始める程度なら良かったのですが、よりによって山あいの小さな小さな村でランジェリーショップを開いたもんだからさあ、大変!村の陰険な指導者や息子に嫌がらせや営業妨害を受けるのですが、このおばあちゃん達がなかなかしたたかなんです。息子の嫌がらせを逆手にとってやり返すわ、店売がだめならパソコンを習ってネット通販を始めるわといった具合でとにかくこのめげない元気さが微笑ましかったです。このおばあちゃん達の挑戦は果たしてどうなるのか?それは正直想像通りの分かりやすい展開に行き着くのですが、こういう映画はそうあって欲しいですし、新たな事にチャレンジするのに、夢を叶えるのに年齢なんて関係ない、というこの作品のメッセージが素直に受け入れられる映画でした。死んでほしくない人が死んでしまう展開は好きではないのですが、鑑賞後は不思議と爽やかな気持ちになれました。でも、やっぱり丘の上でのピクニックのラストシーンは仲良し4人組で迎えてほしかったなあ・・・。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-27 23:02:07)(良:1票)
1.ネタバレ スイス単独製作の映画って自分は初めて観ました。アルプス山麓裾野の小さな村が舞台。愛する夫を亡くし失意のマルタおばあちゃんが、昔取った杵柄で村に「ランジェリーショップ」をオープンさせるオハナシ。ところが村の有力者や、牧師の一人息子はみっともないと猛反対。様々な妨害工作を被り、せっかく生き甲斐を見付けたおばあちゃん大ピーンチ!!・・・失礼ながら、あまり見慣れないスイスという国の映画なので、正直技術も展開も素朴且つたどたどしい映画かとタカを括っていたんですが、これが嬉しい誤算。よくよく考えたらスイスって精密機械の生産が盛んな国、人情の機微も細かく掬い取られていて感心した次第。何年か前のイギリス映画「カレンダーガールズ」という、おばちゃん大活躍映画を思い出しました。我が日本に限らず、いずこの国も高齢化社会問題は、重く重くのしかかってるんだなあ・・・。おばあちゃんの友人四人組が、狭量な村人たちと対立するという展開なんですが、そのうちの一人、アメリカかぶれのケバイおばちゃんが、日本の女優「余貴美子」さんに雰囲気そっくり!!彼女が一番面白いキャラだったのに、何故か後半で死なせちゃうんですよね・・・。別段あそこで死なせなくてもいいような展開なのに。ラストは、仲良し四人組笑顔の大円団で締めてもらいたかったのになあ・・・ここだけが残念。一番若かった彼女を死なせる事で、皮肉な味を狙いたかったのかな・・・?あの余貴美子おばちゃんの死がどうも腑に落ちなかったので一点マイナス。早くもDVD化されたようなので、枯れたおばあちゃん映画(「おばあちゃんの家」とか「おばあちゃんの思い出」)好きの方には一見をお勧めっす!
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 10:15:54)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.37点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5421.05%
6631.58%
7736.84%
8210.53%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS